〜〜続き〜〜
上司税理士
「次は、
倉敷税務署に個人のお客さんで不動産の売買について聞きたいことがあるから、
それも税務署に聞いてみよ!」
☆内容
登場人物 : 依頼主(お客さん)
依頼主から土地と建物を借りる法人
依頼主が土地と建物を貸出ていたが、
法人はその土地を駐車場として新たに使いたいから、建物を取り壊して駐車場の設備をする。
その際に、取壊費用は全額を法人が負担してくれた。が、その費用の金額・内訳は一切わからない状態である。
☆質問内容
1.法人が全額負担してくれた金額は、所得となるのか?
2.所得となった場合は、何所得になるのか?
→不動産、雑、一時期、譲渡のいずれ?
3.建物除却損は不動産所得から控除してもいいのか? その際の金額は?
この3点!
取引の内容、聞きたいことを紙にまとめて
先輩に
今回の質問は、素人としてか税理士事務所としてのどっちのスタンスで行った方がいいですかね?
と質問。
先輩
「税理士事務所としてでいいと思うよ!」
俺
「わかりました!行ってきます!(電話に)」
いざ!!
ネットで税務署の電話番号と接続の流れを調べ
税務署の電話番号 ポチポチ
自動音声でのご案内
「1」ポチ
所得税「1」 プルル〜
???
「国税局電話相談センターです。」
俺
「お客様の所得税の確定申告での取引についてしつもんしたいのですが…」
???
「税理士事務所の方ですか?」
俺
「はい。」
???
「あのですね〜、税理士の方はご自身で解決いていただいてもいいですか???(煽り)
税理士会でも言われてますよね??」
俺
(いや、
税理士じゃないんでしらないんですけど…)
「はい、申し訳ございません。」
???
「こちらから答えられることは何もないので、失礼します。」
ガチャ プーー
先輩
「何やらかしたん?(笑)」
俺
「税理士事務所スタンスでいったら、電話してくるなってキレられました(笑)」
先輩
「どこに電話したん?」
俺
「倉敷税務署に。
ネットに自動音声案内で1って書いてて、」
先輩
「(笑) これ、国税局電話相談センターだから違うよ(笑)
2を押したら、税務署に直通で行くんだよ(笑)」
俺
「へ!?そーなんですか?(笑)
やらかした(笑)」
よくよく調べたら、国税局に電話してました(笑)
あんにゃろ〜めっちゃ敵対しやがって!
って思いましたが、間違えた俺が悪い(笑)
その後、税理士事務所と名乗らずに倉敷税務署に電話しよって思ったけど…
税務署の者
「お調べしてから折り返しお電話させていただきますね。今回の相談者様はご本人でしょうか?」
俺
「あ、いや…依頼されまして…税理士事務所の者で… たくまと申します。」
税務署の者
「かしこまりました。また折り返しお電話させていただきます。失礼します。」
税務署には税理士法人としてでもいけた!(笑)
さっきのは国税局だったから、相手にもされなかったんだな😂
そして、質問の結果が
倉敷税務署の者
「今回の場合ですと、土地と建物の所有権が同一の人のものなので、除却してもらった費用の金額は依頼主様の収入とはならず、課税の対象とはなりません。
借地権の返還などがあった場合には権利の移転があり課税されます。」
俺
「なるほど〜。(何か分かった気になってる)
あ、あと、今回の建物の除却損っていうのはこの場合だと不動産所得から控除してもいいんでしょうか?」
税務署の者
「はい。除却費用の有無に関わらず建物の除却による損失なので、不動産所得の減額として処理していただくことになります。」
俺
「そーですか!ありがとうございました!
失礼いたします。」
んで、上司税理士に結果を報告
上司税理士
「なるほどね。収入は計上しなくていいのかぁ
それで、その理由というか何を見たのかは言ってなかった?」
俺
「いや、何も言ってなかったですね。」
上司税理士
「そっかぁ、税務署の電話に出る人も下っ端だからあんまり理解してないからな。上司に聞いたことをそのまま言ってるんだな。
こう言った時は、何を見たらその回答が載っているのか、ちゃんと根拠条文とかを聞いて、後から調査とかで聞かれた時にも答えられるようにしなくちゃだめなんだよ。
国税庁のホームページにも条文が載っているでしょ?そう言ったのを聞くんだよ。」
俺
「すいません。。話を聞いて何か分かった気になっちゃってました。
次からはしっかり深く理由を聞いて、根拠条文も聞きます。」
上司税理士
「ん!電話ありがとう!」
という感じで、初のお使い電話は終了しました。
最初の2週間の総務部の時は、内線とか外部からの電話を
税務部の人に繋げるって事はしてたけども
また違った緊張感があるね😑
手に汗握ってた。
電話にも、もっと慣れなきゃね!
ではまた!