「ブラ番」ドキュメンタリーの裏話
九州の皆さん、
ブラジル番長のドキュメンタリーは
いかがやったやろうか？
各局ばらばらな時間帯でやっとったので、
早朝に放映された地域の方々は、
早起きしていただいて有難うござんした！
これで番長も当分の間は、
友達に自慢しながら生きていけるばい。
それでは、ドキュメンタリー版ブラジル番長の
ご報告をば。
まずは番組の出だし。
アマゾン川をスピードボートで走る番長。
ボートのエンジン音が
かつて乗っていた直管バイクに似ておったので、
思わずハンドルを握る真似をして空ぶかしするシーン。
くだらない場面からドキュメンタリーが始まったとです。
次に、福岡で取材をしとる場面が映し出された。
この日は、南米の留学生たちによる『着物の着付け会』
ば取材したとぜ。
取材を終えたあとは、すぐに事務所（支局）に戻り、
原稿ば書きよるとよ。
原稿が完成したら、インターネットで
記事をサンパウロ新聞本社に送っとります。
これが番長の日常ですたい。
つづいて番組は、福岡市東区松香台２丁目から
いきなりブラジルにあるサンパウロ新聞社にシーンが移る。
この白髪のしがないオッサンこそ、
番長のボスであるサンパウロ新聞社社長なのじゃ。
社長の名は鈴木雅夫。
名前がどことなく田舎臭い。
そして、取材のために
はるばる福岡からアマゾンへやってきた番長は、
えらそうに南米のロマンば語りよった。
目的地に到着後、さっそく昼寝をする。
いかに番長が仕事をさぼっておるのか、
カメラマンはそこを見逃さんやった…。
昼寝の後、アマゾン川へ入浴に行くシーン。
どうでもいいばってん…
なんじゃこの番長の腹は！！？
ちょっと前まで筋骨隆々としておったのに、
いつの間にこんなに太ったんやろ？
これはいかん。
女性からチヤホヤされんごとなるばい！
この映像ば見て、はじめて番長がおデブさんだと気付いた
次第でございやす。
やせよっと…
すこし涼しくなったので、取材ば開始。
パンツにランニングシャツという大変ご無礼な姿で
移住者にインタビューばしとりました。
ま、アマゾンやから大目に見ちゃってん。
最後はアマゾン川の川辺で写真撮影。
こうやって取材ばこなしてゆくのじゃ。
次に向かった先は、
パラゴミナスという小さな町やった。
赤土がブラジルらしかろ。
この町からさらに奥へ２０キロ進んだところに、
アマゾンの開拓者が住んでおった。
開拓者の家にお邪魔すると、
なんとチェコ製のライフルを発見！
ライフルの扱い方ば指導してもらった。
夜は開拓者とビールば飲みながら、取材する。
天井ではコウモリがバタバタと飛んでおって、
ひじょうに目障りやったなあ。
なお、この開拓者は、
「我が家にドロボウが入ってきたら、遠慮なくライフルで撃ち殺す」
と言っておった。 ま、まじでや…
苦労して書き上げた今回のアマゾン記事は、
『アマゾンの夕日に生きる』とタイトルばつけて
新聞で連載しよりました。
いつも衛星のように地球をぐるぐると回りながら、
日本と南米を行ったり来たりしておる番長は、
このような活動ばやっとりやす。
番組の最後は、少年院で子供たちに講演をしておる
シーンで締めくくられた。
「番を張るなら世界で番を張れ！」
ナレーションがうまいことを言って、番組は終了。
それにしても、立派なドキュメンタリーにまとめてくれたもんばい。
ＴＮＣさんに心からオブリガード！
なお、ドキュメンタリー番組は再放送されるらしいけん
見逃した読者さんは、ぜひ次回ご覧くだされい！！
さて、
このほど『カフェ江戸マッチョ』では、
ブラジル番長のドキュメンタリー記念として
お店でメシを食べてくれたお客さんに
スペシャル・ヤンキー・デザートばサービスしとります！
ただし、デザートのサービスは
江戸マッチョ３兄妹のブログを見た読者さんのみに限っておる。
したがってお店の店員には必ず
「ブログを見たばい」と一声かけておくんなせい。
デザートのサービスは、６月６日（日）まで。
ヤンキーの青春時代のように、ほろ苦いコーヒーゼリーば
ぜひともほおばってみてね。
次は必ず映画化じゃあ！
＝byブラジル番長＝
どうそうかいで、どうしょうかい。
『暴走族』といえば、世間一般には、
改造バイクにまたがった非行少年たちの集団で、
いつも喧嘩に明け暮れとると思われておる。
