思えば遠くへ来たもんだァ。いくぜ! UTMB

思えば遠くへ来たもんだァ。いくぜ! UTMB

トレランとランニングの特に代わり映えしないお話。本当は市民ランナーのグランドスラムをいつかは達成したいと考えているが、遠く及ばない今の現実。しかし一つでもクリア出来たら最高!


日曜日のこと 


 いわき市の七つの峰と七つの浜の両方をぐるりとまわるいわき七峰、七浜を敢行


過去数回行っている練習です、総距離は120キロちょいでロード90キロ、トレイル30キロで累積は3000mD+ほどですが、長時間行動するには良いコースです


いつもはひとりですが、前半のロードパートをチームメイトのサッチョが付き合ってくれて、いつもより楽しく走れました


サッチョありがとう


ただし、僕の 調子はいまいちで特にトレイルに入ってからは大失速、全然走れない自分に嫌気がさして、今日はもう止めようと思ったけど負けぐせをつくりたくなかったので所々長い休みをとりながら諦めないで進んでいた 


その途中


 お昼過ぎ水石トンネルから 閼伽井嶽へ向かう、沢沿いの登山道を進んでいると前方に青っぽい少し大きな物が目に入った


はじめは「また不法投棄か、こんな所に捨てやがって」とクーラーボックスか何かかな?と思って近づいてみると


な、なんと人でした・・・


ひょっとしたら疲れて休んでいるのかもと思って少し離れたところから声をかけてみると


ここだよーみたいな感じで手が動きました、その動きからこれはただ事ではないと覚り、いそいで側にいくと高齢の男性が顔面蒼白で倒れています


とにかく冷静になろうと思い、もう大丈夫ですよと男性に話しかけながら状況をよく観察しました


意識はある

呼吸は安定している

か細い声だが会話も大丈夫


ただ頭部から出血していて身体も痛くて全く動けない状態


すぐに119番に連絡(電波つながって良かった)


場所や男性の名前を伝えて状況を説明、とりあえず応急処置をして下さいと言われたので頭部の出血の確認をするとキャップをかぶっていましたが、頭全体にたくさんの擦過傷があり、後頭部に少し大きな裂傷があってそこからの出血が一番ひどい感じでした


まずは止血をということで、持っていたファーストエイドキットからアルコールコットンで周りを拭いて減菌ガーゼとティッシュをあててカットしたテーピングで固定した


サバイバルブランケットも出して男性をくるんだ


沢の中に水没していたメガネも見つけた


すぐに電話に出られるようにしてくださいと言われて一旦電話を切る


周りをよく見るとすぐ脇の斜面にズリ落ちた跡がある、高さは3メートルくらい上からか?登山道からは少しそれている、場所はちょっと不明瞭なところもあるので道を誤ったのだろう


その間もずっと話しかける


水を飲む?

いつからここにいるの?

どこが一番痛い?

息は苦しくない?

もうすぐ助けが来るからね


再び電話が鳴った


場所が登山道なので上部は開けているかとか、どこから入ったら最適か聞かれる


上部はヘリコプターで対応出きるかということだと思うけど周辺は木々がかなり生い茂っていてちょっと難しいかも知れないと伝えた


登山道への入り口は上か下か2つしかない、そんなに長い距離ではないけど現場はちょうど真ん中あたり


下からだど割と傾斜は緩やかだ、上からだどかなり急峻なルートになる


ただ、下からのルートは車両が入りづらく場所もわかりにくい、上からなら登山道の入り口はわかりやすいし車道に面しているが、山の上部まで車でもそれなりの距離を走らなければいけない


少し悩んだが、上部からの方が良いですと伝えた


さらに出来れば登山道の入り口まで出て現場まで誘導してほしいと言われた


普段あまり人の往来は多くない登山道です


身動き出来ない男性を置いてその場所を離れるのはちょっと躊躇したけど、今できる限りの事はしたしスムーズに救助の誘導が出きるのならと思い、男性にすぐに戻って来るからと頑張って待ってて下さいと伝えた


長くはない距離なので荷物を全て置いて山頂方面の登山道の入り口に向かった


多分アドレナリンが恐ろしいほど出ていたのか、さっきまでヘロヘロで登っていたのに無我夢中、凄まじい勢いで斜面を登っていった


間もなく登山道の入り口へ到着、消防の到着を待った


待っている時間が凄く長く感じる


一向に来る気配がないので、こちらから改めてまた電話した


5分から10分で到着すると言われて、男性の様子が気掛かりになるも待つしかなかった


サイレンが聞こえてきて、消防車と救急車が到着


バタバタとした空気になります


改めて状況の聴取です、すぐに出発するのかな?と思っていたけど中々出発しない


どうやらレスキュー隊員の到着を待っているようでした


少し時間が経って見た目がいかにもという車両が到着しました、レスキュー隊です


そこから装備の準備、注意喚起とミーティングが行われて現場への出発となりました


僕は道案内として先頭ですが、はやる気持ちをおさえて、落ち着け落ち着けと心でつぶやきながら斜面を降りてゆきました


間もなく現場に到着


あとは遠くに離れて邪魔にならないように様子を見ていました



その間も色々な考えが頭をよぎります、どんなに慣れた身近な里山でも一瞬の不注意や不慮の出来事で遭難するリスクはあるということと装備の大切さを改めて痛感しました


定期的に受講していた救急救命講習も冷静になれた要因のひとつかもしれません、こういうのは継続しないと忘れてしまったりするのでこれからも続けていきたい


消防の方から、もう大丈夫ですと言われたので、その場を離れました



翌日、事故の報道をみましたが男性は命に別状はないということで安心しました





現場を離れるとき、消防の方からもし良かったら麓まで送りますと言われたけど、練習はそのまま続行することにした


ここのところ奥武蔵の山々に3連敗してるし、不甲斐ないので最後までやりとげることにした


自分のコンディションや暑さ、事故に遭遇したりと、普段より遥かに時間がかかってしまったけど最後まで完走できて良かった


いわき七峰七浜




スタート

AM2:00

小名浜アクアマリンふくしま


一浜
勿来海岸
photo@サッチョ

勿来駅前でひっくり返っていたカブトムシ、アンドゥあげたらむさぼっていた

くぬぎの樹とかはないからアンドゥを小枝に塗ってリリース

一峰
湯ノ岳
調子わるい、30分くらい仮眠

二峰
天狗山
調子上がらず、全歩き

三峰
三大明神山
また仮眠

四峰
二ツ石山
気温が上がり、再び仮眠

水石トンネル近く自販機近くでまたまた仮眠

いつものお馬さん

呼ぶと近くに来てくれる、かわいい

事故のあと、練習再開


五峰

閼伽井嶽


少し調子良くなり身体が動くようになる

六峰
水石山
もう夕方

七峰
剣ヶ峯
七峰コンプリート


里に降りて約40キロぶりのコンビニでカップラーメン

二浜
久ノ浜
もう真っ暗、近くのセブンでまたカップラーメン

途中の波立海岸
月夜できれい

三浜
四倉海岸
遠くにヤシの木?

四浜
薄磯海岸
塩屋崎灯台の光

五浜
豊間海岸
海を見つめるひと

六浜
永崎海岸
ゴールはもうすぐ

七浜
小名浜
やっと戻ってきました

お疲れ様でしたー