アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/06/19 (水) | ブログ 太陽と共に始めよ

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翻訳:水曜特番
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind
 by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books
 『創世記6章陰謀 :秘密結社と巨人の子孫たちの人類奴隷化計画』
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第4部  【最終世代:ヤコブの患難の時】
 第47章 光の伝道者たち  500-513/1133
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≪こういう者たちは偽使徒、ずる賢い働き手であって、キリストの使徒を装っているのです。だが、驚くには当たりません。サタンでさえ光の天使を装うのです。だから、サタンに仕える者たちが、義に仕える者を装うことなど、大したことではありません。彼らは、自分たちの業に応じた最期を遂げるでしょう。≫ 2コリント11:13-14


* 間違ってはならない。下品な偽勢力はイエスを完全に排除するか、或いは人類を導くために遣わされた多くの導き手の一人としようと企み陰謀したのである。

* Demond Wilsonは、世俗ヒューマニズム、共産主義、フリーメイソン、ニューエイジを支持する組織の組み合わさった努力がイエスを小さな役割に矮小化する恐るべき運動を生み出した、と語っている❶

* 例えば、共産主義は不承不承イエスの歴史的実在は認めるが、そのイエスの神性を欠落させて中傷している。彼らは出来ることならイエスを厳密に神話に格下げしようとするだろうが、もちろん彼らには出来ない。フリーメイソンとグノーシス主義はイエスを真の重要な歴史的人物として認めるが、イエスは賢者であり光明の人であり、あくまでも人間であるとしてイエスを格下げしている。ニューエイジ、多神教、イスラム過激派は歴史的イエスを認めるが、不愛想に預言者に矮小化し、科学と教育体系は総じて歴史的人物としてのイエスを排除している。

* しかしこれら偽勢力はこの壮大な計画をやり遂げられるだろうか? そしてどのように成し遂げるだろうか?

* そのような考えは、計画、時間、それを根付かせるための努力を物凄く必要とする。メシアとしてのイエスを否定しようとする幻覚的実りを得るためには、種が植えられ、長い間育成されねばならない。まさにこれは6000年間計画されてきた。神智学のAlice Baileyは反抗心を露わにして、来るべき世界宗教の諸勢力にとって西洋の三大組織、教会・教育機関・フリーメイソン兄弟団をとおして備えをすることが目標だったと突然述懐した❷。彼らの成功の証拠は至る所にある。

*  キリスト教は自らの不信仰によって堕落して内部から腐りつつあ。教職者や司祭が字義通りの処女降誕と字義通りの復活を信じていないことはそれほど稀なことではない。キリスト教には聖史の正確さを排除する指導者で溢れかえっている。キリスト教はその真理を否定することによってその実在を正当化しようとする不信仰と比喩的解釈によって想像以上に評価を落としている。これは決してたまたまではない。キリスト教は内部から腐食させる異端に悪魔的に浸食されてきた。その結果は惨憺たるものとなった。キリストの神性を否定するグノーシス主義者がこれらキリスト教組織の最高位にまで浸透している。彼らはこれらの真理を事実として議論の余地なく適用するのとは反対に、真理の比喩的適用に隠れた。教会は多神教への備えと煽りのための第一の柱だった。

* キリスト教は公教育から組織的に除外された。まだ乗り越えられていない組織で、今、ポリティカルコレクトネス、寛容、ヘイトクライムなどの近代用語の外装の下に説得されている最中である。そう遠くない未来には、完全に私的基金で運営される学校でない限り、どんな種類のキリスト教教育も見られなくなるだろう。そうなるか、あるいは、その学校のキリスト教教理が背信で汚染されるかして、もはや根本主義キリスト教とは認められなくなるであろう。

* 創造論と【インテリジェント・デザイン】は追放され、進化論宗教に置き換わり、今、無知な人々に事実として教えられている。進化論は他のどんな宗教よりも大きな信仰を要求する宗教である。そこには証拠に基づかない推量、半分の真理、不可能性、矛盾、政治的検閲が溢れかえっている。いわゆるインテリと呼ばれる狂信者と、簡単に騙される者だけがそのようなナンセンスを支持している。彼らはどういうわけか神の実在を否定することを喜ぶ。キリスト教は新宗教の教理に置き換えられた。それには、若者の性的自由、ゲイへの性的寛容、多様な生活スタイルの受容が含まれている。主流キリスト教会でさえゲイの生活スタイル、ゲイの結婚、さらにはゲイの司祭さえ受け入れつつある。

