これは、手術を受けた人誰もが思うことなのではないでしょうか。
「え⁉︎こんな状態で、もう歩くの⁉︎」
…それは、手術翌日の話。
一昔前までは術後は無理せず安静にするのが当たり前だったのに、今は多少無理してでも、『歩きなさい』という時代に。
苦しい夜が明けて、楽になるかと思いきや、麻酔が少しずつ切れてくる関係で、痛みは増していく。
寝続けているのも辛いけど、まだまだ歩ける気はしない。
だって、お腹、15センチもパックリ切られてるんだよ⁉︎
手術終わってから、まだ24時間も経ってないんだよ⁉︎
無理無理むりむり!!!
…でも、そんな心の声は飲み込んで、ナースさんに言われるまま、必死の思いで立ち上がります。
痛いし、
フラフラだし、
気持ち悪いし、
マジで必死。
横に付いていてくれるナースさんと、点滴をぶら下げた棒にすがりつきながら、初歩行は片道ほんの10m。
無事に、なんとかトイレまで歩けそうだと判断されたら、予定通り、尿管を抜くことになります。
「いや、もうちょい入れといてもらいたいんですけど…。」
と思ってもそうはいかず。
おかげ様で尿管から解放された私は、点滴で容赦なく水分補給される関係で、2時間に1回、必死な形相でトイレに通う羽目になったのでした。
めでたしめでたし、なのか?
注意
多分ありがちなのが、この翌日に歩いてる場面を見て、
『元気そうじゃん!』『余裕そうじゃん!』
と見舞いに来た家族が言ってしまうこと。
能天気にこれ言ってみなさい。
こっちはマジで必死ですから、ブチ切れますよ。