思えば遠くへ来たもんだァ。いくぜ! UTMB -2ページ目

思えば遠くへ来たもんだァ。いくぜ! UTMB

トレランとランニングの特に代わり映えしないお話。本当は市民ランナーのグランドスラムをいつかは達成したいと考えているが、遠く及ばない今の現実。しかし一つでもクリア出来たら最高!

今週末は野辺山、彩の国などビッグレースが開催されてますね、暑さに負けず頑張って下さい❗


僕は再び体調不良となり、しっかりとしたトレーニングを再開することが出来ていません(涙)


去年の夏の悪夢再びか・・・




MFが終わって時間が経ち、色々考えてみて、見えてきた反省や改善点があります


未来の自分へも含め、これから100mile(Mt.Full 100)に挑戦する方にもアドバイスになりそうな事をまとめてみます


先ずは完走率から

公式発表より


Mt.Fuji 100     67.19%

KAI 70K    93.24%


この数字を見た時の率直な感想は、当初に想像したよりも低かったなぁという印象


2024年のコースが発表された時にはロードが増えて、山岳パートが少なくなり、少し難易度は下がったと思いました


というのも、コーススペックを2023年UTMFと比較すると


2023 距離165.3km D+7,574

2024 距離166.6km D+7,036


となっていて総距離は少し伸びたが今年の方が累積獲得標高は500m以上低くなっていたからだ


これをふまえて、僕は一段と高速レースになると予想した


けれども実際の結果をみると、去年の完走率、70.67%に比べて今年は67.19%と3%以上落ちていた


ちなみにKAIは去年93.80%、今年は93.24%であまり変わらない


さらにフィニッシュタイムを見ても上位で走ったランナーの苦戦が伺える


去年、30時間でフィニッシュしたランナーの順位は180位


今年の30時間フィニッシュは113位(共に総合)であり、30時間以内でのフィニッシュのハードルも高くなっていた


その理由として考えられるのは


個人的な意見ですが、1番の要因はやっぱり深夜0時スタートという影響は、かなりあったと思います


普通の生活リズムの方なら、本来身体を休める時間帯にスターということ、そして寒い中長時間の待機もあり、コンディションを維持する難しさがありました


レーススタート後は涼しく、序盤はとても走りやすいので知らず知らずにオーバーペースになりやすかった事


更に、これはスタート時間に関係していますが、去年までは30時間くらいでフィニッシュするランナーでしたら、2日目のギリギリ明るいうちに戻って来られました


しかし、今年は30時間でフィニッシュするランナーでも丸々二晩越えないといけません


後方のランナーに至っては3日目の夜を経験します


これは初めてマイルを走るランナーにとってはメンタル的にかなり辛くなります


次は渋滞問題

前半から渋滞のため関門が、延長、延長の繰り返しでも後半の杓子山の上りでも冷え込む中、かなり渋滞があったようです


関門延長はショートメールでの通知がありますが、ギリギリランナーにとっては、いっぱいいっぱいの中では再三送られてくるメールを確認をこまめにする事は中々むずかしいかもしれません


一度諦めてしまったあとに関門延長を知ったとしても、立て直すのは容易ではありません


それらの要因が重なり、今回は苦戦したランナーが多かったのではないかと推測します


今回は、ほぼ安定した天候でした


もし、荒天や厳しい暑さだったら更に完走率は低かったとおもわれます


そんな中でも、世界的なトップランナーは、やはり桁違いの強さでした


総合3位になったコートニーは史上最強の女性トレイルランナーと言えるでしょう



僕は6回目の出場ですが、改めてこのコースを走ってみるとスペック以上の難しさがあると感じました


二晩越えるというのもありますが、登り下りに時間がかかる所がいくつかあります


天子山地、竜ヶ岳、山中湖から杓子越え、霜山、これらのアップダウンは長時間登り下りが続きます


そうなると身体への負担も大きくなり、ダメージの蓄積により思ったよりも体力が削られていきます


そしてトレイルをつなぐ長いロード


ここをしっかりとしたペースですすめることが大切です


はじめてマイルに挑戦する方はその辺りを念頭においてトレーニングすると良いと思います




自分の反省点としては


①レース直前、足首のケガ

はじめは大した事はないと思っていましたが、思いの外重症で本番までに完治することはなく、下れない状況での参加となりました、結果調整不足につながり序盤の不調の原因にもなった可能性があります、自分の不注意からの負傷だったので防ぐことは出来たと思います、反省。


