真似をすることでミラーニューロンが活性化する際、
真似をする相手の感情までも、
鏡のように感じることもわかってきました。
これをエンパシーと言います。
エンパシーとは共鳴、共感のことで、
ミラーニューロンの持っている特別な能力で、
たとえば人が痛い目にあっている映像を見ただけで、
その痛みを感じることがありますが、
これなどこの働きによるものなのです。
脳の中でミラーニューロンが他人が体験していることを、
同じように感じてしまうことを言うのです。
しかも雰囲気までも脳は共鳴、共感するらしく、
映画や舞台で俳優たちが怒ったり喜んだりする感情や、
空気感が観客に伝わっていくのも、
このミラーニューロンの働きなのです。
よく演技の基本は模倣だと言いますが、
脳科学の見地から見ても、
それが正しいことが証明されたわけです。
