帰ってきたばう!
番長、やっとこさ福岡に帰ってきよりました。
ブラジルから成田に到着したのは5月5日のことやけど、
その足でしばらくのあいだ東京、神奈川ばウロウロしておった。
つい数週間前まで、文明の匂いがまったくしないアマゾンのど真ん中で、
野生のサルやら、オウムやらと一緒に過ごしておったのに、
帰国した直後に新宿のど真ん中ば歩いてみると、
「本当にここは同じ地球やろうか?」と、自分の目ば疑いたくなったばい。
『新宿とアマゾン』。住むならどっちにしようかと考えてみれば、
大都会の人ごみの中で暮らすのはくたびれるし、かと言って、
パチンコ屋のひとつもないアマゾンの奥地で暮らすのも厳しい。
う~ん、そう考えるとやっぱり番長はほどよい都会で、ほどよい自然がある
福岡市東区が一番よか。
「地元最高ばい~!!」
という、くだらない結論に到達し、
ようやく自宅で腰を下ろしとる番長でございやす。
さて、東京では一体何ばしとったかというと、
丸山ゴンザレス、嵐よういち、太田宏人と共に
新宿ロフト・プラスワンでトークライブばやりよった。
タイトルは「海外『裏』旅行ナイト世界の危険な遊び方」
新宿歌舞伎町の中にあるこのイベント会場は、
過去にもホリエモンやら三浦和義やら、
世間を騒がせとった方々がトークライブば催したこともある
まさに日本サブカルチャーの殿堂である。
そんなイベント会場で、番長は得意分野である
暴走族の話と、南米おバカ体験記ば長々と話させてもらったら、
「知らん世界の話が聞けた」と皆さん、大喜びしとったばい。
この日、トークイベントに出演する直前に
控え室にて、丸山さんと嵐さんがネットラジオの収録ばやりよりました。
ゲストはこの私、番長でございやす。
『海外ブラックロードpodcast』
http://www.blackroad.net/blackroad/
余談やけれどもトークショーには、
『裏のハローワーク』でお馴染みの
作家・草下シンヤさんがお越しになっとった。
打ち上げでは草下さんから歌舞伎町の雑居ビル内部にある
かなり怪しい雰囲気のお店に連れて行かれた。
※草下さんは左から2人目
番長の隣のホストみたいな男性が嵐よういちさん。
アウトロー作家の大御所・草下さんと一緒に
朝まで水タバコば吸っとったこと、番長は生涯の誇りとしますばい。
その後、神奈川県平塚へと足ば伸ばし、
今度は平塚の『教育を守る会』の皆さま主催による講演会ば行いよりました。
タイトルは『ブラジル番長に聞く! 世界最高の少年教育』
この講演では、地域の教職員の方々や大学生たち、
そのほか新聞記者を志しておる青年などもお越しになった。
新宿ロフトプラスワンの客層とは、えらい違いやった…。
さすがに普段は不真面目な番長も、
この日ばかりはしっかりと少年教育について語ったばい。
やないと、今後、金輪際(こんりんざい)講演には招かれんごとなるけんね。
こうしてブラジル、東京、神奈川での全日程を終えて、
福岡に帰ってきたとぜ。
前回の日記と合わせて、この1ヶ月間を振り返ってみても、
いかに番長が遊んどらんか、読者の皆さんもよくおわかりになったことやろう。
というわけで、
明日は近所のパチンコ屋さんで遊ばせてもらいやす!
