ブラジル番長【Diary】 -16ページ目

あばよ!日本

読者の皆さまへご報告いたしよりやす。

番長は明日から1ヶ月間、ブラジルに出張するばい。


著書やメディアなんかでは、

『1年のうち、約半分はブラジルにいます』などと

大きく出ておるばってん、

実際には、日本国内でのお仕事が忙しくなったために

2008年からブラジルには行っとらんやった…。


読者の皆さん、毎度ハッタリばかましており、すんまっせん。


ブラジル番長【Diary】


さて、今回のブラジル取材には、

九州テレビ業界の重鎮である瀬戸島正治さんが同行しよる。


瀬戸島さんは、TNC(テレビ西日本)の制作部次長をされとる方で、

現在、番長のドキュメンタリーを撮影してくれておる、

まるで神様のような存在なのじゃ。


彼と一緒にアマゾンの奥地へ行き、秘境で生活しておる日本移民を訪ねる。

それが今回のブラジル行きのメーンとなりやす。


下記は、ドキュメンタリー放映の詳細。

読者の皆さん、カレンダーに記入しておくんなせい。


番組名: ドキュメント九州 (TNCテレビ西日本)

タイトル: ブラジル番長

放映日: 5月30日(日)朝6:30~

内容: サンパウロ新聞社福岡支局長の日常を追った、

バリバリのドキュメンタリー


ちなみに九州全域(沖縄県を含む)で放映されよります。

早朝の番組というのが痛いところやが、当日はぜひ早起きしちゃってん。


その他の地域にお住まいの皆さんは、残念ばってんが、

この番組はなかったということで…。

いずれ全国放送されることをお祈りしとってくださいや。



そいて、番長は5月5日に日本へ帰国しよるが、

その後、関東で2箇所、トークショーやら講演会ばやりよります。

関東方面にお住まいの皆さんは、この機会にぜひお会いしましょうや。



「海外『裏』旅行ナイト~世界の危険な遊び方」

出演: 嵐よういち、太田宏人、ブラジル番長

司会: 丸山ゴンザレス

日時: 5月6日(木)18:30オープン、19:00スタート

場所: 新宿ロフト・プラスワン

前売: ¥1800(前売はローソンチケットにて【L:36314】)

当日: ¥2000(いずれも飲食別)

内容: 中南米の危険エリアで遊んできた旅の達人がお送りするトークライブ。
いま、もっともホットなエリア「ブラジル」の知られざる一面も明かされる。
すべての海外&旅マニア絶対必見!!



「ブラジル番長に聞く! 世界最高の少年教育」

主催: 教育を守る会-平塚、大磯、二宮学習会

日時: 5月9日(日) 18:00~20:00 ※19:30からグループトーク

場所: ひらつか市民活動センターAB会議室

ホームページ: http://www.scn-net.ne.jp/~hira-sc/

参加費: 無料

問い合わせ: 中地区教育文化研究所 

TEL 0463(31)7717 FAX 0463(31)2764

内容: 少年院、南米放浪を経験した元ヤンキーは、

どのような事を学んできたのか?

ブラジル番長が若者や教育者へ贈るバリバリ・メッセージ!



それでは、ブラジルさい行ってきよります。

はやく金髪のお姉ちゃんたちからチヤホヤされたか。


=byブラジル番長=

番長の漫画、初公開!

今日の日記では、

番長の自作漫画ば紹介するばい。


漫画のタイトルは『セールス一徹』。

番長が中学校3年生の時に、シンナーば吸いながら

漫画家を目指しとった頃の力作じゃ。


この漫画は、自分で言うのも何やけど

かなり完成度が高か。


17年前の作品ばってん、

今でも十分に笑える漫画ばい。


それでは、番長の解説付きで漫画ばご披露させていただきやす!


(携帯からは漫画が読みづらいので、PCで読むべし!)

ブラジル番長【Diary】


漫画は、学習ノートに鉛筆描きしたものじゃ。

あの頃は、中学校に通わず、漫画本に明け暮れとったので、

おのずと漫画家を志したのじゃよ。


ブラジル番長【Diary】


初っ端から背広を忘れて、全裸で出勤する一徹。

強烈な漫画の出だしである。

ブラジル番長【Diary】


鬼上司の下でペーペーサラリーマンを勤める一徹。

大都市で生き抜くために彼は社会で闘っておるのだ。


ブラジル番長【Diary】


こういったノルマ制の会社は大嫌いじゃ。

中学校の頃から、番長は能力主義社会に反発しておった。


ブラジル番長【Diary】


御天とさまに、お顔があるところがメルヘンチックでよろしい。

よく見ると、御天とさまの下で、飛び降り自殺している者が…


ブラジル番長【Diary】


同僚のアドバイスが、てきとうでよか。

ブラジル番長【Diary】


窓からブランコをぶら下げて遊んどる子供がおるばってん、

一体どげな原理で、こいどうと?

中学校の頃の番長は、ニュートンの万有引力の法則なんて

完全に無視しとったぜ。


ブラジル番長【Diary】


なぜか団地の路上にドラゴンボールのZ戦士が!

