■ワクチンの闇訴え京大追放、宮沢孝幸准教授は最終講義で何を語ったか? | タマちゃんの暇つぶし

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MAG2 NEWS:ワクチンの闇訴え京大追放、宮沢孝幸准教授は最終講義で何を語ったか?「常識を常に疑え。論文や教科書を鵜呑みにしない」2024.05.15より転載します。
 
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https://www.mag2.com/p/news/598788
 
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ウイルス研究の第一人者である京都大学・宮沢孝幸准教授の「最終講義」が12日、京大百周年記念ホールで行われた。この記事では当日の模様を、メルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』の著者で京都大学大学院教授の藤井聡氏がレポートする。自身が職を追われることになった理由を「コロナやワクチンの研究が原因だと思っています」と語る宮沢氏は、研究人生を通してどのような敵と戦ってきたのだろうか?

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:「僕は、京都大学が大好きでした」 ~宮沢孝幸「京都大学おどろきウイルス学最終講義」報告

宮沢孝幸准教授「京都大学おどろきウイルス学最終講義」レポート

本日5月12日の午後、京都大学の百周年記念ホールにて、京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター宮沢孝幸准教授の最終講義が行われました。

満席となった京都大学で一番大きい500名の大ホールで宮沢先生は、生物学に関心を持った中学、高校時代、そして東大時代、その後の留学、帯広畜産大学、そして、京都大学での研究のお話しを2時間たっぷり、ご講義されました。

最近、メディアで宮沢先生を初めて知った方々には余り知られていないかも知れませんが、学術界における宮沢先生の業績の偉大さが実によく分かる最終講義でした。

例えば、博士の学生時代、一年で363日、土日も盆も正月も無く研究をし続け、様々な学術的発見を行い、それを数多くの学術論文で報告され、それが指導教授達から極めて高い評価を受けて、東大で初めての飛び級制度での学位を取られています。

今では学術界では広く知られるようになったレトロウイルスが生命の進化に重大な役割を担っているという科学的真実を、仮説として提唱したのが、宮沢先生だったとのこと。

犬・猫に打っているワクチンに癌を誘発するリスクを持った内在性レトロウイルスRD114が含まれていることを学術的に発見したのも、またその逆にレトロウイルス XMRVがヒトの前立腺がんの原因となっているという定説を覆す学術論文を発表したのも、宮沢先生でした。

犬・猫のワクチンに混入していた「大問題」

最終講義ではこうして、宮沢先生の様々な学術的業績をご紹介いただきましたが、中でも特に感銘を受けたのが、内在性レトロウイルスRD114がワクチンに混入しているという学術的証拠を明らかにした一連の研究のお話。

詳しくは例えばコチラの論文でも、その顛末の一部が紹介されていますが…
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsv/66/1/66_21/_pdf

先進国の犬や猫には、様々なワクチンが投与されているのですが、そんなワクチンのとある製品を調べていたところ、そこになんと、癌誘発リスクのあるRD114内在性レトロウイルスが含まれていることが分かったとのこと。

それがもし本当だとすれば、ワクチンは強制的に犬や猫に打たれるものですから、そんなワクチンのせいで、世界中の犬や猫に薬害が広がっていることが危惧されることとなります。

これは一大事だと考えた宮沢先生は、世界中の同種の犬や猫のワクチンを集めて検査したところ、多くのワクチンに大量の内在性レトロウイルスRD114が含まれていることが明らかになりました。そして、そんなRD114の中には、犬や猫に「感染」し、生体内で「繁殖」していくものがあることが確認されたのでした。

ワクチン会社、そして農水省の信じられない対応

ついては宮沢先生は、この分析結果を学術論文で公表したところ、この研究を止めなさいという趣旨の言外のプレッシャーが様々な圧力団体からかけられたそうです。

農水省ワクチン会社、さらには、FDA(米政府のFood and Drug Administration)らが、この学術的真実に対する猛烈な「反発」を示しだしたそうです。

ワクチン会社は、自らの製品が売れなくなって商売ができなくなるが故に、こうした科学的発見に対して反発するのは分からなくもありませんが、国内の犬や猫の健康を守る責任をおった農水省が反発する理由は全く理解できません。