=byブラジル番長=
番長、アマゾンを歩く
押忍! 只今、サンパウロ新聞社の編集部で
暇をこいておる番長でございやす。
ブラジル滞在期間も残すところあと4日、
1ヶ月の出張なんぞ、アッという間ばいね。
ふり返れば成田空港の待合ロビーで遊び始めた『ドラクエ9』も
今では勇者のレベルが41になり、
今日にでもラスボスを倒しに行けるほど成長しよりました。
13年前にはじめて南米へ行った時は、ひたすら『たまごっち』の
あっちむいてホイで遊びよったばってん、現代はDSですばい。
旅をしながら液晶画面でゲームができるなんて、
時代は進んだもんばいなあ~
…さて、そげなことは置いといて、
今回の日記では、ブラジル出張のご報告ばさせていただきやす。
番長は今回、アマゾンの奥地へと足を踏み入れよった。
車で陸路をひた走り、陸路がなくなるとモーターボートをチャーターして、
アマゾン川を延々と下った。
モーターボートに乗っとったら、2メートルはあろうかという
巨大なワニが近寄ってきて「ギャー」。
なかなかスリリングな川下りやったので、
ついでにピラニアを釣ろうということになり、
ボートから釣り糸をたらしてみた。
そいたら…
↑ピラニアよりも、さらに凶暴なカンジルーが釣れよった。
このお魚さんは、魚体を回転させながら人間の肉を食いちぎり、
体内に潜入してきよります。洒落にならんめ…。
しかし、暑さに弱い番長は、
釣りの最中に汗ダクダクになってしまったので、
「もう我慢できんば~い!」と、
パンツ一丁でアマゾン川に飛び込んだとでした。
「ウォォー!!」
↑もしも観光客がアマゾン川クルーズしている時に、
突然こんな生物が水面から顔を出したら、驚くやろうな。
番長はこのように、気合いでアマゾン川に飛び込んでみたばってん、
体に『何か得体の知れない生物らしきもの』が寄ってきたので、
すぐに川から上がらせていただきやした。
その後は、
↑38口径のピストルを持ってうろついたり、
↑刑務所の中を見学したりと、
かなりワイルドなアマゾン滞在となった。
もちろん、取材でアマゾンに行っとったので、遊びじゃなかとよ。
読者の皆さんも、そこらへんば勘違いされんごと。
今回のアマゾン取材の旅は、
5月30日(日)朝6時半からの『ドキュメント九州』で放映されるけん
楽しみにしとっておくんなせい。
現在は、取材を終えてサンパウロに帰って来とりやす。
新聞社のゆかいな面々たちと、相変わらず
麻雀→仕事→また麻雀の生活ば送っとる。
本を出したけん、皆からチヤホヤされて
なかなかグッドな居心地よ。
さて、ブラジルですっかり充電したことやし、
来週は日本さい帰りやすか。
=byブラジル番長=
サンバ・スター
ボンジーア!
番長は只今、ブラジルにやって来とりやす。
先日、リオデジャネイロからサンパウロへ行く飛行機に
ポヤーッと乗っておったら、
とんでもない人物が番長の座席の前に座りんしゃった。
その人物とは、なんとサンバ界のスーパースター
Zeca Pagodinho(ゼッカ・パゴジンニョ)である。
ブラジル国民であれば、老若男女だれでもZecaのサンバを愛しており、
サンバ好きな日本人の間でも知名度は高か。
※↑をアドレスバーに貼り付けんと開けんごたあ。
番長も20代の頃は、Zecaの歌を励みにブラジルで生活しておった。
もちろん彼の大ファンである。
ばってん、相手は超有名人やけん声を掛けづらいやん。
しばらくの間、番長はZecaの後方から
まるでストーカーのように彼の動作を観察しておった。
「こんな機会は滅多にないばい。サインを貰うなら、今しかなか」
と意を決して、Zecaの席に歩み寄った。
番長がZecaの横へ行くと、「オラー!」と声を掛けられた。
「オラー」とは、ポルトガル語で「やあ!」の意味なので、
決して怒っとるわけではなか。
「あの…、私は日本人なんですけど、Zecaさんの大ファンで、
CDもDVDも持っとるんですよ」
そう話すと、Zecaは快くサインに応じてくれ、しばし雑談を楽しんだ。
ブラジル人はフレンドリーばいなあ。
そして、すぐさま番長の付き人であるS君ば呼んで、
Zecaと一緒に記念写真ば撮らせた。
「うおおお! 一生の思い出になったばい~」
サンバ好きの番長にとっては、
桑田佳祐や北島三郎からサインを貰うよりも嬉しい出来事やった。
その後、飛行機はサンパウロ市に到着。
リベルダーデ東洋人街に戻ってきて、
早速、Zecaと一緒に写った写真を確認した。
ばってんが!
「うあああーーー!!」
逆光になっとるやないかい。
S君、キミは何て使えない奴なんだ…。
普通、機内で写真を撮るんだったらフラッシュをたくのが常識やろうが。
そういった訳で、我が愛すべきサンバスターとの写真は無しよ…。
=byブラジル番長=










