男と女の科学2 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


何故、人は人を好きになるのか?


男と女は同じように恋をしているのに、

活発な場所には違いもあるんだそうです。

男の場合「島皮質」(とうひしつ)

と呼ばれる場所の一部が活発に。


ここは視覚に関係している場所で、

これは、その女性が健康な、

赤ちゃんを産んでくれるかどうか。

男は何百万年もの間、

自分の目で見極める必要があったからで、

では、具体的にどこを見ているのか?


それは、腰のくびれなんだそうです。


腰のくびれを見るということは、

ウエストとヒップの関係を見ることです。

世界中で調査したところ、

7:10の比率が好まれたそうで、

そこで世界各地の歴史的美術品を調査すると、

やはりウエストとヒップの比率の平均が、

7:10だったそうです。


女性は初潮を迎え、

子供を産む準備が整うに従いウエストが細くなり、

逆に閉経とともにホルモンのバランスが変わり、

ウエストが太くなっていきます。

つまりウエストとヒップの比率は、

出産適齢期に7:10に近づいていく。


男は一瞬見ただけで、

女性を評価するようプログラムされていて、

これは複数の人から、

相手を選ぶためのメカニズムなんだそうです。

その上で、相手が自分に興味を示せば、

彼女の笑顔が素敵だなどと分析していきます。


一方、女性だけで活発になった脳の場所は、

「帯状回」(たいじょうかい)

ここは記憶と深い関係がある脳の一部です。

これも子作りと関係があるようです。

相手が良い父親になってくれるかどうか、

見た目だけでは判断できません。

相手が何を約束し、

それを果たしてくれたかどうかが大事なのです。


恋する男と女の脳の違いは、

ともに子育てに相応しい相手を、

探しているという事情が隠されています。

つまり、子育てこそ人間が生物として、

恋愛を進化させた理由なんだそうです。



▶︎近景