世界中に創業200年を越える老舗は、
7212社あると言います。
そして世界でもっとも老舗の多い国は実は日本なのです。
5位までの順位は、
1位 日本 3113社
2位 ドイツ 1563社
3位 フランス 331社
4位 イギリス 315社
5位 オランダ 292社
と断トツ1位です。
ちなみに日本でもっとも古い老舗は、
「金剛組」という宮大工の会社で、
創業はなんと西暦578年、
聖徳太子の時代からあったというから驚きです。
一説には日本は島国で、
歴史的に侵略や戦争が少なかったため、
老舗が多く残ったと言われますが、
職人が精魂傾けて良い物を作り、
それを買い求めた人が長く大事に使ってきたという、
本来の日本人気質が、
老舗を育んで来たんだと思います。
現代の消費文明から考えるとちょっと隔世の感があります。
企業が多角経営をしたり株に手を出したり、
「良い物を作る」ではなく「儲ける」
という価値観でやってきた結果が現在の日本です。
そしてそれは世界の風潮でもあります。
老舗が世界一多い国としての誇りを取り戻すために、
本来の方向へ方向転換する必要が、
あるんじゃないかと思います。