しかし実際、農水省は、宮沢先生と同様の分析を行ったところRD114は「見つからなかった」という正式報告を行ったとのこと。そんな筈は絶対にあり得ないというのが宮沢先生の見解ですし、欧州のヨーロピパン・メディカル・エージェンシーも、宮沢先生の研究結果をサポートされていたそうです。

結果、日本国内では、そんなリスクがある犬・猫ワクチンが使い続けられたそうです。

犬猫における薬害事件そのものですが、さらに恐ろしいのが、とある「ワクチンの安全性を調べる会社」の振る舞いだったとこと。その会社は、薬害を避けるために存在しているわけですが、彼らから宮沢先生に、安全性を調べたいのだがという趣旨の依頼があったそうで、宮沢先生は手持ちのデータ等を全て提供したとのこと。

これで、真実が明らかになって薬害を食い止められるだろうと期待そうですが、驚いたことに後日、その会社から報告されたのは、「RD114の混入はない」というレポートだったそうです!

これには宮沢先生も「大人って、こんなことまでするんだな…」と唖然とする他なかったそうです。そこまでやられてしまっては、宮沢先生も多勢に無勢、これ以上この研究を続けると、研究室が潰されかねないということで、その研究を中断せざるを得なくなったそうです…。

科学誌「サイエンス」や「ネイチャー」がついた嘘

またある時は、レトロウイルス XMRVが、ヒト前立腺がんの原因だという内容が「サイエンス」とか「ネイチャー」などの世界最高峰の雑誌に連続して掲載されていたそうですが、これが実は真っ赤なウソではないかという疑義を、宮沢先生はもたれたとのこと。同対象を調べても、そういうものは全く見当たらなかったからだそうです。

当時はヒト前立腺がんを調べたらレトロウイルス XMRVが見つかったというのが、定説だったそうですが、よくよく調べて見たら、ヒト前立腺がんを調べる時に使うPCR検査において、システマティックにレトロウイルス XMRVが入ってしまっているだけで、注意深くPCR検査をやりさえすれば、レトロウイルス XMRVは見つからない、という事を宮沢先生は、研究室で発見したのでした。

これは重大な発見だということで、世界最高峰の雑誌「サイエンス」とか「ネイチャー」に投稿したそうですが、そのエディターの学者達が全員、「レトロウイルス XMRVがヒト前立腺がんの原因だ」という説を主張する一派の学者達だったそうで、全く採択されなかったとのこと。

しかも、サイエンス、ネイチャー以外のトップジャーナルはどこも同じ状況で、宮沢先生達の論文全て常にリジェクト(不合格)、となり、全く公表できない状況になってしまったとのこと。

そんな中、海外のとある教授が宮沢先生の「発見」の重要性を理解し、さらなる共同研究を進めてさらに確かな証拠が挙がってきたということで、どうにかこうにか見つけてきた発表可能な学術誌上にて、その一連の研究成果を四本の論文にわたって公表することに成功されたとのこと。

これでようやく、「真実」が学術雑誌上で「公表」されることとなり、それ以後、「XMRVはヒト前立腺がんの原因」説は全く信憑性の無い学説であったという認識に、学会の理解が変化していったとのこと。

そんなある日、米国のNIH(National Institutes of Health:米国国立衛生研究所)の担当者が実は「その事実には実は、2年前から気付いていましたよ」と証言しはじめたそうです。

つまり、NIHは、サイエンスやネイチャーに載っている定説がウソであることを知りながら、それを隠蔽し続けていたことが明らかになったのです。

この話を耳にされた宮沢先生は勿論激怒。そしてこの経験を通して、「サイエンスやネイチャーは、単なる煩悩雑誌だ!」(つまり、学者達や企業の金儲けや名声を得たいという“煩悩”に塗れた雑誌だ)と理解されたそうです。

金と名声に歪められた医学研究

最終講義では、宮沢先生はこの顛末をうけ、次のように主張されました。

「研究者は緊急を要する社会的な要請があった場合、積極的に協力する義務がある。決して傍観者になってはならない。大御所の発言、論文発表は影響が極めて大きな影響を与える。事実の検証に積極的に協力し、間違いが分かった場合には速やかに、撤回修正すべきである」

まさに仰る通りです。

間違った知見が常識になれば、間違った薬が作られ、製薬会社や医師達は金儲け(というよりむしろ、ボロ儲け)できるかもしれないが、患者は何も得しない(それどころか薬害のリスクに晒される)、という事になり得るわけですから…。

