山田と田口という主力２選手が離脱したせいか
昨日の試合後の高津監督のコメントは、まるで負けたかのようなネガティブな言葉が並ぶ
まあ、もともと厳しいコメントの多い高津監督ではあるが
こういう時こそ前向きに進んでもらいたい
今日になって１つ明るい話題
育成契約だった岩田幸宏が支配下登録され即一軍昇格した
昨季の春季キャンプで一軍の浦添キャンプに途中参加した時から期待は高かったが
怪我などもあってようやく支配下を勝ち取った
俊足で代走や守備固めの要因としては並木や丸山和郁と同タイプだが
今季二軍で打撃好調、まだ始まったばかりだが打率４割でホームランも放っている
岩田への期待とともに、これで尻に火がついて丸山和郁が奮起することも期待したい
１（中）塩見、２（右）西川、３（一）オスナ、４（三）村上、５（左）サンタナ
６（二）武岡、７（捕）中村、８（遊）長岡、９（投）ヤフーレ
開幕カードは２勝１分、巨人とＤｅＮＡが今日敗れたのでひとまず単独首位
３年連続の開幕３連勝はならなかったが、３年連続で開幕カード負けなしのスタート
ただ昨季は好スタートも４月後半に一気に失速
ピンチをしのぎ、接戦を制したこの３連戦のしぶとさをシーズン通して発揮して欲しい
今日の試合、影のヒーローは伊藤コーチ
６回の守備で、先頭打者の一塁ゴロ、内野安打の判定に高津監督がリクエストするも失敗
無死１，２塁となって再び一塁ゴロが飛び、再びセーフの判定
ベースカバーに入ったヤフーレがリクエストをアピール高津監督もベンチを出掛けたが
それを制したのが伊藤コーチ
高津監督は選手の気持ちを優先するので、選手がアピールすれば基本的に全てリクエストするが
今日の試合では、初回に中日が２度リクエストして２度とも失敗、権利を喪失していた
伊藤コーチとしては、中日と同じ轍を踏まないように、まだ勝負どころではないと
高津監督のリクエストを冷静に阻止
無死満塁とピンチは広がったが、ヤフーレはここを１失点でしのいでリードを守った
そしてその伊藤コーチのストップが生きたのが７回裏の攻撃
２死３塁から西川が三遊間に打った打球、一塁の判定はアウトだったが
スロー映像を見ると完全なセーフ、権利を１回残していたおかげで貴重な追加点が入った
勝ち越し点というわけではなかったが、田口が離脱してクローザーのいない現在の状況で
２点差と３点差では代役、今日で言えば星にかかるプレッシャーは大きく違ってくる
伊藤コーチが奪ったこの１点は勝利への大きな貢献となった
クローザーに関しては、高津監督は１人に定めず日替わりでいくとコメント
今日の起用も見ると、８回の清水というのは固定するということでもある
あとは、今日の星だったり、石山や大西、今日は連投でベンチ外だったが木澤といったあたりが
状況に応じて９回のマウンドに立つことになるだろう
田口が戻って来るまで、総力戦でしのいでいってもらいたい
新外国人のヤフーレは６回２失点で来日初登板を勝利で飾った
６安打を打たれたがそのうち３本は内野安打で、ホームラン以外はいい当たりも少なかった
ストレートと球速が５キロほどしか変わらないカットボールやツーシームで
内野ゴロを打たせるピッチングで併殺も２つ
オープン戦では制球に不安があったが今日の試合では四死球はゼロ
サイスニードの来日当初もそうだったが、外国人投手はしっかり本番に合わせ調子を上げてくる
あとはファーストゴロの一塁ベースカバーをもうちょっと頑張ってもらえれば言うことはない
攻撃の方は、３試合連続の二けた安打はならなかったが
ヒットが出た３つのイニングには全て得点につなげて５得点
３試合目にしてようやく飛び出したチーム第１号は塩見のバックスクリーン越えの豪快弾
一発はまだ出ていないクリーンアップだが、３人揃って打率は３割超え
２番の西川、７番の中村悠平も３割を超えていて、チーム打率は２割９分
オープン戦では打線が低調で苦しんだが、公式戦で本来の攻撃力が復活してくれた
これで村上にホームランが出れば一気に勢いに乗っていきそうだ