アクターズスタジオ・インタビューという番組で、
学生がジム・キャリーに質問しました。
「脚本家志望の1年生です。
これまで何かがうまくいかなかった時、
どんなことをしてそれを乗り越えましたか?」
ジム「自分なら実現出来るとひたすら信じ込むことだ。
いかれてるようだけど理に叶ってる。
僕らは何かを創り出す者で、
すべての思考と発言がその源になるんだ。
君たちの目指す道は最高だ。
もちろん僕も試練は経験したけど、
この仕事は真実を語ることが出来る。
そこへ君たちは進む。
方法はどうあれ人間の真実を伝えるんだ。
この真実を語らせてくれるのが脚本家だ。素晴らしい仕事だ」
若い頃、「ゆきゆきて進軍」
というドキュメンタリーを見た友人が、
「フィクションはノンフィクションを越えられない」
と言って役者の道を断念して辞めていきました。
確かにドキュメンタリーには厳然とした「事実」があります。
でもドラマこそが人間の「真実」を描くことが出来るはずだと、
今もそう信じて僕はこの道を歩いています。