『子宮がない』好きな人への告白 | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

女41歳、独身、子なし。

 

かねてから何度かブログに書いているとおり、私には元々、子供を持ちたいという欲求はありませんでした。

 

結婚に対する欲もありません。

 

私の肌に合わないし、結婚という契約に魅力を感じない。

 

でも、まだこの先何十年とあるであろう人生の、パートナーはやっぱり欲しいもの。

 

そして何歳になろうと、恋はするものです。

 

 

 

『私には子宮がありません。子供は未来永劫産めません。それでも良いですか?』

 

お付き合いを始めるかどうかという段階で、好きな人にその質問をぶつける怖さよ…。

 

 

 

でも、その告白を先延ばしにして、関係が進んで、もっともっと大事な人に発展した後に、それを理由にフラれてしまうことの方がもっと怖い。

 

そしてお付き合いするとなれば避けて通れない、体の関係。

 

もしかしたら膣が短くて、痛みがでるかもしれない。

もしかしたら濡れなくてうまくできないかもしれない。

もしかしたら………なにがどうなるか、わからない。

 

私のお腹には、過去3回分のたくさんの手術跡があります。

 

隠せない。

 

こんな体を、受け入れてもらうしかない。

 

 

 

……勇気を持って、ちゃんと告白しました。

 

そして無事、受け入れてもらうことができ、お付き合いをすることになりました。

 

まぁ、膣の乾燥が、とか膣の長さが、とかそんな細かいことはもちろん最初からは言いませんでしたけどね。

 

でも心配事も困難も共有して、一緒に乗り越えてくれてこその “パートナー” ですから。

 

乾燥膣や短縮膣に、ちゃんと気を使ってくれてこその “パートナー” ですから。

 

 

 

こうして、初体験の時と同じくらい緊張した、初夜を迎えることとなります。