胆力 戦国時代の逸話にこんなのがあります。 ある武士の妻が夫の敵を討つために、 相手の武士のところに赴きます。 ところが戦っているうちに、 相手を愛するようになってしまい二人で出奔。 しかし、それでは夫の親族が収まりません。 長年かかってついに二人の居所を突き止めます。 そのとき女はわざと追っ手に自分の片腕を切り落とさせ、 「それで勘弁してくださりませ」 と言って、男と再び行方をくらましたのだそうです。 昔の人の胆力は凄まじい。 つくづく現代人である自分がひ弱だと思い知らされます。▶︎みりん