『18歳、新妻、不倫します。』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

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ABCテレビ(テレビ朝日系列)日曜23時55分のドラマ『18歳、新妻、不倫します。』

 

 

なんだかすっかりタイトルに騙されてしまった感じ

 

良家の娘で高校卒業と同時に結婚をすることを運命づけられた矢吹奈子が

 

自由な恋愛を求めて、表面上は好きでもない藤井流星と結婚しておいて

 

不倫を謳歌しようというのが当初の展開で、タイトルにぴったりの設定だった

 

 

ところが、いつまで経っても矢吹奈子が不倫をするどころか他の誰かを好きになることもなく

 

情熱的に愛をぶつけてくる藤井流星にどんどん惹かれていく展開で

 

よくある偽装結婚のドラマを見ているような流れ

 

 

後半、全く雰囲気が変わって、藤井流星と矢吹奈子のラブコメから

 

藤井流星と山本涼介、逢沢りなによる三条家や矢吹奈子への復讐劇へとストーリーが一変して

 

最終回では、藤井流星が矢吹奈子の元から去り2人は離婚

 

矢吹奈子は幼馴染みで良家の息子の小宮璃央と婚約をすることになる

 

なるほど、小宮璃央と結婚をしたうえで、姿を消した藤井流星を探し出して再会

 

ついに人生初の『不倫』で、藤井流星との愛を完結させるのか

 

納得したのもつかの間、小宮璃央とは結婚せず、藤井流星を探し出して結ばれはしたが

 

最後の最後まで『不倫』は全く登場しないまま終わってしまった

 

 

おそらく、タイトルという邪魔な要素が無ければ

 

自由な恋愛がしたいがための偽装結婚、次第に心が惹かれていって心から愛し合う夫婦になる

 

そして突然の裏切り、幼い頃に大事な人を三条家によって失った憎しみ、復讐

 

最後には2人が無事結ばれるハッピーエンド

 

よくできたストーリー

 

 

特に、復讐をするために三条家や矢吹奈子に近づいた藤井流星が

 

一方では山本涼介や逢沢りなと復讐計画を実行しつつ、矢吹奈子のことを本当に愛してしまい

 

矢吹奈子を守るために、あえて復讐に加担するふりを続けながら

 

最後の最後で、矢吹奈子も、そして山本涼介と逢沢りなも守るために自分1人が盾になる

 

いい設定、いいキャラクター、いいストーリーだと思う

 

藤井流星が矢吹奈子に好きな気持ちを伝え続ける真摯な言葉、壁ドンやあごクイ、頭ポンポンと

 

古典的な少女漫画の胸キュンシーンも藤井流星の持つ雰囲気にぴたりとはまる

 

ただただ、タイトルだけがもやもや