②基本的な走力不足

毎年、フルマラソンシーズンには必ず1本はタイム狙いのフルマラソンを入れていた、そうすると必然的に心拍も含め、キツめのトレーニングが伴ってくる訳ですが、去年から今年にかけてタイム狙いのロードレースはありませんでした。そのため知らないうちに基本的な走力(ある程度速いペースで走る力)が低下していたのかもしれません、自分では余裕があると思っていた序盤の林道も実際はそうでもなかったのでしょう、雰囲気に走らされていました、反省。


③全身攣りまくり&吐き気めまい

②と原因は重複しますが、その他には、毎回ウォーターローディングをしますが、今回はしませんでした、何故かって?

効果があるかわからなかったからです、今回のトラブルがウォーターローディングをしなかったから発生したかどうかはわかりませんが、次回からはまたしっかりやります、反省(笑)


あとコムレケアは粉々になってしまったので、小分けにして袋の中で暴れないような工夫が必要だ(もしくはゼリータイプにする)


吐き気とめまいは何年が前のKOUMI100で1度ありました、同じように長い林道を走った後に標高を上げた所で吐き気とめまい、高度障害のような症状。

共に標高は2000m未満ですが、体調やオーバーペースなどいくつかの要因があったのかもしれないが、標高が下がると症状も改善した、毎日の生活はほとんど海抜0m地帯ですので、たまにある程度高い山に登ったり、それなりのトレーニングをした方が良いかもしれません、昔はあまり気になりませんでしたが、体力の低下も含め、環境の変化にも対応が出来にくくなっているのかも、これも加齢の一部か・・・反省。


④睡魔

今回はふた晩目に強烈な睡魔に襲われました。あがなう事が出来ず、危険を感じコース上で横になりました。

普段の生活で、僕は深夜まで仕事をしているのでレースではひと晩目に眠くなる事はありません、ただレース序盤で体力を消耗し過ぎたのと、カフェイン抜きをしていたにもかかわらず、うっかり1つ目のエイドである富士宮でコーラを飲んでしまい、ここぞという時にカフェイン投入する作戦がパーになってしまった。あと普段不規則な生活での睡眠負債というのもあったかもしれない、反省。



レースの組み立てはどうだったか?


スタートして走りやすい中、結果としてオーバーペースだったかもしれないが、順位だけみれば、F1富士宮では203位


第一ウェーブ400人くらいだとしてもそんなに突っ込んだ訳ではなかったが、自分の走力を見誤っていた


天子山地では散々な目にあってF2麓の時点で492位、ざっと300人くらいにに抜かれた


それでも良かった点は絶対に諦めなかったこと、何とかして建て直しをはかり、復活を期待して進んだ


F3精進湖では577位まで順位を落とすも、それ以降は緩やかに復活


F6山中湖きらら~F7二十曲峠では強烈な睡魔に襲われ、停滞することになったが、最後は持ち直してゴール


総合357位でした




今回のMFは色々と苦労したが、その経験はきっと今後のレースに役立つ・・・かな


そう信じたい



早く体調を戻して、次のレースに向けて準備しないといけない


DEEP JAPAN ULTRA100


このレースは一筋縄ではいかない


タイムうんぬんではなく、完全に完走狙いでいきます❗



Mt.FUJI 100 2024☆レポ

おしまい。


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