男と女の科学3 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


何故、恋は3年で冷めてしまうのか?


人間の歴史とは子供を産み育てることが、

大変になる歴史でもありました。


私たちの祖先は、およそ四百万年前までに、

アフリカの大地で二足歩行を初めていました。

自分の体重を二本の足で受け止めるため、

骨盤の形は大きく変わりました。


ところがそのせいで赤ちゃんが生まれる産道を、

大きく出来ないという制約が生じることになったのです。

さらに二本の足で駆け巡るようになった人類は、

道具を使って狩りを始めました。

栄養価の高い肉を食べるようになり、

脳が飛躍的に大きくなっていきました。

しかし、産道を大きく出来ないため、

赤ちゃんを小さいうちに、

言わば未熟児の状態で産むしかありませんでした。


人工ミルクもない時代。

赤ちゃんは女性がつきっきりで、

世話をしなければなりません。

このため子育てのあいだ、

きちんと協力してくれるパートナーが必要になった女性は、

記憶をたよりに、

男性を見極めるようになったのではないかと思われます。

一方、男の方も産ませっぱなしというわけにはいきません。

大量のエネルギーを消費する、

大きな脳を持つ我が子が育つには、

栄養価の高い食べものを、

常に届けなければならないのです。



▶︎常陸