ちょっと可愛い「丹下左膳」 | 独立映画隊

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邦画の感想 ネタバレあります

丹下左膳ファンの皆様、こんにちは。

皆さまは「丹下左膳」といえば、誰を思い浮かべますでしょうか?

大河内傅次郎?

錦ちゃん?

えっ?阪妻も良かった?

私はといえば、大河内傅次郎しか見たことがなく・・・

この度初めて他の役者の丹下左膳を見たのですが、

これがみんな大好き(かどうか知らんが)大友柳太朗!

この人の、笑うと台形になる口がなんか親しみがあって、ちょっと悪い役やってもあんまり悪人に見えないんですよね。

にじみ出てくる人の好さ、というか、なんか「この人ほんとは良い人なんじゃない?」みたいに思わせてくる。

さて、大友柳太朗「丹下左膳」は、大河内左膳とは違った「可愛さ」がありました。愛嬌があるんですよねえ。

大友柳太朗といえば私は黒頭巾のイメージなんですが、丹下左膳もとてもカッコよかったです。

大河内傅次郎も出ていて、大友柳太朗がちょっとバランス悪く走るところなんか走り方教えて貰ったのかなあなどと想像してしまいました。

ダブル主役?と思うほど大川橋蔵も結構出番があるのですが、こけ猿の壷を巡ってのお話、大友柳太朗の笑顔でこちらも笑顔になる、楽しい作品でございました。