看過できなかったピルのデメリット | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

本当にいろいろ効果絶大で、飲み始めた頃には感謝しかなかったピル。

 

でも、私は2年半で服用をやめました。

それについてもやはり、書かないわけにはいきません。

 

「私は更年期のホルモン補充療法だから、ピルは関係ない。」

 

そう思っている方もいらっしゃると思いますが、それは違いますよ。

だって前回書いた通り、ピルも一種のホルモン補充療法。

デメリットに関しては、同じことが言えるからです。

 

 

 

まず1点目。

ピルにはとっても残念なデメリットがありました。

それは、『太った』という点です。

 

ふくらはぎが、周囲2㎝程太くなりましたもんね。

 

一度、薬を買っておくのを遅れて、1ヶ月間休薬した時があったんです(ピルは飲むも止めるも基本的に1ヶ月単位なので)。

そしたらすぐにシュッと足が戻ったので、これがピルのせいであることは間違いありません。

 

それでも私にとっては、まだまだメリットの方が大きかったので、これでピルをやめる選択には至りませんでした。

 

でもこれをきっかけに体重計に乗る習慣をやめて、体型維持を諦めたんです。

 

今思えば他の種類のピルを試せば良かったのですが、当時はそんなこと考えもしなかったのがとっても残念!!!

 

そして完全にピルをやめた時、当然足もまた元に戻るだろうと勝手に思っていたのですが、これがまた残念なことに、なぜかもう戻ることはなく……。

 

むくみがそのまま脂肪になってしまったのでしょうか。

 

世の中、不条理ですねぇ……。

 



次に2点目。

これは、実のところ気持ちの問題です。


副作用が、怖くなっちゃったんですね。


原因は結局不明でした。

なんだか、排尿の量が減って更にむくみが酷くなった時期があって…。


生活習慣のせいだと思うのですが、ピルを飲み出す前から、私は元々むくみやすい傾向にありました。

だからピルは全く関係なかったのかもしれませんし、もしかしたらピルのせいだったのかもしれません。

 

でもとにかくそんなことがあり、

「あれ、これもしかしてピルのせい?」

と疑ってしまった。


一度そう思ってしまったらなかなかその不安はなくならず、そうなると目をつぶっていた1点目のデメリットも嫌になって、結果、飲むのを止めてしまいました。




こうしてピルをやめた私。


生理はあっさり前の様に戻り、増えた体重はほとんど戻りませんでした。


ひとつはっきり良かったと言えるのは、ピルをやめても、ニキビはあまりできなくなったこと。


2年半の間に肌のターンオーバーが正常化して、肌荒れの負のループから抜け出ることができたようです。


これだけでも、私としたら本当に飲んで良かったと思います。




…あれ、ピルのオススメをするつもりが、なんだかデメリットが随分と強調されてしまったでしょうか。


でもピルを飲んでいる間の心身の健やかさは、経験した女性でないとわからないような気がします。

デメリットはあるけど、メリットはとてつもなく大きい。


ぜひ一度、体に合うか試してみてはいかがでしょう。