危険!ホルモン剤服用の自己判断 | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

さてここまで、子宮・卵巣全摘出手術後の体の変化や、若かりし頃のピル内服時の体の変化などについて書いてきました。

ホルモンと言う、知っているようでよく知らない物質がいかに身体を左右するか。
またホルモン剤がどれほどに影響を及ぼすか。
少しはおわかり頂けたのではないかと思います。



で、この流れの最後に書きたいのは、忘れちゃいけないこの薬の危険性です。

近年、ピルもホルモン補充療法に使うホルモン剤も、医者にわざわざ行かずとも、ネット通販で買える時代になってしまいました。

便利は便利。


でも、ダメ!
それ、危険ですよ!



忘れないでください。
ホルモン剤にはかなりの禁忌事項があるということ。

特にホルモンの含有量が多いピルに関しては、例えば喫煙本数の多い喫煙者はダメですし、45歳以上もダメ。

含有量の少ないホルモン補充療法のホルモン剤でも、血栓症のリスクは忘れてはならず、高血圧やら肝機能障害やら、気にすべきものはたくさんあります。

ピルは婦人病の抑制に効くと以前のブログに書きましたが、それも、場合によっては逆に悪化させてしまうこともあるんですよね。

結局、やはり何が起こるかはわからないので、しっかり定期的に診察を受けつつ医師に判断して頂く必要があります。



最初だけ医師に相談してからあとは通販とか…。

身体って変化するものです。
それでいいわけないでしょ。

必要以上に副作用を怖れて服用を躊躇するのはもったいないことだと思いますが、リスクを決して軽んじないように、注意していきたいところです。


自分の身体とお薬とにしっかり目を向けて、うまく付き合っていきましょう。