板につく | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


「板」とは、そもそも芝居の舞台のことです。


役者も駆け出しのころは足元がおぼつかない感じですが、

経験を積むうちに舞台を踏む足もしっかりし、

芸も芝居の雰囲気に自然になじみ、

舞台としっくり合うようになります。


そこで安心して見ていられるようになることを、

「板につく」と言ったのだそうです。


俳優も若いうちは、

舞台で歩くときの足音がバタバタとうるさいものです。

力の加減がわからず小道具を壊したりもします。


舞台で足音をさせず、

小道具をやさしく扱えるようになれば、

一人前と言えるのかもしれません。



▶︎みりん