職人 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


職人さんが作る「おろし金」はひとつ7000円もします。

しかし、その寿命は20年で、

しかも、20年後に修理に出すと、

約半額の金額で新品同様に甦らせてくれます。

そんな職人さんが言った言葉。


世の中は三角じゃいけない。

義理を欠いたり、人情を欠いたり、欲をかいてはいけない。


先日、10年くらい使っていた、

ステレオアンプが壊れたので修理に出しました。

すると、1万円で新製品(同等の)に、

お取り替えしますよ、と言われました。


他のメーカーでも、

買ったばかりの電機製品の調子が悪かったので、

修理を依頼したところ、

別の新品に取り替えてくれました。


……それでいいのかなあ、日本企業。



▶︎高田馬場