以前、テレビである実験を見ました。
日本人の大学生とアメリカ人留学生それぞれに、
シンデレラをジェスチャーで説明しろ、
という課題が与えられました。
日本人学生は手で家の形を説明したり、
シンデレラの髪が長いことや、
ドレスを着ていることなどを、
身振り手振りで説明し始めました。
結果、見ている人に、
それがシンデレラだとお伝わるのには、
相当の時間を要しました。
ところがアメリカ人学生はいきなり掃除を始めたのです。
掃き掃除に拭き掃除、
そして額の汗を手で拭い悲しそうに遠くを見つめました。
見ている人たちにはそれがシンデレラだと、
たちどころに伝わりました。
つまり彼は形ではなく気持ちを伝えたわけです。
この日本人とアメリカ人の感覚の違い。
驚きの瞬間でした。
▶︎近景