黒沢明と関東大震災 黒沢明監督は小学生だったころに、 関東大震災を経験しました。 そして、二十歳の兄と一緒に町を彷徨っているときに、 黒こげになった死体の山と遭遇した黒沢少年は、 思わず目をそむけました。 するとお兄さんは「目をそらすんじゃない、 しっかり見ておけ」と、明少年を叱ったというのです。 のちに映画でリアリティを追求した黒沢監督らしい、 僕の大好きなエピソードです。▶︎北海道