『こういうのがいい』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

ABCテレビ(テレビ朝日系列)日曜24時55分のドラマ『こういうのがいい』

 

 

最近では、テレビ地上波で乳首を出すことが暗黙のルールで禁止されている感じだが

 

だからこそ逆に、下着姿や際どいシーンを多く盛り込む作品が増えているようにも感じる

 

ただ、その多くは不倫ものだったり、SEXが悪いものであるかのような描き方が多い

 

 

しかし、個人的にはSEXなんてほぼ全ての人類が経験することで

 

ゴルフや釣りや映画といった趣味を楽しむ人よりも、SEXを楽しむ人口が多いのも事実

 

決してSEXは淫靡なものでもなければ、他人に隠さなければならないものでもないと思う

 

だから、今作のようにコミカルに明るくSEXを描くことには好感が持てる

 

隠そうとすれば見たくなるのが人情、悪いことをばれないようにしたくなるのも人の常

 

SEXを淫靡なものに仕立て上げるより、今作のようにあけっぴろげにした方が

 

性犯罪なども無くなるのではないかとも思ってしまう

 

 

ということで、下着のシーンやSEXシーンが満載の今作

 

テーマとしては、恋人でもなくセフレでもない、新しい関係の提案

 

「フリーダムフレンド」、略して「フリフレ」と呼んでいるこの関係

 

恋人のように互いを縛りもしない、セフレのように体だけの関係では虚しい

 

SEXも気楽にできて、それでいて束縛のない自由な友達、それがフリフレらしい

 

 

まあ、今作の西山潤と田中美麗の2人の関係がそうなのかというと

 

見ている方にはただのセフレにしか見えず、会えば必ずSEXはするし

 

会っていなくてもなんとかSEXをしようと互いの部屋に行く言い訳を考えたりする

 

少し前に放送された単発のドラマで、SEXが面倒くさい男女が、夜に一緒に部屋にいても

 

「この後にSEXをしなくてもいいと思うと気楽でいいね」という台詞のある作品があったが

 

本当の「フリフレ」というのはそういう関係なのかなとは思う

 

当事者がその関係に満足して、それを「フリフレ」と呼ぶならそれでいいのだろうが

 

 

いずれにせよ、田中美麗がしゃべる下ネタの数々も、オタク口調だから

 

『元気な精子作るんじゃぞ』とか言っても、いやらしさが無いし見ている方に不快感も無い

 

健康的にSEXをスポーツのように楽しむセフレの関係というのも

 

互いに恋人もいないフリーな関係で、それ以上の恋人の関係も望んでいないのあれば

 

まさに『こういうのがいい』関係だということになるのだろう

 

 

田中美麗のバイト先の後輩の青山凌大や、西山潤の会社の同僚の岸明日香が

 

それぞれ好意を持っていたり

 

西山潤の会社に新しく入った冨手麻妙が実は田中美麗の姉だったりと

 

人間関係を複雑にする要素はたくさんあったのに

 

西山潤と田中美麗が全く見向きもせず、2人の関係性だけでストーリーが進んだのも

 

いっそう2人のSEXを楽しむ姿だけに集中できてよかった点だろう