『マルス-ゼロの革命-』 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

テレビ朝日火曜21時のドラマ『マルス-ゼロの革命-』

 

 

序盤から高校を舞台にしていて、タイトルの印象から

 

役名が『ゼロ』の転校生の道枝駿佑が学校に革命を起こすのだろうと予想していたが

 

道枝駿佑の『ゼロの革命』がどの方向に向かっていくのか、そもそも本当に革命が目的か

 

全くわからない謎の多い展開

 

 

『マルス』というのは、いじめられていた板垣李光人が熱烈に応援していた動画配信者

 

序盤のうちに、それが道枝駿佑なのだろうということは予想がついたし

 

1年前に動画配信を急にやめたことと、道枝駿佑が1つ年下の学年に転校してきたことが

 

つながっているのだろうということも容易に理解できた

 

そしていじめられていた板垣李光人の救出、いじめっ子退治から

 

スクールカウンセラーの野間口徹の違法ドラッグ作成、生徒へのばら撒きを暴露

 

展開として非常にわかりやすいはずだった

 

 

ところが、ひと仕事終えた道枝駿佑が生配信のカメラに向かって訴えたのは

 

学校を飛び出して世間の事件や謎に挑んでいくという宣言、まるで『金田一少年の事件簿』

 

しかも、それはただの正義のヒーローでもなく、「自分を闇に葬った者への宣戦布告」であり

 

つまりは1年前にマルスとしての動画配信を止めなければならなくなった敵との戦い

 

ここにはどうやら江口洋介さんが絡んでくる様子

 

 

さらにそれにとどまらず、板垣李光人も野間口徹の違法ドラッグに関係していたことを暴き

 

単に板垣李光人を助けたわけではないことを伺わせると

 

最後には、動画研究会に呼び集めた6人を眺め、 「この中の誰かがあいつを殺した」

 

道枝駿佑の前の学校の同級生だろうか、ワンシーン2人きりで映った女子が命を奪われたようで

 

その事件にこの高校の誰かが関係していることを知って転校してきたようだ

 

次回からは動画研究会の7人で、世の中の悪に立ち向かうようではあるが

 

道枝駿佑にとっては同時に真犯人探し、全員が容疑者であり、孤独な戦いを続けることになる

 

板垣李光人に、俺と一緒に世界をぶっ壊すんだと声を掛けるが

 

決して信用して味方にするわけではなさそうだ

 

道枝駿佑のベクトルがどこに向かっていくのか、誰が真の味方になるのか

 

ここからどう展開するのか、まだまだ何も見えてこない

 

 

ミステリアスな作品の中で、ちょっと懐かしさを感じるキャスティング

 

すっかり大人の雰囲気を醸し出している板垣李光人だが

 

最初に認識したのは、吉川愛とW主演した『カラフラブル』のフェミニン男子だった

 

そして、吉川愛が同じ動画研究会で、いじめられていた頃の板垣李光人を

 

もともと心配していた女子として出演

 

『カラフラブル』で、キラキラ、イチャイチャしていた2人のショットが懐かしい

 

 

そしてもう1人、クラスの担任教師役で出演しているのが山口紗弥加

 

『シジュウカラ』で山口紗弥加と不倫関係に陥る年下男子を演じたのが板垣李光人

 

キラキラ男子のイメージだった板垣李光人を、大人の男として感じた作品でもあった

 

山口紗弥加の出演シーンは少なく、2人が会話をするシーンもないが

 

個人的に板垣李光人の印象に残る2作の共演者が揃って出演していることにエモさを感じる