独立映画隊

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邦画の感想 時々ネタバレあります

鈴木政晴君出演作品欲しさに購入できるDVDを買っていたら結構な金がかかってしまった。

政晴君の活動期間は限られており、また購入できるDVDも少ないため、今後もなけなしの金をはたいて買おうと思う。

 

さて、「新五捕物帳」である。

63話、「遠い春の親子花」。お父さんの藤巻潤は、三十俵二人扶持の隠密廻り同心だが、息子・鈴木政晴の学費を賄うため、強盗となる。実は病のため明日をも知れぬ命なのである。

家は貧しく、育ち盛りの政晴君も腹を空かせ、よりにもよって山リン(山本麟一)が主人のお菓子屋の飴を万引きしてしまう。そこを十手持ちに見つかりあわやというとこを、「いやいや、私が不在のときはいつでもお菓子を持って行っていいと子供たちには言ってるんですよ、私は子供が好きでねえ」などと珍しく良い人役の山リンが出て来て助けられる。

実はこの山リンこそ強盗の頭で、とんでもない奴だった(やはりこういう役だった、とちょっと安心)のだが、本題はそこではない。

 

武士である椿弥七郎という名を捨て、上州無宿の三吉という犯罪人としてひっそりと貧乏長屋のせんべい布団の上で死のうとしていた藤巻潤のところへ、杉良太郎(主役:新五)が奥さんと政晴君を連れてくる。

「うつるといけないから早く帰れ、永の別れだ」

と妻子を追い返し、政晴君も「はい」と敷居を跨いで玄関に降りるのだが・・・

そこでバッと振り返り、涙を流しながら

「父上!弥吉は一生懸命学問し、素読吟味に受かり、学問吟味にも受かり、二千石三千石の侍になるんだ!きっとなる!誰にも負けやしない!だから生きていて!」

と叫ぶ。

ここで涙腺崩壊し、図書館なのに(図書館で視聴)鼻をかむほど泣いてしまった。

 

今まで見てきた中で一番泣ける演技だった。

十歳でこの演技は素晴らしい。