胎児だったときの記憶はあるか?
99、99パーセント嘘っぱちだそうです。
脳科学的にはありえないという胎児の記憶。
最近の研究で人間の脳の成長は、
まるで蝶の幼虫がサナギへと変化していくように、
その成長過程で、
劇的な変化をするということがわかって来たそうで、
3歳くらいで子供の脳の構造は大きく変わるそうです。
つまり成長期を迎えた3歳くらいの子供の脳では、
記憶を司る領域に新たな神経回路が劇的に生まれるそうで、
その際にそれまでの記憶は消去されると言います。
ではいったいなぜ3歳までの記憶は消去されるのでしょうか?
3歳までの記憶が消去される理由には、
それまでの記憶が、
目を覚ましたら母親がいないなどの恐怖や不安など、
マイナスな記憶が多いからだそうで、
そういったマイナスの記憶がトラウマにならないよう、
脳が劇的に成長する際に、
不要な情報として消去してしまうそうです。