日光市 鉱都足尾の迎賓館「古河掛水倶楽部」 | 毎日お疲れ05

毎日お疲れ05

お出かけ写真日記です

古河掛水倶楽部001

 

5月12日、栃木県日光市掛水の鉱都足尾の迎賓館「古河掛水倶楽部」へ行ってきました

 

「古河掛水倶楽部」(ふるかわかけみずくらぶ)

1899年(明治32年)頃に建築された建物で、外観は洋風、内部は和洋折衷の木造建築です

明治末期から大正初期にかけて改築され、一部2階建てとなりました

足尾銅山を経営していた古河鉱業(現、古河機械金属㈱)が華族・政府高官を招いた際の迎賓館として接待や宿泊に使用されました

館内には大正13年製のピアノや、国産第1号のビリヤード台、当時の貴重な記録などが展示されています

現在も古河機械金属㈱の福利厚生施設として使われているそうです

 

渡良瀬川が大きく蛇行した内側に位置します

古河掛水倶楽部002

 

緑に包まれていますね、良い雰囲気です

古河掛水倶楽部003

 

正面入口、アプローチ横の植栽も素敵です

古河掛水倶楽部004古河掛水倶楽部005

 

掛水倶楽部、国の有形登録文化財になっています

古河掛水倶楽部007

 

2階建ての新館

古河掛水倶楽部008

 

内部の見学はこちらの建物から入ります

古河掛水倶楽部009

 

庭園の広がる新館東側から…素敵な外観、惚れます^^

古河掛水倶楽部010

古河掛水倶楽部011

 

庭園ではツツジやシャクナゲが咲き、シャクナゲは見頃でした

古河掛水倶楽部012古河掛水倶楽部013

古河掛水倶楽部014古河掛水倶楽部015

 

見事なシャクナゲに、ヒメシャガも咲いていましたよ

古河掛水倶楽部017古河掛水倶楽部018

 

その他の建物

「旧足尾銅山鉱業事務所付属倉庫」

古河鉱業所の書庫sだったようです、レンガ造りが印象的です

古河掛水倶楽部020

古河掛水倶楽部021古河掛水倶楽部022

 

掛水重役役宅エリア

社宅がズラッと並んでいます、見学できるのは3軒

古河掛水倶楽部023

 

所長役宅:1907年(明治40年)築

建坪100坪の豪華住宅でした、2009年まで現役で使用されていたそうです

古河掛水倶楽部025古河掛水倶楽部026

 

課長役宅

古河掛水倶楽部027

 

掛水役宅:1911年(明治44年)幹部社員ように建てられた社宅

建坪42坪

現在は鉱石資料館として使われています

古河掛水倶楽部028古河掛水倶楽部029

 

こちらの庭には防空壕があります

第2次世界大戦時に古河家の疎開先として掛水役宅が使われたため、防空壕が造られたそうです

古河掛水倶楽部030古河掛水倶楽部031

 

今は掛水倶楽部の庭園見学の通路として使われています

古河掛水倶楽部032古河掛水倶楽部033

 

「銅山電話資料館」

1951年(昭和26年)~2000年(平成12年)まで電話交換所として使われていた建物

当時の自動交換機の動く様子や、昔の電話を使った通話体験などができます

古河掛水倶楽部034古河掛水倶楽部035

 

周辺散策

「渡良瀬橋」、掛水倶楽部のすぐ北側の橋

こちらが元祖渡良瀬橋、足利の渡良瀬橋より7年早く架けられています

古河掛水倶楽部037古河掛水倶楽部038古河掛水倶楽部039古河掛水倶楽部040

 

「渡良瀬川発祥の地」まで150mとのこと

勝道上人の関わり方すごすぎです^^

古河掛水倶楽部043

 

花の渡良瀬公園園内にある「木村長兵衛功業の碑跡」

銅製の碑があったそうですが戦時中に溶解され、現在は台座と拓本のみのされているとのこと

古河掛水倶楽部041

 

ひと通り見てそろそろ移動しようかとなった頃、ようやく青空が覗いてきました(^_^;)

古河掛水倶楽部044

 

見たかった建物を見ることが出来て大満足です

館内は想像以上の豪華さ、栄華を極めるとあそこまでたどり着くのかという感じです

 

「古河掛水倶楽部」

営業時間: 10:00~15:00(土・日・祝日のみ) ※平日の見学は事前予約が必要

休館日: 月曜~金曜の平日及び11月下旬~4月上旬

料金: 大人400円、小・中学生200円