PHASE-02 全ては基礎で決まる | G-Remodeling

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主にガンプラの改造・改修の過程等を掲載します。

■さて、前回スタイル=基礎作りの為のプランを立てましたが、スタイル改修が完了しました。

もうかれこれ20年近くこんな事やってきているので、あまり考えることなくサクサクと進む事が出来ました。普段は主にMGのスタイル改修がメインなのでHGは結構楽に進める事が出来たと思います。

それではさっそく一通りの改修をご覧頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

■どこから順にという事は特にないので、上から順にやっていきたいと思います。

それではまず手始めに首の延長から進めていきたいと思います。

 

▲パーツNO.D1-6首の延長です。キットのままですと若干詰まった様に感じるので0.5mm程延長してスッキリとした感じになる様にしたいと思います。

 

 

▲首の延長のやり方としては2種類あります。一つはボールの首の部分を延長するやり方ですが、このやり方だと顎との干渉が緩和して首の可動範囲が拡大しますが首の土台との隙間が広がるので浮いた感じに見える場合もあるので要注意です。もう一つは今回やった改修ですが首の土台の方を延長する方法で、やり方としては程よい部分で切り離してプラ板を挟み込むというやり方です。

 

 

▲ついでに首の裏側は御覧の通り肉抜きになっているので埋めました。

 

 

▲エポパテで埋めても良いのですが、今回2mmのプラ板を使ってカバーしました。

 

 

■次に胸の増幅作業に入りたいと思います。

 

 

▲パーツNO.C1-1・2とA-2です。この辺は少し難易度が上がります。

 

 

 

▲まずは、胸のインテークダクトの部分を一旦切り離します。後で再接着するので綺麗に左右同じになる様に慎重に切り離してください。

 

 

 

▲ついでにここの合わせ目ですが、違和感があるので消したいところですが、消すのには結構な労力と時間がかかるので、今回は合わせ目位置を変更して、違和感が無くなるような改修をしたい思います。

 

 

▲つまり合わせ目位置の変更です。合わせ目の変更したいラインから元の合わせ目までの部分を一旦切り離して切り離したパーツの元の合わせ目を接着して合わせ目を消す事で合わせ目位置を変更します。

 

 

■それでは胸部の左右に1mmのプラ板を貼り込んで増幅して切り離したダクトの部分にも0.5mmのプラ板を貼って延長します。コクピットから中央の部分につきましては、キットのままだと少し小さく感じるのでエポパテを使って大型化してバランスをとっていきます。

 

 

▲こんな感じです。

 

▲先に切り離したインテークダクトの位置を決めて再接着します。

 

■それでは分かりやすいように、比較してみたいと思います。

 

 

                          

 

 ▲如何でしょうか?プラ板との色が混雑して分かりづらいかもしれませんが胸を増幅する事によって肩との位置バランスが改善されて、更に合わせてコクピットから中央部分にボリュームを付ける事によって頭部との比率が大幅に改善されました。ウエスト部分も底の腰とのボールジョイントを一旦切り離して

1mmのプラ板を貼って延長してからボールジョイントを再接着します。尚、腰のボールジョイントは可動部分で力が掛かりますので真鍮線などでしっかりと補強してください。因みに今回は1mmの真鍮線をボール軸の縦と横から二重にして補強しています。

 

 

■次は腕を1mm延長します。

 

▲パーツNO.B1・B2-12を1mm延長します。プラ板もパーツも同じ白なので延長箇所が分かりずらいですが、矢印の所です。挟み込みでは無くて天板にプラ板を貼り付けて4Φの穴を開けています。

肩との凸が関節フレームの凹に差し込む形で1mmくらいの浮きなら修正しなくても大丈夫なのですが、左腕は比較的重さのあるシールドが付くので肩の凸のピンを1mm延長する事をお勧めします。尚、右腕はそのままでも大丈夫ですが気になる方は同じく肩のピンを延長して下さい。

その際は真鍮線での補強もお忘れなく。

 

 

■次は太腿2mmと脛1mmを延長します。

 

 

 

▲パーツNO.B-1・B-2-14(f太腿)とB1・B-2-16/17(脛)です。

▼上と下の画像の〇の部分を差し込んむ仕組みになっていて差し込みの手前で太腿のパーツを切り離してプラ板で2mm延長しました。計算では差し込み軸が2mm短くなるのですが軸が長いので軸を延長しなくてもフック出来て何とか許容範囲で収まりました。

 

■それではキットのままの脚と改修した脚の比較を見てみましょう。

 

 

▲こんな感じです。因みに太腿のラインは新たにパネルラインを入れたいのでポリパテで埋めています。

 

■次に全体をキットの素組と比較してみてみたいと思います。

 

 

 

▲如何でしょうか?スタイル改修を行った事により、先に述べていました頭部とのバランスが改善され、

あっ!そうそう、頭部はまだ改修していませんが、アンテナだけシャープ化して内側の本来黄色のアンテナ(小)は厚くて精度を保ったまま薄くするのが難しいので0.5mmのプラ板で作り直しました。

 

■全体的にSEED系の人型体型になったかと思います。

 

■それでは最後に箱絵と同じポージングで撮影してみました。

 

  

 

 

■これで土台(基礎)となる部分が確定しましたので今度はMakeupの改修をしたいと思います。

プランとしては・・・・・

 

➀頭部バルカンの合わせ目消しなど

 

②腰のフロント左右のアーマーを若干延長とリアアーマーの可動改修

リアアーマーはキットのままでは可動しないため、脚も後ろに引く範囲が狭く立ち姿が決まりずらいので可動するように改修します。

 

➂肩のスラスターの可動範囲を拡大する。

劇中のポスターのではフリーダムの肩のスラスターが完全に下を向いていますがキットでは少ししか動かなく再現できないので改修改善とします。

 

➃今回コレが最も重要で悩んだ部分なのですが、腰のレールガンが全体的な比率からすると太すぎる感じです。長さは折りたたみ収納時は気持ち長いくらいで許容範囲内ではありますが、厚さがありすぎかと思います。劇中から見てもそうですが、もっと薄くするとスケール感が出てカッコよくなるかと思います。

それでキットの物を限界まで薄く削っても思った感じまで薄くならなそうなので、スクラッチで作り直す事を検討しています。かなりの手間ではありますが、ここは妥協できないなと思っています。

 

➄その他各所ディテール及び情報量の追加です

 

■それでは次回の「makeup編」どんな風に仕上がってきますか乞うご期待!グッ