アキレス腱の痛みが全然ひかないので、治療院に行ってきた。
結局レース後、まだ5キロしか走って(走れて)ません。
あ~どうしたもんかね。
ではレポの続きです。
F2麓エイドを出発してすぐ、河原に出た。
ここは去年からコース変更になったところで地面には大小の石ころが、ゴロゴロと一面に転がっていて、全て浮き石でとてもじゃないが走れない。
その後は川沿いに沿って走り、いつものコースへと合流。
次のエイド、F3身延町本栖湖(61.3km)までは10.3キロ、ピークは端足峠のひとつだけ。
パッと見、簡単にこなせそうだが、思ったほど楽ではない。
この辺りはいつも真っ暗で景色を見た事がない、明るかったらどんな景色なんだろう。
端足峠の取り付きまでは、微妙に登り基調で細かいアップダウンもあるが、頑張って走らないといけない。
今年は路面状況が良く、走りにくさはないけど、峠の入り口である貯水地までは結構な距離があって、それなりに脚力を使う。
そこから峠のピークまでは、およそ300UP、九十九折の急登が続く。
一定のペースで黙々と登る、途中コース脇でえずいている方がいたので、大丈夫かと声を掛けると、黒ゼッケンの女性ランナーでした。
50キロを過ぎてそろそろ体調にも異変が出てくる選手も目につくようになった。
大丈夫との事なので先へ進みます。
端足峠のピークを越えると、そこから本栖湖湖畔までは一気に下り。
去年はロード寄り(天子カットのため)のシューズで下りにかなり手こずって、端足峠の下りではバランスを崩した際に全身が攣るという事態に見舞われた。
今年はスピードはないが安心して足を出していける。
無事に下り切り、本栖湖湖畔のロードに出て数百メートル走るとエイドの誘導が見えた。
ここでは、はじめましてのばななん。さんにお会い出来ました❗
誘導のボラ、寒い中笑顔で任務遂行中。
ありがとうございました。
F3身延町本栖湖(61.3km)到着。
こちらは、みのぶまんじゅうと水のみの小さなエイド。
まんじゅうをひとつ頬張り、水を補給してすぐにスタート。
計測マットはエイドアウトのみ。
F2身延町本栖湖
OUT 9:34:41
次のエイドは、F4精進湖(73.1km)
区間距離は11.8キロ
エイドを出るとすぐにトレイルの登りが始まる。
登りはじめたが、ちょっとキツい、いつもなら中ノ倉山まではいいペースでワシワシ登れるのだが、なんだろう出力が上がらない。
イレギュラーなタイミングだが、ジェルを投入して様子をみる。
中ノ倉山からは、所々急登もあるアップダウンを繰り返しながら稜線を進み中ノ倉峠、パノラマ台、烏帽子岳を経て樹海へ降りる。
ここもコースとしては難易度は高い訳ではないが、深夜帯となり、初日の疲れや眠気のピークがやってくる。
僕の身体にも変化が・・・
あ、これ気持ちわるいかも。
さっきから薄々気づいていたけど、無視してたがやっぱり気持ち悪い。
粉飴ジェルを食べた時、嫌な感じがした。
普段レースではジェルばかりだから、ジェルの好き嫌いはあまりない方なんだけど。
ひょっとしたらもっと前から兆候があったのかも知れない、そういえばメダリスト(クエン酸飲料)をガブガブ飲み過ぎたのかも、口の中の感覚がちょっとおかしくなっていた。
とにかくレースはまだ半分も来ていない、エネルギーを補給出来なくなったらマズイ、何とかしないと。
ザックのポケットから胃腸薬を出して服用した。
ムカムカの波が来た時は、大きく深呼吸して冷たい空気をたくさん取り込んだりして、何とかムカムカを追い出そうとした。
そんな時、またリコーダーの音色が。
まさか
音色の先には・・・
🐼パンちゃんだ~🐼
これ幻覚じゃないよね、さっき天子山地にいたのにww
少し気分が落ちてたけど、ちょっと元気になったよ~
ありがとう
パノラマ台、烏帽子岳を通過して一気に下る。
下り切って平地になった途端、何かに躓いて転倒。
特にダメージはないが、あ~あ腕が土だらけだよ。
こりゃ、精神的ダメージの方が大きいなww
しばらく森の中を進み、道路のガードをくぐり抜けると、青木ケ原樹海へと入っていく。
気のせいか、森の雰囲気は一変する。
ちょうど目の前に良いペースで走る女性ランナーがいたので、便乗した。
しばらくしてロードに出ると、エイドはもうすぐそこ。
F4精進湖(73.1km)
IN 12:03:03
ムカムカしててもお腹はすくのだ。
雑炊、バナナ、おにぎり、リアルフードは、大丈夫。
ジェルがダメなのでとりあえず食べれるだけ詰め込む。
いつの間にか、モンマさんが隣に座ってたw
もっと先に行ってるかと思ったけど、どうやら麓エイドで僕が先に出たらしい。
UTMFでレース中身近な人に会えるなんていままでなかったので、なんだか嬉しい。
調子を崩すと、どうしてもエイド滞在時間が長くなるなぁ。
ブルーシートに横になり、30秒ほど目を閉じて、腕を上に伸ばしてストレッチ。
ちょっとスッキリ。
土で汚れた腕を洗い、トイレに寄って出発。
15分くらい滞在したが、チップの計測では6秒しか滞在してなかった。
ま、いいか。
ロードを走り樹海へ、その後再びロードへ出る。
次のエイドは、F5富士急ハイランド(96.4km)
トレイル区間を、前後長いロードで繋いだ23.3キロ。
このロードをしっかり走るのが重要。
ロードに出てから、トレイルの入り口である鳴沢氷穴までは5キロ以上。
国道139号を進むが、微妙に登り基調でとてもいやらしい。
緩いカーブも続き、終わりかなって思ったら、またその先が見えてきて、思わず歩きたくなる場所である。
でも歩かない。
速くはないけど、ひた走る。
遅くても、走ると歩くではかなり違う、このロード区間だけでも結構な人数をパスした。
気温は12℃、寒さは全くない。
通り過ぎる車の中から時折応援をいただき励みになる、ありがとう。
見ず知らずの人にこんなに応援される事など滅多にない。
サポートの方だろうか、それとも仲間の応援に駆けつける人達か?どちらにしても応援する側も大変だ、長期戦である。
何とか足を止めず、鳴沢氷穴までやってきた、ここからトレイルイン。
ピークの足和田山(五湖台)1354mまでは約400mアップ、傾斜はきつくないが僕レベルでは走り通すのは難しいが、走れる所は積極的に走らないといけない。
国道のガードをくぐると登りがはじまる、さあ行くぞ!と思った時、目の前に座り込んだランナーがいた。
休んでいるのかな?と思って目をやると、思わずギョッとした。
額から流血し、良く見ると腕も血だらけ。
これ、ヤバいでしょ。
レポ④に続く。