ちょっと良いこと。 | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ

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神奈川県藤沢市の不妊治療・産婦人科「メディカルパーク湘南」の院長、田中雄大のブログです。
体外受精や内視鏡手術のことから雑感まで、日々の記録を綴っております。

ちょっと良い事がありまして。

いや、とても良いこと。

 

夜、テラモに行ったんです。

テラモっていうのは、藤沢市中のヤングが集う一番ナウいショッピングモールなんですよ。

4階が飲食店が集まるフロアになっていて、超グルメなおしゃれなお店が並んでいるんですよ。

 

そこで、どのお店に入ろうかと、物色していたら、パスタのお店から、親子3人が出て来たんですよね。

お子さんは、7-8歳くらいの女の子。

元気が良すぎて、会計終わるか終わらないかのうちに、外に走り出して。

それを、お母さんが追い掛けてたんですけど。

そのお母さんの顔を見て、ハッとして。

 

その方、昔、体外受精で通院していた方だったんですよね。

10年位前の事かも知れない。

名前は憶えていないけど、顔は絶対に覚えている。

今と違って、マスクもキャップもしていないから、こっちも顔を認識出来るんですよね。

 

治療の経過も覚えている。

 

他の病院で、子宮内膜ポリープがあるのに、それが気付かれずに、何度も移植して妊娠しないで、それでうちに来て、そこから全部やり直して、手術でポリープも切除して、子宮の中を奇麗にして、それでも何回かやっても妊娠しなくて、凍結胚が少なくなって、こっちも崖っぷちになって、それで最後に神様が微笑んでくれたんですよね。それで、何とか私もギリギリ信頼に応えられて安堵したっていう。

 

向こうは、お子さんに気を取られて、私には気付かず。

それも嬉しい。

勿論、私からは声掛けませんでした。

暫く、その3人の背中を追っていました。

親子3人、私が背後から凝視していることに気付きもせず。

それも嬉しい。

 

お元気そうで。

お幸せそうで。

 

結局、さぼてんのトンカツ。

キャベツとごはんとみそ汁がお替わり自由。

ナウすぎる。

フィーバー。

それも嬉しい。