かつての暴走族は、皆さんのご想像どおり「喧嘩上等」だとか、
「全国制覇」などをスローガンに掲げて、街で暴れておった。
ばってん、番長が所属していた暴走族は、よそのチームと少し違った。
番長たちのチームのモットーは、『みんな仲良く』やった。
総長がすごく平和主義者だったので、メンバーたちも争いごとを好まず
温厚な性格をしておったんよ。
番長は、そんな我が総長やメンバーが大好きやった――。
先週の日曜日、かつてのメンバーから連絡があった。
「１４年ぶりに皆で集まって、バーベキューをやらんね？」
メンバーたちは皆、それぞれ家庭を持って落ち着いとると聞き、
「それやったら安心やし、今度のドキュメンタリー番組の告知も
皆にせんといかんしね」
と、番長も参加させてもらうことにした。
バーベキューには、かつてのメンバーが１０人ほど集まった。
他にもメンバーの嫁さんや息子、娘さんたちも参加していて、
時の流れを感じたもんばい。
集まった連中の中には、番長が知らん顔ぶれもおったので、
「おたくも同じ暴走族ですか？」と尋ねてみると、
メンバーから「番長、ここではもう暴走族の話はするまい」と注意を受けた。
さすが、みんな落ち着いておる。
番長は嬉しくなった。
皆でわいわいと楽しんだ。
番長は車で来ておったので、ビールが飲めん。
それで、オレンジジュースば飲みながら肉ばつまんでおった。
しばらくして、隣に座っていたメンバーの携帯電話が鳴った。
「おお、Ｋや。今どこにおるとな？ …ああ、その道ばずっとまっすぐ来て、
坂道ば下ったら左に曲がり――」
と、メンバーが話しておったので、
番長は気になって「他にも誰か呼んどうとね？」と聞いてみた。
そしたらメンバーが、「うん、隣町の●●チームやったＫが、こっちに向かっとる」
と言う。
ブフッ！ 「け、け、Ｋも誘ったとや！？」
番長は飲みかけていたオレンジジュースば、噴出しそうになった。
Ｋが所属していたチームと番長は、はるか昔に個人的なモメ事があり、
以後、番長はそのチームからずっと狙われておった。
一度は、ショッピングセンターでばったりとＫの軍団に出くわし、
番長は一人だったので、一目散に走って逃げたこともある。
その時、Ｋたちは「待てコラ～！ キサマ～！！」と
必死になって追ってきたが、
逃げ足だけは速い番長は、うまくＫたちを撒くことができた。
もうかれこれ１５年も前の話ばってん、
Ｋたちが番長の顔を忘れるはずがあるまい。
肉を食いながら、番長は（いや、やめて、Ｋ君ここに来ないで！）
と心臓ばドキドキさせておった。
もう気が気じゃなくなり、楽しいはずのバーベキューが
いきなり修羅場に変わった。
それから１０分後、向こうのほうから黒塗りのベンツがやって来た。
ガチャっとベンツのドアが開くと案の定、怖そうな人たちが
ぞろぞろと車から出てきた。
Ｋたちは、まったくあの当時と同じ…
いや、あの頃よりもさらにヤンキーに磨きがかかっておった～
結局こうなるから、元暴走族連中たちの集まりは嫌いだ。
よそのチームも呼んどるなんて、そんな話は聞いとらんよ…。
番長はサッと椅子から立ち上がり、
「あ。用事を思い出した。オレ帰るわ」とメンバーたちに言う。
すると、メンバーのひとりが、番長の袖を引っ張りながら、
「なんば言いようとね。さっき来たばっかりやん。もう少しここにいろよ」
と話すので、
番長は「うるせえ、オレはお前たちと違って忙しい男なんじゃ。
その手ば離せ～」と振り切って、慌てて停めていた車へと乗り込んだ。
キュルルルバウ～ン！ボーーーー
車ば急発進させて、その場から逃げ帰った次第でございやす。
いや～、まいった。まいった。
まさかあんな展開になろうとは…。
やっぱ１０代の頃の暴走族は、過去の思い出として心の中に留めておくべきで、
また皆で集まって― なんてするもんじゃない。
今回は本当にいい勉強になったばい。
もう金輪際（こんりんざい）、あのような集まりには顔ば出しませぬ。
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さて、日記の最後に番長からの告知じゃ。
５月３０日（日）午前６：３０～
ＴＮＣ（テレビ西日本）『ドキュメント九州』で、番長の日常ば追った
ドキュメンタリーが放送されよります。
タイトルは『ブラジル番長～アマゾン取材日記～』。
