鬼 | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


昔、手塚治虫の漫画の中に登場してきた鬼、

その正体は漂流して日本に住み着いた西洋人でした。


その赤ら顔、金髪、

その着想、設定がとても斬新で度肝を抜かれました。

昔の日本人が初めて西洋人を目の当たりにしたら、

妖怪だと思ってしまっても無理はないでしょうね。


その後、テレビのドキュメンタリーで、

カッパの正体は、実は西洋人宣教師ではないかとの、

仮説を立てていた番組がありました。


確かに頭の皿は宣教師の髪型に酷似していますし、

痩せて腹が出ている体型は栄養失調状態だったのではないか、

これもリアリティのある仮説だと思いました。


人間の無知と不安が西洋人を妖怪に仕立ててしまう、

妖怪も幽霊も人間の想像力の賜物ですね。



▶︎原宿