130% | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。

 

たとえばこんなシチュエーション。

 

若い愛人の前で夫が妻である自分に言います。

「僕にとって彼女は唯一無二の存在なんだ」

悲しい気持ちはありますが、

それを二人に悟られてはいけません。

こういうときこそ無理して130%明るく振る舞うのです。

そこに悲しみの演技や表情を1%も加えてはいけません。

 

その30%の異常が相手役や観客には、

「悲しみ」として伝わるのですから。

 

 

▶︎近景