アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/07/10(水) | ブログ 太陽と共に始めよ

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水曜特番:翻訳
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind  by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books『創世記6章陰謀 :秘密結社と巨人の子孫たちの人類奴隷化計画』
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第4部  【最終世代:ヤコブの患難の時】
第50章 反キリストの霊 : 獣  528~535/1004頁
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≪イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。このことによって、あなたがたは神の霊が分かります。イエスのことを公に言い表さない霊はすべて、神から出ていません。これは、反キリストの霊です。≫1ヨハネ4:2-3


* 洪水前時代の原初にエノクと偽宗教があった。そしてその後、ネフィリムと狩人オリオンの一群に率いられた専制悪代官たちが人々を奴隷化した。バベルでも似たようなことが起こったがヘルメスが聖なる科学の残渣を発見し、ニムロドとその専制帝国に引き継がれた。

* では、終わりの時に、ネフィリム、ニムロド、神秘主義、反逆の時代はどうなるのだろう?

* 過去の時代と同様に、まずは根を下ろさねばならないから、煌びやかな淫婦宗教が反キリストや偽メシアの道を備えるだろう。

* 本当の反キリストは七年の患難の後半三年半に来るように真の神によって定められている❶が、そのことが悪の勢力が太古の原初からの偽メシアを導き入れることを妨げることはない。恵みから堕落したアダムとイブ以来、神から自立した反逆の人類系譜勢力は偽メシアを導き入れる為に世代を貫いてたゆまぬ労を惜しまなかった。偽りの勢力にとって最終目標は宇宙の真の神によって定められた時に偽メシアを確実に採用することである。我々は歴史の徒として過去に偽宗教の霊が世界政府の支配権を得て、その世界専制支配者の候補者が反逆的支配者の座に就いた多くの証言を持っている。

* 反キリストの霊は獣に似て、自分の選んだ時に獲物を捕らえる機会を待って待ち伏せして、忍耐強く時を待っているが、必要であれば運命の時を受け入れることを覚えておかねばならない❷。≪不法の秘密の力は既に働いています。ただそれは、今のところ抑えている者が取り除かれるまでのことです。その時が来ると、不法の者が現れますが、主イエスは彼を御自分の口から吐く息で殺し、来られるときの御姿の輝かしい光で滅ぼしてしまわれます≫(2テサロニケ2:7-8)。

* 聖霊のみが、反キリストの霊が権力に飢えた専制支配者が世界権力の地位を得るのを妨げる。聖霊のみが、反キリストの霊が終わりの時に預言された時まで非道な荒らしを為すのを妨げる。聖霊のみが、反キリストの霊を持った悪の勢力が真の神に反逆する地上の民の支援を受けて自らの立場を表し、その荒らしを完成させるのを妨げる。既にそのようなことがニムロドの下で、また他の過去の6つの世界帝国の下で起こったのは聖霊の力がなかったからだろう。

* 歴史上の三人の大王、ネブカドネザル、アレキサンダー、ジュリアス・シーザーは、偽宗教が反キリストのように自らを表現するために強大な世界帝国を作った最も注目すべき三つの例である。ネブカドネザルは神殿を荒廃させたようとして、もう少しでそれが完成するところだったが、まだ神殿内の玉座で自らを神と宣言してはいなかった。その時、7年の間支配が中断され、その後、宇宙の真の神を認めた。これは将来の反キリストに残された❹。アレキサンダーとジュリアス・シーザーは冒涜的企てを完成させる前に殺されたが、生前に既に神と見なされた。だが両者とも全世界を支配することはなかったが、アレキサンダーは当時のイラン人から終わりの時の善と悪の戦いの呪われた敵の霊と見なされた❺。

* ローマ帝国以来、反キリストの霊に機会を与えるような自らを提示してきた重要な悪の手引きたちがいた。しかしローマ帝国後にその可能性を秘めた候補は一般的に自らをローマ帝国の再生のために絶対権力を握ることが必要だとし、それが終末時の預言の成就の土台だとしたが、聖書の預言は、ローマ帝国が最後の時代の世界帝国の震央であり踏み台でなければならないと求めたことはない。それは間違った展望である。

* ムッソリーニはそのような候補の一人だった。 彼が反キリストの真の候補ではなかったとしても、反キリストの霊を持っていたし、可能であれば、聖書の要求を満たそうとしていた。ムッソリーニもヒトラーのように新人思想を信奉していた。ニューエイジのファシストたちは自らを預言者と思っていたひとりのイタリア人解放者を真似ようとした。ムッソリーニはローマが彼の政治的新宗教の中心として新しい帝国のシンボリックな首都となる幻を抱いていた。この騙しには一人の超人が必要だった。ムッソリーニ自身、自分をシーザー、メシア、解放者と考えていた。ムッソリーニを指す全ての代名詞は恐怖政治の時代中、大書され、彼の直近の従者たちは彼を超人としてその無謬性を主張した。ムッソリーニはイタリアに神的Duceドゥチェ(首領)カルトを創設した❻。

