ブラジル番長【Diary】 -15ページ目

帰ってきたばう!

番長、やっとこさ福岡に帰ってきよりました。


ブラジルから成田に到着したのは5月5日のことやけど、

その足でしばらくのあいだ東京、神奈川ばウロウロしておった。


つい数週間前まで、文明の匂いがまったくしないアマゾンのど真ん中で、
野生のサルやら、オウムやらと一緒に過ごしておったのに、
帰国した直後に新宿のど真ん中ば歩いてみると、


「本当にここは同じ地球やろうか?」と、自分の目ば疑いたくなったばい。


『新宿とアマゾン』。住むならどっちにしようかと考えてみれば、
大都会の人ごみの中で暮らすのはくたびれるし、かと言って、
パチンコ屋のひとつもないアマゾンの奥地で暮らすのも厳しい。


う~ん、そう考えるとやっぱり番長はほどよい都会で、ほどよい自然がある
福岡市東区が一番よか。


「地元最高ばい~!!」


という、くだらない結論に到達し、
ようやく自宅で腰を下ろしとる番長でございやす。


さて、東京では一体何ばしとったかというと、

丸山ゴンザレス、嵐よういち、太田宏人と共に
新宿ロフト・プラスワンでトークライブばやりよった。


タイトルは「海外『裏』旅行ナイト世界の危険な遊び方」


新宿歌舞伎町の中にあるこのイベント会場は、
過去にもホリエモンやら三浦和義やら、
世間を騒がせとった方々がトークライブば催したこともある

まさに日本サブカルチャーの殿堂である。


ブラジル番長【Diary】


そんなイベント会場で、番長は得意分野である
暴走族の話と、南米おバカ体験記ば長々と話させてもらったら、


「知らん世界の話が聞けた」と皆さん、大喜びしとったばい。


この日、トークイベントに出演する直前に
控え室にて、丸山さんと嵐さんがネットラジオの収録ばやりよりました。
ゲストはこの私、番長でございやす。


『海外ブラックロードpodcast』
http://www.blackroad.net/blackroad/


余談やけれどもトークショーには、
『裏のハローワーク』でお馴染みの
作家・草下シンヤさんがお越しになっとった。


打ち上げでは草下さんから歌舞伎町の雑居ビル内部にある
かなり怪しい雰囲気のお店に連れて行かれた。


ブラジル番長【Diary】

※草下さんは左から2人目

番長の隣のホストみたいな男性が嵐よういちさん。


アウトロー作家の大御所・草下さんと一緒に
朝まで水タバコば吸っとったこと、番長は生涯の誇りとしますばい。


その後、神奈川県平塚へと足ば伸ばし、
今度は平塚の『教育を守る会』の皆さま主催による講演会ば行いよりました。


タイトルは『ブラジル番長に聞く! 世界最高の少年教育』


この講演では、地域の教職員の方々や大学生たち、
そのほか新聞記者を志しておる青年などもお越しになった。


新宿ロフトプラスワンの客層とは、えらい違いやった…。


さすがに普段は不真面目な番長も、

この日ばかりはしっかりと少年教育について語ったばい。
やないと、今後、金輪際(こんりんざい)講演には招かれんごとなるけんね。


ブラジル番長【Diary】

こうしてブラジル、東京、神奈川での全日程を終えて、
福岡に帰ってきたとぜ。


前回の日記と合わせて、この1ヶ月間を振り返ってみても、
いかに番長が遊んどらんか、読者の皆さんもよくおわかりになったことやろう。


というわけで、



明日は近所のパチンコ屋さんで遊ばせてもらいやす!


=byブラジル番長=

番長、アマゾンを歩く

押忍! 只今、サンパウロ新聞社の編集部で
暇をこいておる番長でございやす。


ブラジル滞在期間も残すところあと4日、
1ヶ月の出張なんぞ、アッという間ばいね。


ふり返れば成田空港の待合ロビーで遊び始めた『ドラクエ9』も
今では勇者のレベルが41になり、
今日にでもラスボスを倒しに行けるほど成長しよりました。


13年前にはじめて南米へ行った時は、ひたすら『たまごっち』の
あっちむいてホイで遊びよったばってん、現代はDSですばい。
旅をしながら液晶画面でゲームができるなんて、
時代は進んだもんばいなあ~