* あらゆる形の黙示的恐れに沿って、若者の心に浴びせられるもう一つの主要教理が環境グローバリズムである。グローバル社会主義はこの洗脳の基本であり、学生たちは世界の前衛は、今実在してないものも支持しなければと考えるように条件づけられる。若者の心はカルト的グローバリスト政策の連打を浴びて、長い間に、世界統一のプロパガンダによって大げさに洗脳されてしまい、我々が地上から自滅しないために未来のユートピア、新宗教、世界政府に扉を開くことになる。

* メイソン兄弟団は真のグローバリストである。数え切れないほど恐るべき数のグローバリスト組織が総じてフリーメイソンと彼らの鼻持ちならない諸組織にコントロールされている。国連はフリーメイソン支援を受けたグローバリストの組織で覆い尽くされている。WTO世界貿易組織、IMF国際通貨基金、WB世界銀行、その他あなたが挙げようとするどのグローバリスト組織もNWO(新世界秩序)をもたらすために驚くべき仕事をしている。大企業体からグローバリズムを推し進めていない指導者を挙げることは出来ない。その指導者がどの国の人でも、どの指導者でも、どの党でそれは関係ない。政治家はみな同じNWOの言葉で語り、その実現のために熱心に働いている。彼らの目標の第一は世界政府を樹立するために必要な政府組織をもたらすことであり、そのためには新宗教とパートナーを組むだろう。

* Ralph Eppersonは、フリーメイソンは現在の政府や宗教を壊して、偽贖い主によって人類を最初の偽エデンの園に返すことを求めていると書いている。換言すれば、フリーメイソンは隅の親石としての聖書の神に代えて、ナチスが実現しようとしていたルシファー的メシアによって地上に(ヘルメス的)天を再創造しようと願っている❸。Alex Mellorは1964年9月15日のAvocat a la Cour de Paris版においてこの破壊的陰謀を鳴り響かせた。その中で彼は、≪フリーメイソンは対立教会となるべく設立された。・・・フリーメイソンは教会を破壊はしないが、それに代わる準備をしている≫❹と書いている。フリーメイソンは備えと扇動の第三の柱である。

* Demond Wilsonによれば、超秘密主義のイルミナティが支配しているフリーメイソン内部サークルはNWOアジェンダの一部として、キリスト教を破壊するという悪魔的計画を抱いている。これらのグローバリスト諸力は【偽預言者】に率いられたバビロンの普遍的新宗教にキリスト教の生き残りを包摂しようとするだろう。メイソンの文書によれば、この出現しつつあるニューエイジ万神殿は、キリスト教は闇であり悪であると考えている❺。強力な騙し攻撃が、出来得ればキリスト教の選民を惑わすだろう❻。わたしの計算では、この悪魔的計画が唯一成功する騙しは、復活が嘘だったと提示し、それを証明することだけである。まさに、パウロが言ったように、全キリスト教はイエスが死人から蘇ったという唯一の教え(1コリント15:14)に掛っているからである。また、処女降誕もイエスの神性とメシア性への信頼を完全に低下させるために期待できるだろう。
                                                             
* イエスを格下げする陰謀は緩やかに統一された教えを支持する宗教として、キリスト教を多様性内で働く未来世界の宗教とする新解釈と意味でなければならない。キリスト教に新たに組織されたこの背信的変異体は竜のように語る小羊の宗教となるだろう❼。新しい背信的キリスト教は比喩的堕落に満ちた新しい教えを溢れ出させるだろう。こうして、変質したキリスト教は最初のキリスト教教父、タルソのパウロをあらためて迫害することから始まるにちがいない。パウロは反対者をローマ教会から異種の偽セクトに分離する偉大な大分裂をもたらす。パウロの教えはキリストの神性を人間のメシアか預言者とすることへの反対として公言している。パウロはグノーシス者たちから異口同音に異端として断罪されている。パウロの本質と信頼性を攻撃することによって、明らかに、未来のオールアウト・ブリッツに似たものに手を貸すことになるだろう。

