源氏物語の読者紫式部は「源氏物語」を書き始めたとき、夫と死別し、一児の母となっていました。やがて紫式部は藤原道長のお声掛かりで、道長の娘の彰子に仕えます。この宮廷に勤めている時代に、彼女は「源氏物語」完成させます。執筆当時の「源氏物語」の読者は彰子を始めとし、宮廷内のごく限られた人物だけだったと考えられています。一部の公卿に加えて、僧侶や写本をした女官など、多くても数十人程度の読者しかいなかったようです。紫式部自身、まさかこんなに多くの人に、 読み継がれているとは思ってないでしょうね。▶︎原宿