昔、手塚治虫の漫画の中に登場してきた鬼、
その正体は漂流して日本に住み着いた西洋人でした。
その赤ら顔、金髪、
その着想、設定がとても斬新で度肝を抜かれました。
昔の日本人が初めて西洋人を目の当たりにしたら、
妖怪だと思ってしまっても無理はないでしょうね。
その後、テレビのドキュメンタリーで、
カッパの正体は、実は西洋人宣教師ではないかとの、
仮説を立てていた番組がありました。
確かに頭の皿は宣教師の髪型に酷似していますし、
痩せて腹が出ている体型は栄養失調状態だったのではないか、
これもリアリティのある仮説だと思いました。
人間の無知と不安が西洋人を妖怪に仕立ててしまう、
妖怪も幽霊も人間の想像力の賜物ですね。