* 全ての一神教は、アダム、アブラハム、モーセの神聖性を信じており、その他、神からの霊感を受けて世界に光を発信する全ての預言者の重要性を認識している。【偽預言者】はマホメットを偉大な神の預言者として新しいキリスト者/ユダヤ教徒の一掴みにする新しい未知の光明を導入するだろう。キリスト教のグノーシス主義者と共通の同盟が形成されれば、新しい背信的キリスト教とユダヤ教とイスラム教内の神秘主義にとって全ては受け入れ可能となろう。一神教内の神秘主義は一神教を多神教とバビロンの教えに転換する努力として、その偽りの信念体系も含めて汚染させている。様々な一神教神秘主義の堕落が神秘主義的多神教への転換を確かにするための道具となるだろう。

* モーセ、アブラハム、マホメットなどの一神教の偉大な預言者がみな、イエスと同様に、神秘宗教において、仏陀やヘルメスや孔子のような他の預言者と伴なって、偉大な預言者であり霊的光明の導き手として既に再組織されている。彼らはみな、人類を神への上昇進化の途上で助けるために送られた偉大な光明の導き手の冠を被らされている。全ての宗教の霊的指導者は新しい普遍的な偽宗教の下に人類の全てのための光明の建設者であり霊的導き手である者として認められるであろう。支配力を専横した混乱状態のキリスト教と三つの一神教の神秘的形態をもって一神教から多神教への橋渡しの備えは出来ており、あとは、適切な時と霊的な触媒を待つのみである。

* それ故、反抗的でナイーブな地上の無知な民を騙し、サタンを礼拝させ、宇宙の真の神を拒絶することへと奴隷化することがその隠された目標であることに留意しなければならない。反逆天使にとって真のメシアとしてのイエスを貶めるだけは不十分である。それが、いつも宗教の中心力となる選ばれた入信者にのみ奥義の真の啓示が認められる理由であるルシファーを民の神として啓示する前に用心深く長期間の備えがなければ、ルシファーが彼らの神であり、堕天使が彼らの小さな神々であるという知識は、大衆の信頼を得ることに確実に失敗するだろうから、。秘密と騙しは多神教の教えの中核である。最初は愚かしいと見えるものが、直ぐには無くなっていない。実際は、今日の文明のより大きな部分は既に多神教とその教えに従っている。

* これらの宗教とその民は人格化された比喩におけるルシファーが悪とは信じていないことも銘記されるべきである。事実、その反対を本当に信じている。オシリスなどの万神殿の神々はみな、太陽神であり、あるいは光の神々であり、宗教的万神殿はみな光と光明の宗教である。儀りの教えでは、光は本質的に善と悪両方の真理と知識の啓示である。

≪蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、賢くなるように唆していた。女は実を取って食べた。≫ (創世記3:4-6)

* この短い語りにおいて多神教の中心的教えが提示されている。第一に、木の実を食べることによってアダムとイブは神に逆らい、知らない間に悪魔に従っている。第二に、善悪の知識やそこから出て来た知恵が、神々に進化するための鍵だという光の教えが確立された。実際、サタンは知識は彼らを神のようにするだろうとはっきりと言っている。神の二つの属性はいつも不死性と合理的倫理的審判力だった❽。そのことがいつも神秘主義が秘密の知識と知恵を公言する理由である。それが神のようになる進化の鍵となる教えである。木の実を食べた後、アダムとイブの目が開かれ、彼らが神の知恵を手に入れることが出来るようになった光の知識である。それが知識と神秘主義を結びつける。悪人エノクが善悪の知識として知られる聖なる七学を保持するために神秘主義を創ったようにである。第三に、光の宗教はいつも、理性と論理によって秩序付けられている。それはいつでも合理的倫理的判断を適用する能力である。神のようになる進化には理性と論理の規律が本質的で、スタートレックのヴァルカン星人として記憶されるニューエイジのような宇宙人に似ている。

* 第四に、そしてこれが最後のポイントだが、真の神が神の抑圧的欲望を知らない無知の抑圧的縄目の下に人類を留めておこうとする抑圧者であるかのように設定されている。そこではルシファーは、人間が神性に達成できるように、無知から解放する光の神である。ルシファーは光と知識の神に変容し、聖書が言う人類の敵対者とは反対に、人類の贖い主である。逆に言えば、真の神は、神々へと進化しようとする人類の権利を抑圧する人類の悪しき抑圧者の役割へとひっくり返されている。Laurence Gardnerが、キリスト教もユダヤ教も学びと知識の抑圧者であると言うように❾。

