誰にでも起こりうる病気 | 障害年金オフィスたくみ公式ブログ|神奈川県藤沢市の社会保険労務士事務所

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精神疾患専門の障害年金の申請代理一筋11年。社会保険労務士土橋和真の活動日記。

つい最近、友人から連絡があり、

 

パニック障害になったから、病院の紹介をして欲しいということでした。

 

話を聞くと、前々から前兆はあるようでした。

 

 

病院紹介前に、色々注意点を話した。

 

パニックで精神科や心療内科にかかるということは、

 

服薬を伴うということ。

 

 

その服薬も必要なものであればいいが、いい医者にかからないと余計な薬を処方して、

 

患者はつぶされるということ。

 

 

なので、慎重に治療を行う必要があること。

 

この辺をメインに話した。

 

 

パニック障害、発作であれば抗不安薬、安定剤の処方がまず考えられる。

 

安定剤でも半減期によって、長く効かせるものから、短期のものまでいろいろある。

 

 

自分の生活用途に合わせて薬をチョイスする必要がある。

 

ところが私の知った事例でいくつかあったのは、

 

パニック発作の受診で、かなり強めの抗うつ薬も初診から出されていたケースがあった。

 

 

もちろん医師の判断なので、医師でもない第三者の私が意見を挟むものではないが、

 

抗うつ薬の副作用でその方々は動けなくなってしまった。

 

 

安定剤のみの処方という選択肢はなかったのだろうか?という疑問であった。

 

うつ病の診断を受けている方々で、上記のような、

 

本当にうつ病なのではなく、パニック症などの方が、

 

うつ病にされてしまった

 

というケースが何件も見たことがあるのだ。

 

 

なので、通院治療においては、

 

自分が何を処方されているのか効能などを下記書籍などであたっていただきたい。

 

 

少なくてもネットでもいい。

 

先の安定剤の話一つとっても効能が違う以上、

 

ご自身の生活の場面で必要な薬のタイプは明らか違うはずである。

 

 

・お仕事をしていなく、一日療養できるひと

 

・服薬しながら、満員電車で通勤が必要なひと

 

 

特に後者は予期不安が強いため、頓服で切れのいい薬剤が必要なのではないだろうか?

 

飲んで15分、30分で効果が期待できるものであれば、お守り代わりにもなる。

 

 

ちなみに友人が初診時に大きな病院でもらったものは長期型であった。

 

通勤が必要であれば、頓服の併用なども選択肢にないのだろうか?

 

 

今までの事例を医師から見聞きするにそう思う。

 

 

パニック障害を含めて病気は自分の身体からの何らかのサインである。

 

 

仕事のストレス、家庭のストレス、人間関係のストレス、色々あるであろう。

 

何かしら原因があるはずである。

 

誰にでも起こりうる病気である

 

 

 

その原因を取り除くことが、直接的なアプローチである。

 

しかし往々にして、すぐに原因を取り除けるものではない。

 

したがって、「対症療法」として、服薬で抑えながら、仕事なり社会生活を営む必要性が出てくるわけである。

 

 

対症療法は必要であるが、並行して根治治療も行っていただきたいのが、私の願いでもある。

 

自分の問題と向き合うことである。

 

下記書籍がお勧めである、是非読んでいただきたい。

 

 

多くのパニック障害の書籍は医師が書いたものが多く、

 

やはり対症療法として安定剤の服用などをしましょうというアプローチが多い。

 

 

目を背けがちな根治療法にも取りんでいただきたい。

 

 

友人にはこれから心療内科にかかるとしての注意点や、

 

長期見据えて、仮にうつ病などを併発して、仕事にも支障が出た際には、

 

傷病手当金や障害年金の制度があること、

 

それを頭の片隅に入れてお守り代わりにできる範囲で仕事は続けるなどすればいいこと、

 

その上で悪いようにはしない、病院を紹介した。

 

 

安定剤であれば多くの内科医でも処方できている事例を見ている。

 

かかりつけの内科の先生に相談してみるのも一助だ。

 

 

何も考えず精神科医に行って潰された人を数多く見ているから、

 

可能な限り踏みとどまってもらいたい、などの願いを込めた。

 

 

私の10年の職業知見が活きれば幸いだ。

 

 

明日、あさっても同行です。