いま、ＴＮＣのチャンネルばつければ、番組の予告も頻繁にやっとります。
当日は早朝の番組なので、早起きが苦手な読者さんは
ビデオの録画予約ばお忘れなく！
※番組の放送は、九州限定（沖縄を含む）なので、それ以外の地域では
放送されよりません。あしからず。
ほか各局の放送日時は、
ＳＴＳ（サガテレビ） ５月２９日（土）午前１０：３０～
ＫＴＳ（鹿児島テレビ） ５月３０日（日）午前５：００～
ＴＫＵ（テレビくまもと） ５月３１日（月）午前１：００～
ＵＭＫ（テレビ宮崎） ６月２日（水）午前０：５９～
ＴＯＳ（テレビ大分） ６月２日（水）午後３：００～
ＯＴＶ（沖縄テレビ） ６月４日（金）午前１：１０～
ＫＴＮ（テレビ長崎） ６月４日（金）午前９：５５～
詳しくは『ドキュメント九州』のホームページでご確認くださいやし。
ドキュメント九州 ＨＰ http://www.tnc.co.jp/dq/
解説 http://www.sagatv.co.jp/bangumi/document_q/index.phpそれでは、番組で番長の勇姿ば見てちゃぶ台。
＝byブラジル番長＝
新たなる挑戦ばい！
Cafe江戸マッチョの店長ばしとる妹から頼まれて、
こんなイラストば描きやした。
現在、弟と妹がそれぞれパッケージをデザインした
『江戸マッチョコーヒー・ドリップバッグ』が大人気なので、
それやったら長兄であるこの番長も
パッケージばデザインして、
『江戸マッチョ３兄妹セット』で販売しようや！
という事になり、↑のイラストば描いたとばい。
ちなみに、弟と妹デザインのドリップバッグは
こんなやつ。
１袋に１２ｇ入っていて、お値段１５０円なり。
３兄妹セットで販売すれば、ちょっと洒落がきいた
お中元になるやなかか。
うふふ… バカ売れの予感がするばい～
さて、こんなヤンキーの落書きばかりやっとる番長やけど、
今年は一つやり遂げねばならん目標がある。
その目標とは、
１１月に実施される高校卒業認定試験にチャレンジすることじゃーー！
うおっしゃ。頑張るばい～！！
……と言っても、最近ブラジルから帰国したばかりやけん
まだなんも勉強しとらんとよ。
そもそも、中学２年の２学期に学校を自主退学して以来
まったく勉強をしとらんので、中学生レベルの漢字がわからん、
英語がわからん、算数もまったくわからん状態ばい。
いつも身内から指摘されるんやけど、
番長は新聞記者のくせに漢字の読み間違いがひじょうに多か。
いま問題になっておる『普天間』の移設。
恥ずかしながら番長は、ずっと『普天間』を『つうてんかく』と読んでおった。
大阪の通天閣がなぜ移設されるのか、不思議に思っておりやした。
そして『雰囲気』という漢字。
番長は『ふいんき』と読むとばかり思っておった。
どうりで、キーボードで『ふいんき』と打っても文字が変換されんはずや。
また、『後ろめたい』『心苦しい』という言葉がわからずに、
『心めたい』という辞書に載っていない言葉を使ってみたり、
『八百万の神』のことを『やおろずのかみ』と言っておったりした。
算数のほうも、割り算のやり方をすっかりと忘れてしまい、
英語に至っては『ゴリラ』のことを『グォルィールァ』と正しく発音ができることが
唯一の自慢のタネで、文法などはまったく知らんとよ。
いかん。
こんなことでは、いかんばい。
これから気合ば入れて、小学校の学問から勉強し直しよります。
なんで高校卒業認定試験にチャレンジするのかというと、
最近、いろんな教育現場から講演依頼がくるようになったから。
番長はいつも「人間は学歴だけやなかぞ」と偉そうに言うておるばってん、
よく考えてみれば、番長は中卒やなかか。
そんな男がいくら「学歴だけやない」と言ったって、
聞く人が聞けば、しょせんは負け犬の遠吠えにしか思わんやろう。
やはり、講演をするんやったら、相手に説得力を与えるためにも
せめて高校卒業の認定を取得しておかないかんめえ。
だけん、番長はチャレンジしよります。
皆さん、１１月の試験結果ば楽しみにしとっておくんなせい！
合格をしたならば、遠慮なくご祝儀ば包んでおくんなせい！
ばってん、万が一不合格やったならば…
遠慮なく指ばさして笑っちゃってん。
番長は、そういったキャラクターやけんね！
本日、結婚
＝byブラジル番長＝