毎年ひまわりフェスティバルに合わせて開催されていた「特別公開」が名称変更して「煉瓦窯夏フェスタ」となっています
昨年まで整備工事の行われていた「野木町煉瓦窯」は2016年5月10日にグランドオープンしました
新設された「野木ホフマン館」が煉瓦窯の新しい玄関口です
内部は煉瓦窯の歴史、渡良瀬遊水地の紹介などの展示コーナーやカフェコーナーなどがあります
![野木町煉瓦窯030](https://stat.ameba.jp/user_images/20160728/20/tamesumo55/7e/29/j/o0800053113708914661.jpg?caw=800)
![野木町煉瓦窯031](https://stat.ameba.jp/user_images/20160728/20/tamesumo55/76/30/j/o0800053113708914663.jpg?caw=800)
国指定重要文化財 「旧下野煉瓦製造会社煉瓦窯」(野木町煉瓦窯)
明治23年(1890年)完成の赤煉瓦の製造に用いられた施設で、昭和46年(1971年)までの82年間煉瓦を製造し続け、その後も原形を保ち続け「煉瓦窯として最古の遺構」「完全な形で残っている」「形が美しい」「煉瓦を製造した近代化遺産として価値が高い」事などから昭和54年に国の重要文化財として指定されました
この煉瓦窯は「ホフマン式輪窯」といい、外形は16角形、高さ34m、外周100mあります 窯を円形に配置することにより、連続して焼成を行い煉瓦の大量生産を可能にした窯です
全景:地盤面から煙突頂上まで34.67m、外周約100mあります
外壁の美しいレンガ積み、レンガ部分だけ切り取れば異国です
ボーダーから上(2F部分)はフランス積み、ボーダーから下(1F部分)はイギリス積みというレンガの積み方になっています
また1Fの腰の部分には黒っぽい焼過レンガが使われています、これは一般のレンガよりも強度が高く耐久性に優れているものです
2F部分
窯の上部には燃料(粉炭)の投入口である投炭孔がずらっと並んでいます、一つの窯に25個、全部で400個あります
窯の内部が見えないため、この投炭孔から定規を差し込んでレンガの収縮具合で焼き上がりを判断したそうです
窯の内部からはこんな感じ
窯中央の煙突と各窯の煙道に取り付けられたダンパー
煙道一つ一つに取り付けられたダンパーを操作することで、窯全体の空気の流れを制御します
これが窯の心臓部です
窯内部、2F部分を見学して外周ぐるっと一周、毎回見るたびに新しい発見があります
野木町煉瓦窯一般公開
見学時間: 9:00~17:00
休 日: 毎週月曜・年末年始(12/29~1/3)
※国民の祝日は開館、翌平日が閉館
見学料:
中学生以下無料、
高校生以上 1人100円
関連記事
2016.07.24 第25回 ひまわりフェスティバル
2015.12.06 TOWN-NOGIイルミネーション 2015
2015.07.26 野木町煉瓦窯 特別公開