『婚活1000本ノック』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

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フジテレビ水曜22時のドラマ『婚活1000本ノック』

 

 

一般的に言うと、お笑い芸人、特にコントを中心に活動している芸人は

 

演技も上手いということが多い

 

だからこそ、アンジャッシュの児嶋一哉だったり東京O3の3人だったり

 

若手でもハナコの岡部大がドラマに起用されたりするんだと思うが

 

全員がそうかというと別の話

 

また、演技がある程度上手い芸人でも、それが1時間×10話の連続ドラマで

 

主演としてずっと出ずっぱりで台詞の量も多い役で通用するかどうかも別の話

 

 

今作では、3時のヒロインの福田麻貴を主演に起用したわけだが

 

第2話の途中ぐらいで既に食傷気味になってきてしまった

 

原因はおそらくそののっぺりとした喋り方

 

ツッコミとしても、どちらかというとキレのある口調ではないし常に不満そうな表情をするが

 

それをそのままドラマに持ち込んでしまったような印象

 

婚活が上手くいかずにグダグダと文句を言っている役が上手くはまるかと最初は思ったが

 

それだけを10話通されるとさすがに飽きる

 

 

メリハリのないストーリーとなってしまって、個人的な見どころは2点だけ

 

1つは白河れいの存在

 

普段の本人とは全く違う声、口調に奇妙な仕草

 

福田麻貴がのっぺりと平坦な印象だっただけに、その特異なキャラが際立った

 

むしろ白河れいを主役にした方が面白い作品になったのではとさえ思ってしまった

 

 

ストーリーの中でのクライマックスは、関水渚の婚活をメインにした回

 

関水渚の父親の宇梶剛士さんも、全力で関水渚を結婚させるという約束のために成仏できず

 

関水渚も父親の成仏のために焦って婚活、紹介してもらった野村周平で手を打とうとするが

 

いざプロポーズをいう段階になって、関水渚の元ヤン姿に一度は逃げた風間俊介が登場して

 

関水渚に熱烈プロポーズ

 

結婚式では関水渚だけに見えている宇梶剛士さんも一緒のバージンロードを歩き

 

式の途中で無事成仏

 

なんならこちらをメインのストーリーにして、福田麻貴の婚活はサイドストーリーでもよかった

 

 

福田麻貴が見合い相手らを、その見た目などで「日サロ」だとか「武井(壮)」だとか

 

バカにしたようなニックネームをつけるのが恒例のようになっていたが

 

これが逆に男の主人公が女性にニックネームを付けていたら大炎上するんだろう

 

今作が悪いと言っているのではなく、女が男にしても何も問題にしないくせに

 

男が女に同じことをすると声高に問題視する一部の人たちに

 

そういう言動こそが性差別なんだと、声を大にして言っておきたくなった