*  ウェブスター辞典によれば、Luciferとはラテン語で惑星Venus(金星)のことである。ネルソン聖書辞典は、イザヤがサタンを「明けの明星、曙の子」と言っているように⑩、 その名を暁の星と結びつけている。 太陽は光を意味する明けの星としても知られている。アンガー聖書辞典はルシファーを「輝き」を意味するヘブライ語として定義している⑪。ルシファーの派生語として、「輝く」、「明るい」を意味するlucent、あるいは「輝く」、「透明な」を意味するlucidがある。その意味は「容易に理解できる」「知的に明るい」である⓬。それら全ては「光」を意味するラテン語のlux lucisから来ている。

* オシリスのような神々は太陽神であり、ルシファーの比喩だった⑬。ルシファーは光の神として認められている。同じ比喩はギリシャ神話でも認められている。ギリシャ神話ではプロメテウスが神の火(光/知識)を人類にもたらした者だった。プロメテウスはルシファー同様に、この行為のため天から排除された。ルシファーは人類に光をもたらした者であり、また、苦役と建設者の守護神だった⑭。メイソンの著作家Knight と Lomasは、フリーメイソンは神はいつも存在していたと信じていると語っている。神は単に、人々が神を呼んだ、マルドック、アモン・ラー、ヤハウェ、アッラーなどの名前を持っていただけである⑮。これは偽りの終末時のバビロン淫婦宗教の隅の親石的教理となるだろう。

*” Morals and Dogma of the Ancient and Accepted Scottish Rite of Freemasonry/Pamphlets” の著者である著名なフリーメイソン Albert Pike アルバート・パイクによれば、全てのメイソンが探求する光は彼らの神であるルシファーの真の知識である⑯。パイクは1868年にフリーメイソンのスコットランド儀礼を定式化し、それが現在、彼の著作“Morals and Dogma ”を通してメイソン第33階位の最高協議会によって密かに監督されている。パイクはさらに、南北戦争で多くの会員が失われた後、多くの著作を通して補充努力をしたことで特筆されている⑰。さらに彼はスコットランド儀礼を通してテンプル騎士団の遺産をフリーメイソン儀礼に公式に取り入れた。パイクは反乱南部連合を司祭した⑱。彼はKKKの上級会員で、KKKはフリーメイソンと1868年の最初の”Imperial Wizard”  Confederate Genaral Nathan Bedford Frestネイサン・ベッドフォード・フォレストアメリカ連合国中将によって設立された。パイクが人種混合のメイソンについて尋ねられた時、彼は「わたしの義務は白人に対するものであり、ニグロに対するものではありません。わたしがニグロを兄弟として受け入れねばならない時はわたしがメイソンを去る時でしょう」と答えた⓳。このレンズを通してパイクの本質と意図を見なければならない。

* KKKは昔も今も、人類を奴隷化する創世記6章陰謀に邁進するルシファー秘密結社の蜘蛛の巣の一部であるのか? KKKはフリーメイソンと極めて緊密な関係にあり、暗黙の同盟⑳、パスワード、秘密の左手での握手㉑など共通である。KKKの組織的階層は数え切れない竜やネフィリム、アトランティス人、妖精像で溢れ返っている。KKKはアトランタ(アトランティス)を中心に、Imperial Wizard 帝国魔術師と彼の15のGenii 魔術師(Jinn悪霊)に率いられた見えざる帝国(他世界/Tartarus冥界)である。各州はGrand Dragonと彼の8人から9人のHydraによって統治されたRealm領域であり、各議会地区 はGrand Titanと6から12人のFuriesによって統治されたDominionであり、各郡はGrand Giantと4人のGoblinに統治されたProvinceであり、各町はGrand Cyclopとと2人のNight Hawk と/あるいは12人のTerrorによって統治されたDenであった㉒。

* これらの偽宗教はルシファーを悪だとも悪魔だとも考えていない。サタンは自由、解放、知識の善神へと昇華されている。サタンは永遠の反徒であり、最初の自由思想家である。それはテンプル騎士団とフリーメイソンがみずからを自由思想家であり、いかなる形での人工的思考や経済的コントロールにも反対する反徒だと信じていたのと同様である㉓。ルシファーは世界の解放者である。ルシファーは善霊であるのに、その彼に大いなる悪を為されたと囁かれている㉔。

