さすがの「鉄緑会 基礎力完成」マジ良書 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

高1次男の先日の中間テストで、「数学」だけ飛び抜けて悪かったことを受け、

親子で「数学」反省会。

 

反省会の要点は

●なんで悪かったのか(時間か、ミスか、解法が浮かばなかったのか等)

●どこが悪かったのか(解けなかった問題の具体的傾向)

●対策勉強で何が役に立って、何は役に立たなかったのか

●これからどういう勉強をすればいいのか

等。

 

こういう場合、「精神論」を言ってもしょうがないので、

とにかくプラクティカルに、実際的で実用的な、「方法論」「時間」「使用問題集」などについて、「具体的」な解決策の探索に終始しました。

 

例えば、大問1には、(1)~(10)まで独立した小問による「計算問題」が出題されていました。

次男はここで、半分しか取れていない。

そりゃ問題です。

意外と後半の大問2~大問5までの応用問題的なものはそれなりにイケてるのですが、冒頭の「計算問題」がダメなのは、ダジャレではなく大問題。

なにしろ今回の範囲は「因数分解」他なわけですから、共通テストでも、「一丁目一番地」の出題必須の箇所です。

とにかくここを2人で精査しました。

 

しかし、精査して私もわかりました。

大問1の「計算問題」とは言っても、これは「中学受験」~「中学」までの「計算問題」とはレベルも格も大違いです。「計算問題」ではあるが、実はほとんど「計算」は不要。それは、「計算のややこしさ」は不要だったり、「筆算は不要」という意味です。

今回の「計算問題」とは、「計算の工夫問題」なのです。

なるほど、これはクセがあるし、バカには解けない計算問題。

「ガリガリ」頑張れば解けるような問題でもない。

 

一見、「数学的センス」が必要なように見えるけれども、実際には、「いろんなことを知らなきゃ解けない」問題です。逆に言うと、「ハイレベルな解法を事前に仕込んでおけば、簡単に解ける」問題です。

 

たとえば、こういう問題が出題されてました。

 

X⁴-X²+1  を因数分解しなさい(いろいろ変えてます)

 

私も解こうとしてハタと手が止まりました。

えーっとどうすんだっけ?

普通に「X²」を「A」と置くんだろうなというのはわかります。

そうすると、「A²-A+1」で、Aで因数分解すればいいし。

あ、でもうまくいかない。

うーん、とちょっと考え込みました。

 

そして、手元のいくつかの数学の問題集・参考書から「類題」を探し始めました。

まず

●教科書には載ってない

●学校配布の数学問題集Aにも載ってない

テスト対策で自宅学習用に買っていた

●学研の数学問題集にも載ってない

●頼みの綱の「フォーカスゴールド」にも見つからない

 

困ったなーとふと、手にとって、長男が高2の夏休みに集中して取り組んだ

「鉄緑会 基礎力完成 数学1A2B」

の問題部分最初のページを開きました。

なんとそこには

類題があった!!!!

それどころか、他に次男が解けなかった数問について、ほぼ全部がこの問題集の最初の1ページに載っている!!!!

さすが「鉄緑会 基礎完成 数学1A2B」

↓マジでできるヤツ。

 

具体的な上記の類題とは、

 

X⁴+X²+1

 

です。

これは、X²をAとして

=A²+A+1   なので

=(A²+2A+1)-A とする(Aを足して、Aを引く)

=(A+1)²-A になる。

ここで、X²をAだったので、それを元に戻すと

=(X²+1)²-X²

これは二乗マイナス二乗のよくあるパターンだから

=(X²+1+X)(X²+1-X)

でおしまい。(並べ替えはする)

 

ところで、この後、もう一度「フォーカスゴールド」を見直しましたら、これは確かに掲載されてました。(例題14ね)

でも、「フォーカスゴールド」は問題集というより「参考書」だから、「読んで」分かった気がして、すぐ忘れちゃうのですね。

先日のブログで書いた通り

数学は自動車の運転と同じで、「いくら(座学で)解き方を教えてもらっても」「自分で実際に問題を解いてみないと」解き方が身につくことはない。

「解法を読んでも」分かった気になるだけで、「実際に解かないと」本当の意味で身につかない。

だからやっぱり、「問題演習」が何より大事。

「インプット2」対「アウトプット8」

の法則です。

 

「鉄緑会基礎力完成」はさすがで、「結構な難問系だけ」をチョイスした、シンプルな問題集です。

これで、頭を「試される」わけ。

「アウトプット」練習に最適。

で、たいてい解けないから、もう一度改めて勉強し直すきっかけになると。

 

「鉄緑会基礎力完成」がマジスゴイって話。

解説はとても「簡素」なんで、これだけで全部をやろうってのは無謀だと思いますけれども。

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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