S字を制する者は世界を制す。。。(門外不出編) | G-Remodeling

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主にガンプラの改造・改修の過程等を掲載します。

■本当は頭部の改修が終わり、取り敢えず頭部だけ塗装して仕上げてUPしょうと思っていて、あと1回フラットクリアーを吹き付けてフィニッシュだったのですが、今日はあいにくの雨なので塗装を止めました。

なので今回は腹部から腰にかけての延長と可動の改修の記事を載せたいと思います。

 

■今回はガンプラをカッコ良くするために最も重要といえる改修について解説したいと思います。

 

■カッコよくする為に重要なのは、「自然な立ち姿」なのです。

その中でS字立ちをご存知かと思います。S字立ちとは分かり易く言うと、腰を突き出して立つという感じです。頭部から足にかけてのラインがS字になるという所からS字立ちと言うのだと認識しています。

 

■S字立ちは嫌いと言う方も多いのではないかと思います。当初私自身もそうでした、「何がカッコいいの?」と思っていました。しかし現在は改修におけるS字立ち重要さを確信しています。

 

■S字立ちに対して重要なのは、その度合いです。

コレでもか!というくらいガッツリと腰を突き出したやり過ぎ感のあるS字立ちは、どちらかと言うと戦隊物のヒーロー的な感じがするので、ガンダムとはちょっと違うように思います。

S字立ちは、ちゃんと理にかなった改修をする事で自然な立ち姿となり、カッコいいガンダムになります。

 

■さて、では長々とお話をしましたが、今回の実際の改修を基に究極のS字について解説していきたいと思います。

 

 

 

■まずは、キットを組んだノーマルな状態です。

腹部の延長が必要なのですが、全体の対比から見て6mm~8mmを限度の延長が良いかと思います。

腰とのジョイントはボールジョイントなのですが、コレが曲者で保持力が悪くファンネルを装備すると重さでそっくり返ってしまいます。たとえボールを太らせたとしても一時的で、何回か動かしているとすぐに緩くなってしまいます。なのでこの辺も頭に入れて改修していきたいと思います。

 

 

■工作としては元々のボールジョイントを切り飛ばし、市販のパーツでホビーベースの関節技ボールジョイントに交換します。このパーツは保持力が高く反り返り防止には非常に効力を発揮します。

ボールの取り付けは真鍮線の補強では弱いので、フレームにボール軸の太さの穴を開けて裏からプラ板を当てて差し込み接着しています。

 

■次に1mmのプラ板を6枚貼り合わせて6ミリ厚の腹部延長のパーツを作り、そこに先程のボールジョイントの受けを埋め込みます。

その下に腰との接続軸となるプラパイプを埋め込み接着します。

 

■作ったパーツはキットのウエストパーツが取り付けられる様に加工しています。

 

 

■こんなパーツ構成になります。

 

                           

                          

■製作した延長パーツとキットを組むとこんな感じになります。

腰との接続軸はボールを廃止し回転軸に変更しています。

これで、この部分は後ろに反り返る事は無くなりキットと延長パーツのボールジョイントも保持力があるので反り返らず前後左右360度に可動する事になります。

つまり、もともとの可動範囲はそのままで可動部を一ヶ所増やした感じになります。

 

■腰の回転軸の受けは、キットのボール用の物から軸用のものに変える必要があります。

以前から余ったポリパーツを取り溜めていて、軸用の丁度良いポリパーツがあったのでキットはそのままで強度を落とさずに合うようにポリパーツを加工して取り付けました。

 

■コレが自然なS字スタイルにする為の改修です。

 

■つまり、S字を決めるには・・・・

 

■画像の赤いラインがノーマルのラインでのラインが改修後のラインとなります。

人体の自然な立ち姿は、脚を後ろに少し引き上半身の状態を垂直にした状態が、自然な立ち姿となります。赤いラインのキットのままだと、腰からの支点で状態を起こそうとしても上半身が垂直にはならず少し反り返った感じになってしまいます。

今回の改修は、その支点を上の腹部に持っていく事で上半身が垂直になり、自然なS字の立ち姿になります。

 

 

■如何でしょうか?腹部の延長も延長パーツで6mmの延長となりますが、可動部の若干の取り合いがあるので正味8mm近くまで延長になったかと思います。

 

 

■こんな感じで自然な立ち姿になります。

改修前だと何十枚も色んな角度から画像を撮ってその中から、良い物を見つけ出すといった感じですが、この改修をする事でどんな角度からも自然な決まったポージングで画像を撮れます。

改修後はポーズが決まっているので、どこから撮っても決まるのは当然と言う事です。

 

■以上、この改修は私の中ではかなり重要な位置を占めた改修となっております。

宜しければチャレンジしてみて下さい。^^ (門外不出なのですが・・・(笑))

 

 

未設定■休みに入っって、製作に集中してるのは良いのですが、動かないくせに食欲があり何だかお腹がタヌキの置物っぽくなってきたので、危機感を感じデザート断ちをました。

コレを機にガンプラ製作の甘い部分もの無くなればいいのにと思っていますが・・・。(笑)

次回は出来上がった頭部を公開できるかと思います。。。。

さて、、、次は延長に合わせて胸部の改修とディテールを入れて上半身の改修を仕上げていきたいと思います。。。^^v