*  "Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band" の表紙に興味深い自画像が描かれた、フリーメイソン第33階級で悪魔主義者のAleister Crowleyアレイスター・クロウリーは或る時、蛇、サタンが善悪を知ることによって我々人類に神々を作ったと記している。クロウリーによると、サタンは命であり光である。彼の黄道上のサインはやぎ座、跳ねる山羊、その属性は自由である㉕。

* フリーメイソンのIan Gittinsによれば、クロウリーはテンプル騎士団に不気味な熱情を抱いていた㉖。哲学を専攻してから、クロウリーは1898年にGolden Dawn黄金の夜明け教団に加入し、その後、神秘体験を経て、彼は自分がキリスト教に代わる新宗教の選ばれた預言者だと信じるようになった㉗。クロウリーは妻を通して、ニューエイジのメシアに率いられた人類の新秩序であるホルスの道を発動するようにと、神々の使者Aiwassからメッセージを受け取ったと信じて、自分自身を反キリストと思うようになった㉘。クロウリーは自分自身を黙示録の666の大いなる獣と見るようになった㉙。

* クロウリーは1930年代にヒトラーとナチズムを支持する多くの記事や出版物を情熱的に書いたが、後に第二次世界大戦の到来に際してそれが彼の信用を落とした。クロウリーは或る点ではイギリスで最も邪悪な人間だと考えられたが、ニューエイジの際立った預言者と見なされもした㉚。クロウリーのニューエイジの預言者としてのイメージと権威は1960年代を通じて、ドラッグ文化の興隆とニューエイジ運動の創成期と重なってかなりのルネッサンスとなった。

*  これらの宗教によってルシファーはAdonayと同等の者として信じられている。パイクによれば、Adonai アドナイはバアルとオシリスのライバル神であった㉛。バアルとオシリスはエジプトとカナンの儀宗教の最も重要なライバル神だった。アドナイは古代エジプトではAtenあるいはAdonとしてモーセの直前あるいは直後の時代に一時的にエジプトの支配権を得た神であった。パイクは次のように記している。

≪もしルシファーが神でなければ、その神の行為がその神の狂気性と背信性と人間憎悪、野蛮性、科学に対する嫌悪を証明しているアドナイ(キリスト教の神)とその祭司たちはルシファーを中傷するだろうか? 然り。ルシファーは神であり、そして残念ながら、アドナイも神である。・・・こうして、宇宙は魅力の 勢力と嫌悪の勢力の二つの均衡によってバランスが保たれている。これら二つの勢力は物理、哲学、宗教において存在する。・・・こうして、異端であるサタニズムの教理は真の純粋な哲学的宗教としてアドナイの同格、ルシファー信仰である。だが、光の神、善の神ルシファーは人類のために闇と悪の神アドナイと格闘している≫㉜

* バベルの時代、ニムロドと彼の儀宗教が真の神を多くの神々の中のひとりとして、他の多くの神々よりも強い神でなくしたことを覚えているだろう。神々は権力と権威と個々の性向において多くの階層へと追いやられた。我々はそれらの多神教的観点が真の神を悪神として抑圧的神と見なし、神とルシファーがライバルであると信じていると理解しなければならない。アドナイは聖書とそれを所有する諸宗教を介してルシファーを中傷する神である㉝。

* パイクはキリスト者は愛を説くが、嫌悪を実践している、寛容を説くが迫害を実践している。彼はキリスト者は闇の勢力であると信じていた㉞。神秘主義は全てを反転させ、上を下に、内を外にひっくり返す。メイソン兄弟諸団体、イルミナティ、バラ十字会、ニューエイジ、王なる神(Rex Deus)、シモンの長老、その他、万神殿を礼拝する全ての関連宗教とその組織はルシファーを、悪者とされた「堕天使」として支持し礼拝する㉟。

* これは、陰謀しているか、あるいは盲目的にその到来を支援しているかは別にして、全てのグローバリスト、堕落した宗教、メイソン兄弟団、教育施設、政府が行っている究極的な役割転倒である。彼らはバベルの時と洪水前時代から組織的に世界をそのような騙しのために備えてきたが、それらの努力にもかかわらず、神によって押し戻されてきたので、彼らは患難時代として知れ渡ったこの時代の最後の7年間、世界との(平和)契約を確認する反キリストの指示によって、彼らの場を確保しようとするであろう㊱。

