マイケル・ジャクソン | 田窪一世 独白ノート

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ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。


マイケルは子供のころから凄い物真似上手でした。

たとえばテレビに出ているジェームス・ブラウンを見ると、

すぐに全部覚えて兄弟たちに踊って見せることが出来ました。

いつもマイケルは一人鏡の前で練習していたそうです。


脳科学的にみて真似は基本中の基本で、

人間はすべて物真似をするところから、

成長が始まるのだそうです。

真似は脳のミラーニューロンの働きを活発にします。

ミラーニューロンというのは最近発見されたミラー、

つまり鏡のような働きをする特別な神経細胞のことで、

今、このミラーニューロンの働きがとても注目されていて、

人間の社会性や協調性、

子供の才能教育に重要な働きをすることがわかってきました。


たとえば音楽の天才であるモーツアルト、

実は彼の父はモーツアルトが幼いころ、

無理矢理にピアノを弾かせようとはせず、

最初は姉がピアノを弾くのをひたすら見せたのだそうです。

そしてモーツアルトが真似をして、

ピアノを弾きたくなってから弾かせました。

これは真似をしたくなるミラーニューロンの働きを、

巧みに利用した天才育成法と現在では考えられています。


ミラーニューロンには脳の中に特別な回路を作っています。

なので真似をすればするほど、

この部分が活性化し幼児期に才能が発達するので、

特に音楽には有効なんだそうです。


歌と踊りに天才的な才能を発揮したマイケル・ジャクソンは、

モーツアルトと同じように、

ミラーニューロンの力が生み出したものだったのです。



▶︎みりん