『お願いメシ神さま』 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

毎日放送(TBSテレビ系列)木曜24時59分のドラマ『お願いメシ神さま』

 

 

先日『SHUT UP』が放送スタートしたときにも思ったが

 

連続ドラマが年末年始をまたぐというのはどうしても好きになれない

 

しかも、すでに12月21日とテレビ番組は特番モードに突入中

 

なにもこんな時期にスタートしなくても、2週ぐらいバラエティ番組の再放送でつないで

 

年明け1月にスタートすればいいのに、と思ってしまう

 

 

飯テロ系の深夜ドラマと言えばテレビ東京というイメージが強いが

 

毎日放送も、最近でこそBLを含むラブコメ作品が増えているが

 

かつては、『花のズボラ飯』や『ホクサイと飯さえあれば』なども放送していた

 

1話完結、というか1話の中でも2つに話が分かれていて、連続性が無いので

 

年末年始をまたぐには適した作品かもしれない

 

 

それにしても、主演の麻倉ももという女性、これまで顔も名前も聞いたことがないが

 

それにしては主題歌まで歌っている好待遇

 

原作無しのオリジナルドラマで、役名の「佐倉めめ」は麻倉ももをもじったものだろう

 

つまり、朝倉もものために作った作品

 

 

なんとなく想像できるのは、売れっ子声優の1人なのではないかということ

 

それならば、アニメを一切見ない人間は全く知らないが、世間的には有名というのはあり得る

 

作中で、料理が会話をしたり麻倉ももに語り掛けてくるシーンがあるが

 

エンドロールを見てもその声の主が誰なのかは出て来ない

 

ということは、おそらくこの料理の声、第1話では3種類あったわけだが

 

その全てを麻倉ももが担当しているということだと考えられる

 

そんな起用をするということは、声優である可能性が高そうな気がする

 

もともと声優であっても、宮野真守や津田健次郎のようにドラマに進出するケースも多い

 

少しは顔と名前を気に留めておくことにしよう

 

 

麻倉ももが演じるのは漫画家

 

アイデアに息詰まるとふらりと街に出て、メシ神さまに導かれるままに店に入り

 

食事をすることで漫画のアイデアが浮かんでくるという寸法

 

店を選んでいるときから食事をしているときまで、心の声だけで話が進んでいく様は

 

ほぼ『孤独のグルメ』ではあるが、松重豊さんよりは若い女性の方が画面に華があるのは事実

 

訪れる店が実在する店で、エンディングで店の住所を紹介するあたりは

 

『孤独のグルメ』や『ワカコ酒』、『今夜はコの字で』といったテレビ東京にならったもの

 

 

ただ、それらの作品と大きく違うのは、やはり料理がしゃべるという部分だろう

 

チャーハンにキーマカレーが乗ったカレーチャーハンでは

 

麻倉ももが目をつぶると幕が開き、チャーハンとキーマカレーが会話を始める

 

宮崎辛麺では、辛麺が麻倉ももに挑発的に語り掛けてくる

 

その声をヒントに、バディものを書こうとしたり、悪の化身のイメージを膨らませたり

 

料理を味わうだけでなく、ひと味加えた設定はなかなか斬新で面白い作品だ