ヴェネツィアと言ったら、やはりゴンドラ。ゴンドラの船頭(ゴンドリエーレ)が漕ぐゴンドラは
荘厳な教会やアパートに挟まれた運河を、ゆっくりと力強く優雅に進んでいきます。
ゴンドラが泳いでいくかのように、ゆるやかな波を水面に立たせ、キラキラとしたそのしぶきを
運河と近い位置で感じることが出来るゴンドラは、やはりモーターボートとは異なるもの。
多くの映画で幾度も描かれるのは、絵になる風景だからこそでしょう。
ゴンドリエーレはゴンドリエーレの家系が代々受け継いでいく仕事で
一般人がなるのには、なかなか難しいらしく、資格試験もあり
ヴェネツィアでは高給取りの職種。彼らが食事をする店は、美味しいと言われているそうです。
リッチなので、お金に糸目をつけないから。
現在は、赤か青のボーダーシャツが彼らの制服と決まっています。
資格を持ち誇りをも持ったゴンドリエーレ、俳優さんのような風貌の方も多く
流石イタリア系。「ゴッドファーザー」に出て来そうな方もたくさんいました。
ゴンドラのお値段は交渉次第。人数、時間帯、コースによっても料金が変わり
観光客にはなかなか敷居が高いので、ローマを旅した際
トラムジャズの紹介等でとても参考になった、アーモイタリアのツアーに申し込み
現地在住の日本人ガイドさんにお世話になりました。
事前のメールで「どこか行きたいゴンドラコースはありますか」と聞かれ
「こんな感じで、写真が撮りたいです」と送った写真がコチラ
映画「鳩の翼」のライナス・ローチやヘレナ・ボナム=カーター
美形だから絵になるのは重々承知しておりますが、せっかくヴェネツィアに来たのだから
運河に飛び込んだ気分で、真似したいし・・・が、しかし
ガイドさん曰く「背景はどうやらリアルト橋とアカデミア橋の合成ではないでしょうか」
「現在、アカデミア橋は修復中で、橋の姿は全く見えません」との事
なので、ゴンドラコースは、リアルト橋から大運河・小運河を巡るコースに
結果・・・・・・
M&N ベニスの休日
ゴンドリエーレは、あのちょいワルなジローラモさんみたいなイケオジでした。
大運河(カナルグランデ)から小運河へとゴンドラは進みます。
大運河がゴージャスな美人ならば、小運河はおしとやかな淑女のようです。
水面に映るアパートメント、この日の名シーンでしょうか
30分程の短編映画のようなゴンドラ乗船、主役になれてほんと、しあわせ
ゴンドラの後は、映画「旅情」のロケ地を通り、ディナーに向かいます。
つづく・・・
参照: アーモイタリア旅行ガイド https://amoitalia.com/venezia/
関連記事:ヴェネツィア自体が世界遺産!きっと鳥さんも?ヴェネツィア旅④