中世内乱期の社会と民衆 | 右岸だより

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 歳を取り、ヒマになりなり、昔やりたかったことを手掛けようと思っていますが、思うようにできません。そんな中で出来ることを探したり、出来るように工夫したりしてもがいている毎日を綴ってみたいと思っています。

中世内乱期の社会と民衆 永原慶二 吉川弘文館

 地域史に興味を持っている。「社会と民衆」のタイトルに注目して読んだ。残念ながら書かれていたことは政治であり、中央だった。荘園制度がくずれ、武士が台頭する姿を多面的に描いている。

 農民が土地を所有し、主体性を持つ。そして農業生産に余剰が生まれ市場経済が生まれる。一揆が起き、訴訟も起きるーーーー社会が複雑化していく様子を何とかたどることが出来た。