* 絶対権力を手に入れること、それを非合法的に奪取することは反キリストの二大特徴である。ノストラダムスが預言した他のもっと顕著で重要な候補はアドルフ・ヒトラーとナポレオンである。両者とも絶対権力を非合法に奪取し、ローマ帝国の再統一を執拗に求めた血に飢えた独裁者だった。両者ともキリスト教に対して、特にカトリックに対して、不可解な憎悪を抱いていた。

* ヒトラーについては前章で取り上げたので、ここではナポレオンについて見てゆこう。彼は革命政府を奪取して、フランスの独裁者となった。あまり知られていないことだが、反乱の中でバビロン宗教が既に樹立され、統御され、反キリストになるかもしれない者の登場を待っていた。ロベスピエールは理性の宗教とも呼ばれる、至高存在の宗教を設立し、それは1793-1794年のフランスの公式宗教であった。ロベスピエールは至高存在の礼拝を暴力的に強要し、この新宗教の寺院の独裁によって全てのキリスト教会を改宗させた。それにはノートルダムやサンジェルマン・デプレの大聖堂も含まれていた。それらは女神イシスに再奉献された。反乱期の新宗教は600年ほど前のカタリ派(とテンプル騎士団)の異端 ラングドックと同じ宗教だった❼。両者ともカトリックの異端審問によって絶滅の瀬戸際まで迫害された。

* フランス革命の目標は、ハンコックとボーヴァルによれば、(メロヴィング王国の転覆以来)ローマカトリックを保護してきた王政を転覆させ、フランスからカトリックを絶滅させることだった。フランス人の歴史家 Michel VovelleのLa Revolution Contre l'Eglise によれば、1793年にキリスト教撲滅が公式教理として受理され、組織的活動が始った。この組織的撲滅は国家に支援された事業によって、整然とした威嚇と暴力によって淡々と効率的に実行された❽。これら全てがナポレオンが権力を奪取した時に起こった。ナポレオンもフリーメイソンだったと考えられている❾。

* ナポレオンとヒトラーの政権開始時に彼らは未来の総統は偉大な戦争指導者であるとの思いを心に宿していた。反キリストは牧歌的平和の上に権力に登るかもしれないが、それでも反キリストを止めることは出来ないだろう。ニムロド、アレクサンダー、ナポレオン、ヒトラーが世界を彼らの意志に短期間で屈服させたように、将来の反キリストもそうするだろう。この反キリストが一旦絶対権力を手中にすれば、ヒトラーが世界を暴力で従わせたように、あらゆる恐怖的本性を発揮するだろう。反キリストはネフィリムやニムロド、ネブカドネザル、アレクサンダー、シーザー、ナポレオン、ヒトラーと同じ下劣な霊の戦士に変身するだろう。

* 反キリストにとって神となることは不可欠である。ネブカドネザル、アレクサンダー、ジュリアス・シーザーはそうなることに腐心した。ヒトラーとムッソリーニは既に自分をメシア期にあると考えていた。実際、ヒトラーは自分をアーリア万神殿の第二位の神と見なしていた。最高位はナチス的に北方アーリア人指導者へと変質されたイエスであった。ヒトラーは既に彼の新約聖書の新しい教理の預言者として自分自身を捉えていた。Peter Godmanによれば、ヒトラーは自分自身のことを彼の政治的宗教のメシアと宣言し、 アーリア血統の救い主、解放者として、キリストのような人物へと英雄化した⑩。

* アレキサンダーも、反キリストに似た神秘の雄牛カルトにどっぷりと浸っていた。アレキサンダーの生誕伝説の多くで彼の血統はいつも彼の母オリンピアスと、不可解なエジプト人の血統を通して、ファラオの神統へと遡った。それがアレキサンダーがアモンの郷テーベで自らをファラオと宣言する戴冠式を行った理由である⑪。それより以前にダリウス3世がエジプトの王位を要求して、エジプトはペルシャの属州となっていた。それ故、三度の戦闘でダリウスを破ったアレキサンダーはエジプトの王位の正当な継承者だった⓬。プルタルコスはアレクサンダーが、彼の母方 ネオプトレモスを辿って、ヘラクレス、カラヌス、アエウコスの子孫であることに皆同意したことを文書に残している⑬。エジプトでアレクサンダーはアモンの神殿への巡礼を果たしたとき、そこの高位祭司が即座に彼に、「父アモンから歓迎します」と挨拶した。そこにいる間、アレクサンダーは彼の真の父アモンに、死せる親に対する以上に尊敬をもって語り掛けるよう戒められたと言われている⑭。

