「物語は36通りしかない」
昔、テレビだったか本だったかは忘れましたが、
あるシナリオ学校の校長先生が仰っていた言葉です。
言われてみれば黒沢明監督の「七人の侍」は「桃太郎」だし、
「13日の金曜日」は「狼と七匹の子やぎ」だし、
「マイ・フェア・レディ」は「みにくいアヒルの子」です。
しかも「アルマゲドン」は「七人の侍」だし、
「プリティ・ガール」は「マイ・フェア・レディ」です。
つまり、物語の骨組みは、
確かに36通りしかないのかもしれません。
この言葉に勇気づけられて、
僕は戯曲を書くようになりました。
骨組みは同じでも、肉の付き方は人それぞれ違うはず。
そう信じて新作に取り組みます。
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