このように、医学研究は「金」や「名声」についての煩悩・俗情によって歪められてしまうことが往々にあることを、実体験を通して宮沢先生は理解されていったのでした。

コロナワクチン問題で猛烈なバッシング

以上の一連の「宮沢孝幸という一人の学者の一連の研究活動」の話は、彼が学者として誠実に、そして確かな正義感の下、学問的真実を探究した学者であるという仮説の信憑性を強烈に示唆するものであることは間違いありません。

そしてそんな中で彼が2020年以降に直面したのがコロナ騒動であり、ワクチン問題だったのです。

コロナウイルスやそのワクチンの毒性を学者として誠実に判断し、研究を行い、彼が発見した事実を私達日本人、そして世界中の人々に彼は誠実に伝えようとしたのです。

しかし、彼は世間から猛烈なバッシングを受けます(例えば、一定の影響力を持つ言論人達が、執拗に宮沢先生に対する批判を繰り返しました。例えばコチラ:https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/947320/4/)。

大学や学会でも、個人的な会話の中ではその大半が彼の見解に「仰る通りですね…」と同意しながらも、学会やメディア上では彼の主張を無視し、場合によっては強烈に否定し、内々の会話の中で、「今の世間の風潮からすれば、そういう研究はやらない方が良い」だとか「そういう主張は辞めた方が良い」という全くもって理不尽な圧力を彼にかけ続けたのです。

京大追放の原因も「コロナやワクチンの研究が原因だと思っている」

そして挙げ句の果てに、彼は「僕はコロナやワクチンの研究が原因だと思っています」という顛末を経て、京都大学の職を追われるに至ったのでした。

もしも京都大学の宮沢先生の所属部局が宮沢先生の研究に疑義があるのなら、その研究の中身の論証を科学者として行い、正々堂々と批判すれば良いだけなのですが、そういう批判は一切せずに、ただただ、「社会的に好ましくない」というだけの理由で、彼を断罪したわけです。

宮沢先生は、講義の後半、こう叫びます。

こういう人間を排斥しなくていいじゃないですか!


こんな人が、京都大学に一人くらいいてもいいじゃないですか!

僕は京都大学らしい研究をやってきた。

排除してはいけない、東大も阪大もダメじゃ無いか!

なんのために京大にきたんだ!


京都大学の一教授として、この顛末について、誠に残念で、そして誠に恥ずかしく思う他ありません。

京都大学の学生、教職員に伝えたいこと

宮沢先生のこの講義は、次のような一枚のスライドで締めくくられました。

【京都大学の学生、教職員に伝えたいこと】


研究と自由の自由を保障しなければ大学の未来はない。

頭の良い人こそ、国全体のことを第一に考えてほしい。

利他の精神で全てに優しくあれ。

京都大学出身は人生において不利になる可能性もあることを忘れない。

自分がやらなければならないことからは決して逃げないでほしい。

京都大学らしさを追求してほしい。

常識を常に疑え。論文や教科書を鵜呑みにしない。


まさに仰る通りという他ありません。

そして、講義の最後に、宮沢先生はこう仰いました。

「僕は、京都大学が大好きでした」

僕も大好きです。

宮沢先生、ありがとう…。

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もっと、京大らしく。宮沢先生に贈る言葉

image by: 宮沢孝幸先生|京大先生図鑑|探検!京都大学

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京都大学大学院・工学研究科・都市社会工学専攻教授、京都大学レジリエンス実践ユニット長。1968年生。京都大学卒業後、スウェーデンイエテボリ大学心理学科客員研究員,東京工業大学教授等を経て現職。2012年から2018年まで内閣官房参与。専門は、国土計画・経済政策等の公共政策論.文部科学大臣表彰、日本学術振興会賞等、受賞多数。著書「プライマリーバランス亡国論」「国土学」「凡庸という悪魔」「大衆社会の処方箋」等多数。テレビ、新聞、雑誌等で言論・執筆活動を展開。MXテレビ「東京ホンマもん教室」、朝日放送「正義のミカタ」、関西テレビ「報道ランナー」、KBS京都「藤井聡のあるがままラジオ」等のレギュラー解説者。2018年より表現者クライテリオン編集長。


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