『蜜と毒』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

テレビ東京水曜24時のドラマ『蜜と毒』

 

 

W不倫のドラマというと、夫婦が別れるかどうかというところが中心になるものだが

 

白石隼也と入来茉里の夫婦は、最後の最後までお互いを信じ続けて

 

不倫の過ちを悔い改めて、ストーカーと化した不倫相手を倒して

 

妻の元に、夫の元に、戻ろうとする極めて珍しいパターンの不倫ドラマ

 

 

特に入来茉里の方は、不倫といっても柾木玲弥と関係を持ったのは描かれたのは2度程度

 

白石隼也の不倫を知ってしまっての一時の気の迷いだと言ってしまえば済みそうなものだが

 

白石隼也を思うからこそそれさえも知られたくないという貞淑な妻で

 

夫に対抗して不倫に走った罪な女ではなく完全な被害者

 

その純愛ぶりにドロドロした今作もかなり救われた部分もあったように感じる

 

 

中盤以降は完全に夫婦の生活を守ろうとする白石隼也と入来茉里の夫婦と

 

その関係を壊そうとする柾木玲弥と大谷凛香の狂気ペアの対立構図

 

大谷凛香が白石隼也の体じゅうに歯形をつけるなど斬新な攻撃方法も出てきた

 

終盤に、白石隼也と入来茉里が完全に夫婦愛を取り戻し、攻撃の手も弱って来て

 

トーンダウンしてしまったように感じていたが、ラストシーンで取り戻した感じ

 

大谷凛香は部屋の白石隼也のパネルも処分して完全に改心したように見えたのに

 

白石隼也に襲い掛かるとナイフを突き立て、柾木玲弥も家で入来茉里を待ち伏せて

 

押し倒して首を絞め、白石隼也と入来茉里が互いを思って手を伸ばしたところでエンディング

 

はっきりと描いてはいないが、2人が夫婦愛を貫いて絶命したということなのだろう

 

ラストシーンで主人公が死んで終わるというドラマも最近はほとんど見なくなっていて

 

そういう点でも衝撃を与えたエンディングだったように感じる