…さて、そげなことは置いといて、

今回の日記では、ブラジル出張のご報告ばさせていただきやす。


ブラジル番長【Diary】


番長は今回、アマゾンの奥地へと足を踏み入れよった。
車で陸路をひた走り、陸路がなくなるとモーターボートをチャーターして、
アマゾン川を延々と下った。


モーターボートに乗っとったら、2メートルはあろうかという
巨大なワニが近寄ってきて「ギャー」。


なかなかスリリングな川下りやったので、

ついでにピラニアを釣ろうということになり、
ボートから釣り糸をたらしてみた。


そいたら…


ブラジル番長【Diary】


↑ピラニアよりも、さらに凶暴なカンジルーが釣れよった。


このお魚さんは、魚体を回転させながら人間の肉を食いちぎり、
体内に潜入してきよります。洒落にならんめ…。


しかし、暑さに弱い番長は、
釣りの最中に汗ダクダクになってしまったので、

「もう我慢できんば~い!」と、
パンツ一丁でアマゾン川に飛び込んだとでした。


ブラジル番長【Diary】


「ウォォー!!」


↑もしも観光客がアマゾン川クルーズしている時に、
突然こんな生物が水面から顔を出したら、驚くやろうな。


番長はこのように、気合いでアマゾン川に飛び込んでみたばってん、
体に『何か得体の知れない生物らしきもの』が寄ってきたので、
すぐに川から上がらせていただきやした。


その後は、


ブラジル番長【Diary】


↑38口径のピストルを持ってうろついたり、


ブラジル番長【Diary】


↑刑務所の中を見学したりと、
かなりワイルドなアマゾン滞在となった。


もちろん、取材でアマゾンに行っとったので、遊びじゃなかとよ。
読者の皆さんも、そこらへんば勘違いされんごと。


今回のアマゾン取材の旅は、

5月30日(日)朝6時半からの『ドキュメント九州』で放映されるけん

楽しみにしとっておくんなせい。



現在は、取材を終えてサンパウロに帰って来とりやす。

新聞社のゆかいな面々たちと、相変わらず

麻雀→仕事→また麻雀の生活ば送っとる。


本を出したけん、皆からチヤホヤされて

なかなかグッドな居心地よ。



さて、ブラジルですっかり充電したことやし、
来週は日本さい帰りやすか。


=byブラジル番長=

サンバ・スター

ボンジーア!
番長は只今、ブラジルにやって来とりやす。


先日、リオデジャネイロからサンパウロへ行く飛行機に

ポヤーッと乗っておったら、

とんでもない人物が番長の座席の前に座りんしゃった。


その人物とは、なんとサンバ界のスーパースター

Zeca Pagodinho(ゼッカ・パゴジンニョ)である。

ブラジル国民であれば、老若男女だれでもZecaのサンバを愛しており、

サンバ好きな日本人の間でも知名度は高か。


Zecaの音楽 http://www.youtube.com/watch?v=ZR3SJgQhKfs&feature=PlayList&p=7D03F5B7E244B4E0&playnext_from=PL&playnext=1&index=1

※↑をアドレスバーに貼り付けんと開けんごたあ。


番長も20代の頃は、Zecaの歌を励みにブラジルで生活しておった。

もちろん彼の大ファンである。


ばってん、相手は超有名人やけん声を掛けづらいやん。

しばらくの間、番長はZecaの後方から

まるでストーカーのように彼の動作を観察しておった。


ブラジル番長【Diary】

飛行機が飛び立って30分後、

「こんな機会は滅多にないばい。サインを貰うなら、今しかなか」

と意を決して、Zecaの席に歩み寄った。


番長がZecaの横へ行くと、「オラー!」と声を掛けられた。

「オラー」とは、ポルトガル語で「やあ!」の意味なので、

決して怒っとるわけではなか。


「あの…、私は日本人なんですけど、Zecaさんの大ファンで、

CDもDVDも持っとるんですよ」

 そう話すと、Zecaは快くサインに応じてくれ、しばし雑談を楽しんだ。

ブラジル人はフレンドリーばいなあ。


ブラジル番長【Diary】

ブラジル番長【Diary】


そして、すぐさま番長の付き人であるS君ば呼んで、

Zecaと一緒に記念写真ば撮らせた。


「うおおお! 一生の思い出になったばい~」


サンバ好きの番長にとっては、

桑田佳祐や北島三郎からサインを貰うよりも嬉しい出来事やった。


その後、飛行機はサンパウロ市に到着。
リベルダーデ東洋人街に戻ってきて、

早速、Zecaと一緒に写った写真を確認した。


ばってんが!



ブラジル番長【Diary】


「うあああーーー!!」


逆光になっとるやないかい。

S君、キミは何て使えない奴なんだ…。

普通、機内で写真を撮るんだったらフラッシュをたくのが常識やろうが。



そういった訳で、我が愛すべきサンバスターとの写真は無しよ…。


=byブラジル番長=