僕の勘違いであったかもしれない。しかし、そのときの彼女の顔は明らかに宝探し遊びをしていて、最初の宝物を見つけた少女のように輝きだしたとおもう。そして、彼女はその日、僕に逢うことにした核心を語りだした。
「私を一人で育ててくれた母が。。。癌の宣告を受けたの。。。多聞ちゃん。。。転移してるのよ。」
あの優しいお母さんが、、、今度は僕の体が固まってしまった。しかし、彼女が再び滝のような涙を流すのを見たとき僕はその命をもっと輝かせる方法を真剣に考える決意を固めて、彼女に本当の命を語ることを続けた。
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直子は小学生の時から正義感が相当強く、優しい女医。
私の幼馴染であった。ある日、久しぶりに逢うことになったが
以前と違い、多聞に、疑問に満ちた質問を連発してきた。そして
自分の母親がガンに侵されていることを告白して助けを
求めてきた。多聞は自分に出来ることを真剣に探す。。。
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直子の泣き顔を正視出来ないでいた僕は、いったい僕に何が出来るかをこの魂の全部をかけて、全力で考えていた。その悲しみと不安に僕も挑んで行きたかった。
そして、あることを思い出した。必要な時に必要な道具を見つけるように自分の経験を思い出したのだ。それは人とは違う自分の能力のことだった。
いつの何の記憶なのかわからない。あるいは未来に起きる事象なのかもしれない。僕は目を閉じ、遠くを凝視するように集中すると、たくさんの映像を垣間見ることができる。
それは見たこともない景色だったり、逢ったことも無い人々だったり。あるいは夢のような映像だったり、地獄を見ているような絵図だったりもする。
瞬時に映像が入れ替わることもあり、しばらくは消えないでいることもある。
うっすらと人の顔が浮かんでくる。それは明らかに動く画像であり、笑ったりもするし泣いていたりもする。その周りにもたくさんの人がいて、様々な表情を浮かべている。ピントを合わせるように集中すると、次第にはっきりと映すことができる。
それはあるいは人間に似た者だったり、かけ離れている者だったりもするし、ある時は自分だったり知り合いであることもある。
その暗闇の中で光が丸く浮かんで映像が現れる。そこには悲しみ嘆く人がいて、声までも聴くことはできないが、苦しみ悶えながら叫んでいることがある。
僕そんなとき、とっさに願いを込めて「どうかこの人の苦しみが和らぎますように。」願わずにいられないのだ。すると、その人はしばらくすると呼吸を整えて歩き出してくれる。死なないで済む人もいる。
いつの何の記憶なのかわからない。あるいは未来に起きる事象なのかもしれない。しかし、僕は映像を明らかに垣間見て、その物語に関与していることがわかる。
僕は時に、空想と現実のはざまにいて、それを現実と投影して過去と現在と未来を創っている。そんな気がする。
心からそう想う。だから。。。
きっと、彼女の母上の苦しみを、僕の想像と祈りで和らげることが出来ると確信していた。
「直子。。。これから僕が言うことを真剣に聴いてくれ。そして信じてほしい。。。」
「うん。わかったわ。真剣に聴いて信じるわ。だから話をして。私に話を。。。」
つづく
※私の関連記事
「湖畔の椅子で」
私は故郷の湖水にいて
切ないまでに透き通り
眩いほどにほのあおく
心に染み渡る光を観た
春に笑う水仙になって
2009・04・20
自由詩人・松尾多聞
その戦いの相手は、自らの無知やこだわりなのかも知れない。その無明との葛藤だと思うんだ。私はそれを詩と物語で描いてみたいと思う。
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ナイト-孤独の戦士
孤独のナイトあり
彼の剣に流るる雨はなく
鎧はおののく風にたしなむ事なし
一騎当千のつわものなれば
人は寄らず馬も臆してはばからず
誰も戦士の苦悩を癒すにあたわず
無邪気に近づける稚児ありき
洗濯おんなの子にあらば
朽草の筒をもちて石鹸水にたわむれぬ
刹那に風起こりなば
シャボンはナイトの肩に弾け消ゆ
さても戦士の顧みること速やかなり
ナイトは稚児を見つめむ
して戦士は彼(か)の少年に思いを成し
比べては眼下の濁水を鏡として我を省みん
嗚呼、我いかにして醜悪な姿となりぬ
嗚呼、我いかにして孤独をおさめんや
彼の空遠くナイトの故郷のあり
彼の空遠くまた遠く
少年の魂を投げ打ちたる空ありき
嗚呼、我に恋する乙女あり
嗚呼、我に愛する母ありき
ナイトは具足を放ち剣を泉に沈む
彼は柔和の人となりて歩みを進めん
いずこにかある花売りを求めて
A pure field is always in your mind.
愛天使「あずず」
さんがこの愛をアップしてくれています。![]()
人は、この身体を自分だと思っています。それが全てだと認識します。
そして少しでも物理的な装飾を求め、栄養をあたえて自分の時間と虚無で流動的な物質に固執しています。
人は、それを比べようとし、または、それが自分よ
りも劣っていると、主観的に思えば相手をさげすみます。
加えて、自分のものに、少しでも人が触ろうものなら怒り、騒ぎだし、自分が比較の対象にされ、劣っていると自分が自覚するなら、自分の命さえ投げ出す人もいます。
愛は自分の中の存在です。人はどんなにがんばっても愛を犯すことはできません。なぜなら人間は愛により生きているからです。
この自然も私たちも、その存在を胸に抱いて産まれます。
ささやかな人の知恵で愛に逆らってしまえば、愛によって必ず罰を受けます。
貴方は、お母様を殴りたいですか?もしも殴ってしまったら貴方は一生後悔しますね。それが貴方の中の愛による罰。
愛は存在です。感じることしか出来ない最高の力です。
では、愛はどうしたら感じることができるのでしょうか。
それは愛することです。偏りなく、普遍的に見返りなく愛するしか方法がありません。
それを信じて、それが出来るなら、貴方はいつか愛を知りそして愛になります。
私はその愛に一度触れたことがあります。
その刹那、たくさんの力をいただきました。
愛は貴方の中にある、この宇宙の最高の能力であり全てとつながっています。
胸にいつも手を当てて、「私は、ここに」
そう言ってください。愛は貴方の大切な場所にいつもあります。
tamon
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