さて後半戦、比較試聴開始です。
まずは、通常CDとブルースペックCDを聴き比べます。
そもそもブルースペックCDは、通常のCDと音源の違いはありません。
リマスターしてるわけでもありません。
原盤のカッティング段階でブルーレイを使うため、より正確な信号記録ができること、CDそのものの素材に高分子ポリカーボネートを使用しているので光信号の乱反射が少ない、だからより正確に信号を拾うことができる、というのが違いだそうで。
でもまあ、これは我々リスナーレベルでは把握できない微差でしょう、きっと。
Lotus Flowerを聴きます。
CDプレーヤーにCDを入れ替えながら何度か聴く。
たしかにブルースペックCDの方が、やや金色がかったディスクですね。
う~ん、微妙。
ほとんど音の違いはわかりません。
判断保留。
いよいよアナログレコードとCDの比較です。
CDは通常CDを使用。
システムの関係で音圧が違うので、換えるたびに音量を変えないといけないのが面倒くさい。
ここで改めて気付くのもアホですが、このクリアレコード、大きさが普通のレコードよりも小さい。
通常は直径30cmですが、これは25cm程度かな。
これはちょっと問題。
なぜなら前述の45RPMのメリットを生かしきれないから。
レコードは外周部分が一番音が良いんです。
1周の距離が長いですからね。その分、信号をしっかりと記録できる。
このおいしい部分がないとは。
パッケージの効率性を考えての結果でしょうけど、もしかしたら音質面にはさほどこだわりがないのかもしれません。
などと思いながら、聴きました。
一番の注目は、低音部分の再生能力。
CDがもっとも苦手とするところ。
フォーマットの制約で、圧倒的なボリューム感の低音を記録しきれません。
特に今回のアルバムは、ダブステップからの影響も大きいので、低音部分の再生はポイントです。
レコードに凄い低音が入っていたらどうしよう、ワクワク。
う~ん。
圧倒的な差はありませんね、とりあえず。
確かに、CDの方は、無理やり低音を枠にはめてる印象があります。
レコードは低音がボリューム感たっぷりに聴こえます。
でもこれは聴き比べてなんぼの違い。
むしろ、アナログとデジタルの違いが音楽の表情にもたらす影響の方が大きかった。
CDはやはりクリア。
潜在的なノイズレベルの低さで、解像度が高くキレイに聴こえますね。
理知的で、冷静なイメージ。
アナログレコードは、チリチリパチパチというノイズもありますが、やはり通底ノイズというか、ベースのクリアさが低いです。
しかし、周波数帯域の上下を切っていないせいなのか、音にハリがあります。
トムのボーカルがCDよりも瑞々しく聴こえます。
上の帯域から下の帯域まで、活発でエネルギー感がある感じ。
比べると、CDは冷静でおとなしい。
どこか、型にはめられて行儀よく振舞おうとしているイメージです。
ここで改めてブルースペックCDを入れて聴き直します。
すると、レコードが勝っていた低音のボリューム感と音楽自体のエネルギー感において、若干ブルースペックCDの方が通常CDよりも優れているように聴こえ始めました。
気のせいかもしれないレベルですけど。
もしかしたら、CDとレコードの音の差は、アナログプレーヤーのカートリッジのキャラクター(DENONのMC型)に拠るところが大きいかもしれません。
CDプレーヤー以上に、アナログプレーヤーはそのピックアップ部分であるカートリッジの性能で音が変わりますからね。
まあ、そのくらいの違いに過ぎなかった、ということですね。
そんな感じで、アナログレコードの良さも見えた今回の比較試聴。
PILのメタルボックスでの大差
ほどはその差は見えませんでした。
メタルボックスのレコードの溝は、肉眼で見てもはっきりその違いがわかるほど強烈なものだから。
アナログレコード聴けないみなさん、ご安心ください。
CD聴ければ十分です。MP3は劣りますけど。
(番外編)
ところで、やはりレコード最大の欠点を突きつけられるハメになりました。。
1枚目A面の最初の曲、Bloomの聴き始め。
ビシ、ビシ、という音で始まりました。
なんか、レコードの表面にキズでもついてるんでしょうね。
1回転に1度、鳴ってくれます。最初の30秒ほどですけど。
昔だったら、買った店にいって、ここにキズがついててスクラッチノイズが~と言えば、交換してくれました。
でもこれは盤が透明なので、光が乱反射して、どこになにがついてるのか、まったく見えません。
そしてこんな販売方法なので、ホステスにクレーム入れても、果たして交換などの措置を取ってくれるものやら。
明らかに泣き寝いりモードです。。