この当時は、スーパーサイヤ人に憧れとりました。


ブラジル番長【Diary】


でた! ヤンキー兄ちゃん。

やっぱり番長の絵には、ヤンキーが登場するばいね。

ブラジル番長【Diary】


こげなヤクザチックなオッサンが出てきた日には、

番長でも顔が引きつりますばい。

セールスマンは大変なのじゃ。


ブラジル番長【Diary】


普通だったら一徹さんを殴った時点で、傷害罪が確定する。

こういった滅茶苦茶なところが、漫画っぽくてよろしい。

ブラジル番長【Diary】


中学生ながら、遠近法、立体法、

あらゆる技術を駆使してこの漫画ば描きよりました。


ブラジル番長【Diary】


なんと行き着いた先は、御坊家だったという意外性。

中学生の発想ならではばいね。

それにしても、この当時、番長が愛読しとった漫画本のキャラが

おしみなく登場しよるなあ。


ブラジル番長【Diary】


さ、さすが御坊家998代当主・御坊亀光である…。

歯ブラシセット如きにポンと3千万円も払うとは、太っ腹ばい。

この頃、番長は御坊家のようなお金持ちに憧れとった。


ブラジル番長【Diary】


「もうかった」音頭を踊っている市民の中に

ボディビルダーを発見!

そうそう、この頃は中学校をサボって

ボディビル・ジムに通っとったけんな~


いやあ、いいオチやった。

自画自賛になるばってん、「まさにギャグ漫画の傑作」やね。



そうや! 新聞社ばクビになったら、漫画家になろう。


=byブラジル番長=

オギャー萩

番長はこのほど、山口県萩市へ行ってまいった。


ブラジル番長【Diary】


見てみなさい、この凛とした顔ば。

そう、ここは幕末の志士たちを数多く輩出した

天下の学び舎『松下村塾』である。


このような場所に来れば、

おのずと顔も引き締まるってもんばい。


ばってん番長は、お恥ずかしながら萩へ行く前まで、

『松下村塾』のことば「まつしたむらじゅく」と呼んでおった。


自称・日本の歴史研究家を名乗っておった番長は、

これまで多くの無知な元ヤンたちに

幕末の話を自慢げに聞かせてあげよったばってん

肝心の松下村塾の読み方を間違っとったとは、我ながら情けなか。


これからは、もっと歴史の勉強に励まにゃいかんな。


ブラジル番長【Diary】


「この部屋で幕末の志士たちは、勉強しよったんや~」

そう思うと、番長の太い腕に鳥肌が立った。


「松陰先生。これからはブラジルの時代がきまよります。

ブラジルは資源に恵まれ、しかも160万に上る日系人が暮らしとる国です。

いまの日本人は、アメリカと中国にしか目を向けとりません。

ばってん、これからの日本の未来を考えれば、

親日派であるブラジルと手を結ぶことのほうが、

日本の国益になるんやなかろうかと思うとです。

日本のテクノロジーと、ブラジルの資源を共有し合う。そうすれば、

両国はさらに発展しますばい。

番長はこれから、日本とブラジルを結ぶという使命がござる。

松陰先生、番長はその使命を果たすべく日々精進しまする~」


と、この日記を書くのが面倒臭くなるぐらい、

長々と吉田松陰先生にお誓いば申し上げた。


その後、


ブラジル番長【Diary】


松下村塾の塾生だった伊藤博文の家を訪ね、

伊藤博文が入浴しとったという五右衛門風呂ば見学。


「昔のお風呂はこんなに狭かったんや」

と、鳥肌を立てながら感心し、

ブラジル番長【Diary】


木戸孝允(桂小五郎)の家に植えてあった

立派な松の木ば見て、


「これはアートじゃ~」と、写メを連写した。


↑の写真は、まるで影絵に見えるばいね。

これが、番長の写メの腕前じゃ。


ブラジル番長【Diary】


そして、高杉晋作の家を見学に訪れる際、

見学料が500円やったら、窓口の人に


「そりゃタカスギや!」と、

駄洒落を言ってやろうと意気込んでおったんやけど、


あいにく、見学料が100円やったので、

駄洒落を断念するハメになった。


いや~、とにかく萩は見るところがいっぱいや。


ブラジル番長【Diary】


最後は、玉木文之進の家。

築140年というからスゴか…


実は、番長はこの家を訪ねることが

萩に行った最大の目的やった。


歴史上の人物で最も尊敬しておる乃木希典大将が、

少年時代をこの家で過ごしたからじゃ。


番長は、玉木邸にお邪魔させてもらい、

しばらくの間、居間で瞑想しとった。


乃木大将も百数十年前、番長と同じ場所に腰掛けて

日本の将来のことを考えよったんやろうなあ。


番長たちだってやればできるはず。

吉田松陰や乃木希典たちのように、この国をよい方向に変えねばならん。


そういった決心をした。


今回は仕事をサボって萩に行ってよかった。

これからも、こういった意義のある旅のためやったら、

どんどん仕事をサボっちゃるばい。


人間には、仕事以上に大切なこともあるとぜ。


さて、次は鹿児島じゃ~

西郷さん、待ってておくんなせい。


=byブラジル番長=