* フリーメイソンは反キリストによって人類の最初の状態(エデン)に戻して現在の政府(民族主義)と宗教(キリスト教)を破棄しようとしている。彼らは(ヘルメス的)天をルシファー的メシアによって地上に造り出して、神に代えてルシファーを置こうと試みている㊲。聖書は我々に適切な警告を与えている。
≪11:13 こういう者たちは偽使徒、ずる賢い働き手であって、キリストの使徒を装っているのです。 11:14 だが、驚くには当たりません。【サタンでさえ光の天使を装うのです。】 11:15 だから、サタンに仕える者たちが、義に仕える者を装うことなど、大したことではありません。彼らは、自分たちの業に応じた最期を遂げるでしょう。≫(2コリント11:13-15【】内は強調箇所)

* 洪水前とバベルの偽科学の再興が予想される。これらの科学が、テクノロジーと宇宙人の影響力と結びついて、前代未聞の形と規模で開発されるのを見るだろう。神秘的神話が用いられ、さらに、バベルの時から現在に至るまでそのような知識を養育し保持したことでバベルの新宗教を栄光化するであろう。彼らは一神教、とりわけキリスト教の血生臭い迫害の下で生き残った彼らの歴史を列挙し、殉教者とすることだろう。

* その年代史は、弁証学はアリストテレス、修辞学はキケロ、幾何学はユークリッド、代数はボエティウス、天文学はプトレマイオス、文法はドナトス、音楽はピタゴラスと、七学の守護者として認められた古代の有名な伝説的人物たちをもって表現されるだろう㊳。自由七学は数千年の間、秘密裏に保持されてきた。彼らはピタゴラス神秘主義学派などの組織はテンプル騎士団などのRex Deus を介してその曖昧な知識をヨーロッパ中に広めてきた㊴。そして今度はフリーメイソン、バラ十字会、王立協会などの組織に偽知識を発芽させ伝達してきた。

* 紀元前582-507年頃のギリシャ数学の創始者ピタゴラスは神秘主義の太祖と見なされている。ピタゴラスは輪廻の主導者として、全てのものの本質は数であると信じていた。ピタゴラス主義は「数秘学」として崇拝されている。ピタゴラスはまた、音楽の数的特質を促進させた㊵。ピタゴラスは世界中からの秘教的思想を「永遠の哲学」へと統合した人物として認められている㊶。それは同時代のインドのウパニシャッドと非常によく似ている。彼は最初に自分を知恵を愛する人「哲学者」と呼んだ人物である㊷。彼はおそらく最初のソフィストの一人だった。哲学は最初、紀元前6世紀にギリシャで形成された。ソフィストはソクラテス前
の哲学とアリストテレス後の哲学を結びつけるものとして暗黙に了解されており、それは神話を超えて進歩させることを目的としていた㊸。

* Polychroniconはピタゴラスはヘルメスが見つけたレメクの柱の一柱を発見したと記録している。だがこの版にはピタゴラスがヘルメスの弟子であったのか、それとも彼の知識の直接の継承者だったのかを示すような暗示は他の伝説はどこにもない㊹。ピタゴラスの伝記作家Jamblichus㊺はピタゴラスもプラトンも二つの悪名高い洪水前の柱の碑文を読んで彼らの哲学を発展させたと書いている㊻。それは、それらの悪名高い柱は紀元前500年頃にはまだ現存していたことを示している。ピタゴラスは紀元前585-565年頃から495-470年頃まで生きていたと記されている㊼。

* ピタゴラス神秘学派は後に、ソロモンとダビデのカバラ子孫であるエッセネ派から追加の知識を受け取った㊽。ピタゴラス神秘学派はイタリアのCrotonaで設立された㊾。ピタゴラスは紀元前530年にサモス島からコルトナに移住したと信じられている。コルトナで貴族エリートを強力な禁欲的宗教宗団に組織した㊿。これら神秘学はたまたま、エジプトの古代白色兄弟団と強い絆で結ばれていた。その事については後に詳述したい。

* ピタゴラス哲学はコルトナから、フランスからイギリスまでヨーロッパ中に広められた(51)。哲学と倫理の始まりはピタゴラスとグノーシス主義のバシリデス宗教体系の両方に由来している。そしてそれはフリーメイソン(テンプル騎士団でもある)の信念体系を生み出した(52)。

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次回 : 第48章 宇宙人現象
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