* オリンピアスはフィリップの第三夫人だった。彼女は驚くべき美貌だったが、激しやすい気性だったので、常軌を逸して荒々しく、蛇に恐ろしい妄想を抱いていた⑮。プルタルコスはさらに書いている。フィリップはオリンピアスが蛇と一緒に(淫らに)寝ているのを発見した。アレクサンダーの父、マケドニア王フィリップはこの伝説の中で幻を受けた。それは、オリンピアスの体が閉じ込められているとても恐ろしい幻と、ライオンであった。そこでフィリップはデルフォイのアポロの託宣を受けるためにメガロポリスのシャロンのもとに行った。その結果、フィリップはアモンの神を何よりもまさって崇め、犠牲をささげるよう命じられた。さらにオリンピアスと神アモンの扉の中のことをスパイした廉で片目を失った。オリンピアスと寝たアモンは蛇の形をした闇の天使だったのだ(ネフィリム創造テーマを想起させる)⑯。アレクサンダーは古代エジプトのアモン宗教に育てられた。アモン宗教はエジプトの他のどんな宗教にも追従を許さなかった⑰。アリストテレスは後にアレクサンダーを教えるために遣わされたが⑱、それはアリストテレスがプラトンとエジプト神秘主義の徒だったからである。アリストテレスはアレクサンダーをエジプト哲学で育てた⓳。

* アレキサンダーはアモン神殿でアモン宗教に加入した後に、その観点から自分自身を彼の王権の新しい角で戴冠した⑳。そのこともまた、アレクサンダーをアトランティス人とネフィリム王権へと遡及させる。アレクサンダーはコーランで 「二つの角を持つ者」という意味のDhu ’l-Qarnaynと記されている。それは短時間で何でも成し遂げる方法を与えられた王を意味する㉑。全ての反キリスト的人物は短期間で世界を彼らの意志に屈服させる不可解な力を持っている。また、正真正銘の反キリストと思われる人物は不可解にも死の行進を敢行している。ナポレオンとヒトラーはロシアに侵攻して死の行進をしている。アッシリアのセンナケリブ王はエルサレムの城外で185,000人を失った㉒、そしてアレクサンダーは彼がインドから帰還する時、不可解にも死の行進を行い、145,000人を殺し、生き残ったのは30,000人だけだった㉓。

* 反キリストの霊について語る時、我々は聖書が未来の反キリストだとする獣のことを語らなければならない㉔。詩家は≪わたしは心が騒ぎ/はらわたの裂ける思いがする。わたしは愚かで知識がなく/あなたに対して獣のようにふるまっていた≫(詩73:21-22)と言っている。神は霊的獣を定義して、苦々しい霊、神の愛・善性・権威に対する不可解な無知としている。霊的獣は神の全能の愛を理解することも、神のことを学ぶことも出来ないほど無感覚である。

* ユダの書にこう言われている。≪ しかし、同じようにこの夢想家たちも、身を汚し、権威を認めようとはせず、栄光ある者たちを嘲るのです。 大天使ミカエルは、モーセの遺体のことで悪魔と言い争ったとき、あえて罵って相手を裁こうとはせず、「主がお前を懲らしめてくださるように」と言いました。この夢想家たちは、知らないことを罵り、分別のない動物のように、本能的に知っている事柄によって自滅します≫(ユダ1:8-10)と。

* ユダは獣の寓意の定義として、天の存在を中傷し、神の権威を拒否する者と定義している。霊的獣は自分が理解していないことに対しては何に対しても中傷する。理性を持たない動物や獣のように、そうすることが彼らの本能である。彼らは洪水前の我々の片割れである、カイン(とネフィリム)の道に従った者たちに似ている。何と法外にも両者は一貫していることか!

* サタンとその天使たちは、ちょうどサタンとその仲間たちがカインと彼の子孫やニムロドとヘルメスを利用したように、天で神を罵るために、低俗で無知な霊的獣たちと、神と共に天に住む全ての者を操縦する。闇の天使は彼らの中傷の仕業のために偽宗教をとおして無知な人間を利用する。反逆の天使たちはみな、真の神の力がどのようなものであるかをよくよく知っており、大いなる裁きの前に神の怒りが彼らの上に下されるのを望まない。この醜い考えと中傷とが、未来の反キリストが権力を掌握したのちに明らかになり、その正体を見分けるしるしとなるだろう。未来の反キリストは真に聖書が語る獣である。

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次回 : 第51章  新しいニムロド
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